やあ、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
ソーシャルVRのワールドを引きたてる小物・食べ物はいつも目を引く。見ただけで本当に可愛い。
私は食べ物の3Dモデルが好きで、見るだけでどんな味なのか想像を掻き立てられ、口の中がヨダレでいっぱいになる。
そんな中、1月ごろ「エビぞり」というワールドで見つけたのが上の写真のマグカップ。エビが描かれた可愛いマグカップの中には、ピンク色をしたスープが入っていた。まさかの海老のスープだと思い、ワクワクしながら味わってみた。
飲んでみた結果、間違いなく濃厚な海老の風味と、まろやかな味が口いっぱいに広がった。こんなに美味しそうな3Dモデルの食べ物があるなんて、私は本当に驚いた。
エビのスープを飲んだ時にふと気がついた。このワールドはエビがソリを引いているもというあり得ない光景が広がっていた。スープのエビやソリに使われたエビは、一体なんだろう?そんな疑問が浮かんだ。
これは「命をいただくもの」。食事を通して、命をいただいていることを忘れてはいけない。食材に感謝することが大切だと。これはメッセージのあるワールドに違いないと私は思った。
先月訪れたワールド「スープ温泉」は、なんと温泉に使われていたスープをそのまま使っている。現実世界には飲んでも大丈夫な温泉があると聞いたことがあるが、バーチャルの世界のこのワールドもそうかもしれない。飲んでも大丈夫そうなので思い切って飲んだ。
口いっぱいに広がるコンソメの味は、もうたまらなくて美味しかった。そして喉を通り、身体の隅々に温かみが広がっていく。温泉に浸かっている感覚で体が温まった。
スープの横に置いてある、クルトンの瓶。これはクルトンになれるペデスタルがある。私はクルトンを見つめているうちにふと思い出した。
スープにクルトンを入れると、柔らかくなる。私はクルトンの気持ちになってスープの温泉に浸かってみようと思った。
子供の頃、スープの中でお風呂に入りたいなと思ったことがあった。スープの香りに包まれながら、コンソメの風味を身体中に染み込ませる、そんな贅沢な時間を過ごしてみたい。でも、やっぱり体がスープ臭くなっちゃいそうだ。
このスープ温泉、人間味(にんげんみ)に満ち溢れたコンソメの温泉に入ったあと、出汁まで取れたとは驚いた。ひょっとして、これは「にんげんみ」?「人間味(にんげんあじ)」なのか?そんなことを思いながら、このワールドを満喫した私は、なんとも言えない不思議な気持ちになった。
こういうワールドには、きっと何かしらのメッセージが込められているだろう。
ワールド情報
エビぞり - shrimp sledding(Quest対応)
腰がそり返る、あのエビぞりではありません。猛吹雪の中、ソリを引いて走っているのは・・・なんとエビ!目を疑うタイトルを誘う、ネタワールド。ソリの下に暖かいエビ?のスープもあるぞ!
スープ温泉(Quest対応)
クルトンになるアバターのペデスタルがあるので、クルトンの気持ちになってスープの温泉に入ってヒタヒタになろう!このワールドはスープの中で泳ぐことができる。味づけの黒コショウもあるよ!