こんにちは。バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)です。
突然知らない家に飛ばされ、外の様子が気になり、玄関のドアを明けたらびっくりしました。まさか、ここは何かと危ない世界に降り立つとは思いませんでした!
ここは「最後の家」というワールドにいます。
見てください。周りは朽ち果てた高層ビル群のジャングルの中に奇跡的に残った「家」。なんてことでしょう。外装は重厚感のある黒の配色のブロック、近未来感のあるデザインでしっかりとしています。
現実世界のフィクションの話といえば、新劇場版の「ヱヴァンゲリヲン」のQあたりの世界を想像されているだろう。確かにセカンドインパクトで都市部の周りが破壊されてはいるのですが。
災害か、人口減少の影響なのか、このワールドの中の謎の多い現象の中で一つ残る家。この家に住む人たちはどうやって生活しているのか気になりますね。
今回は「最後の家」という、謎の多い物件をおうかがいします。
おじゃましまーす。さっき家から出たところだし・・・。玄関のところは閉鎖されたような感じだ。玄関のドアの感触は重みを感じている。向こうのドアを開けてみよう。
こっちは吹き抜けかな?大きな窓に大きなガラス張りのようだ。軽くノックしたように叩くと固い。ガラスじゃない?これは水族館でよく使われているアクリル板に近い感じだ。見た目はクリアで透き通っている。ここで外の朽ち果てたビルと生い茂った木の風景を眺める。
ドアを開けると、落ち着いた感じのリビングルームだ。殺伐とした外の世界と思えないほどだ。ここで住んでいる人たちは大きなソファーにくつろいで動画鑑賞をしているだろう。謎の現象にあってもおかしくないし、妙に平和なところを感じる。
ここでコーヒーをいただこう。それにしてもなぜこの世界でひとつの家が奇跡的に残ったのか。この家に何か秘密がありそうだな。家の中を探索しよう。
向こうからピアノの音色が延々と鳴り続いている。ここだったのか。しかし、この部屋は誰もいない。このピアノは自動演奏機能がついているな。家に住んでいる人の中にはピアニストがいるんだろうか?
ピアノの音色と、何も無い朽ち果てたビル群のジャングルがこの世界が溶け込むような雰囲気だ。
上を見上げると、天井もアクリル板のようなものが張っている。空から降り注ぐ光の柱に当たるようになっている。そこの吹き抜けも通ったつくりになっているんだな。
部屋の中を探索すると、そこには鈍い黄金色のコアが浮かんでいる。
これはなんだろう?災害に近い謎の現象に守られた意味があるのだろうか?このワールドの説明には書かれていない、何かしら見えないものが秘められているようだ。
外の方は気になるな。でも、何かあったらこのワールドは危険なのかどうか分からない。この家から出て朽ち果てたビル群のジャングルをまわろう。
家から出て、その周辺を探索した。青々と生い茂っている木の中に朽ち果てたビル群のジャングル。そのビルは外側がほとんど剥がれ、部屋の中が剥き出しになっている。
この雰囲気は良いな。大きな廃墟の中に入っていると、不思議な世界に来たような感じ。長崎の軍艦島にある、朽ち果てたコンクリートの建物が並んでいる雰囲気と同じだ。
ビルの近くで見ると、コンクリートの部分が大変剥がれ、鉄骨が見えている。大きな災害にあって壊れたものと違い、時が経って建物が自然と朽ちるところが進んでいるようだ。
月のような星から大きな光の柱が降り注いでいる。私は光が結構当たっているところへ近づいて行くと、光が増して包み込むように消えた。
目を開けると、何かに飛ばされたようにワープしたようだ。周りを見渡すと、コンクリートのような大きな柱が見える。周りの奥を見ると、海が見えた。ここは海が近いところだろうか。家のところと全く違う別世界に来たような感覚だ。
朽ち果てたビル群。崩壊されたこの空間。
奇跡的に残った一軒の家と中にある不思議なコア。
この世界は謎に包まれたままだ。
私はぼう然としたように周りのビル群を眺めていた。
これは何だろう。最後に残った家と朽ち果てたビルの対照的な印象が「自然につくりあげた美」としてバーチャル空間の芸術的なものを感じさせるだろう。
このワールドの作者はこれが最初の作品で、かなり力を入れたように見える。Quset対応されており、残っているものと荒廃しているものの二つの世界観を味わう素晴らしいものだろう。
ワールド情報
最後の家 The Last House(Quest対応)
タイトルの通り、最後に残った家をイメージしたワールド。外を周ることができたり、ある場所に行くと朽ち果てたビル群の中に登ることができる。