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【感想・レビュー】Quest単機ユーザーが「じゃぱんくえすた」で感じたこと

 

バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめやこが)です。

11月20日から27日にかけて開催された、Meta Questユーザーのためのイベント「じゃぱんくえすた」。私がそのイベントで感じたことを、エッセイ・レビュー形式で書きました。

 

最初に、なぜ私が開催前の時から「じゃぱんくえすた」に関心を持つようになったか。

単純な理由。私はいつもソーシャルVRで利用する時の大半はQuest単機で遊んでいるからと、PCとQuest両対応の大規模なイベントがあるから。

 

イベントのアカウントができた当初、Vketみたいなイベントがあると知り、興味を持つようになった。たが、Vketのような展示会だろうかと、私はアバターを作ってものを売り出す能力は全くない理由で参加しなかった。アバター作りには刺激に良さそうだから、イベントのワールドを見て回るだけで良いかと思う気持ちだった。

10月に入り、スタッフの大半がPC&Quest両対応のイベントや3Dモデル制作関係など、聞いた事があるし知っている人がリストに入っていた。これは期待したほうが良いのでは?と思った。

イベントのワールドが発表された時は私が好きな製作者の名前が入っていた。「秘境」のサックーさんと、「大正」の雨降りさんが出た地点で期待に胸踊らせた。

 

私の好きなワールドはこちら。

サックーさんの「Camp_in_Mountains」

vrchat.com

 

雨降りさんの「追憶のレコード」

vrchat.com

 

11月7日、「じゃぱんくえすた」の主催者・アルタムさんと広報・アロスさんのインタビュー記事を読んだ時にQuestの歴史や過去に経験したことなどが書かれ、Quest単機ユーザーを共感を持つようになった。

 

news.yahoo.co.jp

 

本当にそう思った。

私はほとんどQuest単機で遊んだり、イベントで交流をしている。

イベントなどの交流で仲が良かった人がPCのワールドに遊んだり、PC限定のワールドやイベントで楽しんでいる姿を見て羨ましく思った。

PC限定のイベントに行きたい時や用事の時はPCデスクトップで利用しているが、パーティクルイベントやライド系のワールドなど、これだけ遊んでも味気なく感じていた。

それでもQuestというヘッドマウントディスプレイをつけて、VRで体感したり、自分の目の前で人と交流したいと気持ちは強かった。

私は思った。「じゃぱんくえすた」はQuestユーザーの「希望の光」だ。本当に良イベントかもしれない。このイベント成功しそうだと確信した。

 

「じゃぱんくえすた」の初日、私は外出とVRでの用事があるため、ワールドすら行っていなかった。ツイッターのTLを眺め、どういう風なのか気になっていた。マスコットガールの「くえすたちゃん」の中の人(本物の声優)の情報や、コラボイベント、アンバサダーと散策ツアーなど、情報量が多くてついていけないと感じた。これはVket同等の情報量だった。

 

次の日、一人でワールドを散策して紹介してみようと軽い感じで行ってみた。まずは「神域」。ワールド入ったばかりなのに五重の塔を見ただけで感動を覚えた。

私は日記のネタになるんじゃ無いかと思い、リポート風に撮影し、このイベントのために書いてみようと考えた。

 

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tsuba-roku.com

 

ワールドを進むと、案内板が出たり、ギミックの扱いがわかりやすいなど、Questを使っている初心者には優しい内容だった。

台座にある三種の神器に触れた後、これまでに無いパーティクルショーが出た時は新鮮に感じた。

神域の奥で蜃気楼の中から現れる大鳥居を見た時に感動を覚えた。

私は満足して現実の方へ帰り、ブログを書いた。

 

次の日、イベントワールドの「大正」に行った。この時はブログを書きたい欲が出てきた。PC・Quest両対応のイベントのブースに入った直後、「これブログで紹介してみよう!」と思い、ひたすら記事を書いた。

 

 

これまでQuest対応のイベントワールドで紹介していなかった企業出展。モスバーガーや日産などの大手企業や初めて聞いた事がある企業が出展しているのがすごい印象でした。

 

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tsuba-roku.com

 

最後に「秘境」。特に山のワールドをみた時はあの大自然あふれるキャンプのワールドを思い出すほど感動した。Quest対応のワールドで再現が難しかった、透き通った透明感のある河原の水も表現されたり、歩くときの足音も実現した。サックーさんの本気を感じさせた。

 

 

アバターワールドであちこち置かれているアバター。現実世界で見かける蝋人形やマネキンに近く、VRの世界ではアバターそのものを生き生きと動いているように表現しているところが素晴らしかった。

 

「じゃぱんくえすた」でPC・Quest両対応のイベントとコラボがあると聞き、一度参加してみようと考えていた。調べてみたら突発イベントも含め、関連のイベントの数が結構多かった。

私は気になる事があった。インスタンスフルの状態でQuestの動作の負担は大丈夫なのかと心配になっていた。

同じ時期にあったPC限定のイベント・VRミュージカル「マクベス」のジョイン競争が大変激しかったと小耳に挟んだ。「じゃぱんくえすた」のコラボイベントは人気がある理由でジョイン競争に負けてしまうのか?私は弾かれるのを恐れ、不安を感じていた。

 

26日・ロールプレイ系レストランイベント「ノクトア」とコラボ。

 

私はイベント開催時刻を狙い、何事もなくジョインができた。

一度「ノクトア」で来店した事があったが、以前の時に比べると想像以上に人が多かった。この時はアンバサダー・リーチャ隊長さんさんが「じゃぱんくえすた」のために特別なアバター姿で登場した。途中でアンバサダー・ヤタノさんも現れた時点で驚きを隠せなかった。

このようなVRの世界にいる有名人と話す抵抗があり、その人と話すことはできなかったが、イベント関係者と色々雑談できたのは良い思い出。

 

27日、最終日だから最後まで遊ぼうと思い、TLを眺めた時、お昼頃に突発イベントで関連ワールドの隠し要素を紹介するツアーがあると知り、行ってみた。

元々隠し要素に興味がなく、ネタバレでも大丈夫だから、どういう仕掛けがあるのか気になっていた。

隠し要素は人が気づいていない場所が多く、探すのに大変苦労した人が多かった。それでも1週間の間でやりごたえがあると実感した。

夜11時、自分で隠し要素を解放した様子を撮りたいため、ワールドをひたすら周った。最後まで遊んだ。普段はゲームなどやり込まない私が、このイベントで結構やりこむとは思わなかった。

 

 

28日、夜0時。「じゃぱんくえすた」は無事に終了。私は遊びに疲れて寝静まったままだった。

朝起きた時にツイッターのTLを確認。スタッフロールの動画を見た時にスペシャルサンクスとして私の名前が載っていた。自分がこれまでQuestの世界で体験したことを出来るだけブログで紹介したおかげだった。

私はアピールや褒められることが苦手で、ガンガン宣伝するようなものではなかったのですが、「私と同じ立場の誰か」に刺激を受け、自分なりでやった。イベントの関係者が読んでくれていて、好評だったと声があったのは本当にうれしかった。

 

私がこれまで経験しなかったことを楽しんだり、自分で発信した甲斐があった。

1週間という長いようで短く感じるような期間ですが、いろんな要素が豊富でやりごたえはありました。

本当に期待を裏切らない、素晴らしいイベントでした。

 

改めまして「じゃぱんくえすた」、ありがとうございました!

 

 

こんなに長く拙い文章になりましたが、最後までお読みいただいた方、ありがとうございます!