どうも!バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
日中はもう初夏を思わせる暑さだ。この時期、沖縄も暑いが、バーチャル沖縄のイベントもアツいぞ!「バーチャル沖縄」が3周年を迎え、記念イベントが盛りだくさん。今回は、「バーチャル沖縄」と「VRC世界旅行」、そして「VSS」との夢のコラボイベントに参加したんだ。
今回は、「VRC世界旅行」の「バーチャル沖縄」編の体験・前半のレポートをお届けしよう!
目次
概要
どんなイベントなのかわからない人のために、「VRC世界旅行」や「バーチャル沖縄」、「Virtual Sky Service」の3つの団体を紹介しよう。
VRC世界旅行とは?
バーチャル空間上で実際に存在する世界の名所をツアー形式で巡るイベント・団体である。
活動開始から2周年を迎え、近年は動画やワールド制作、グッズ制作などさまざまな方面で活動を広げている。
バーチャル沖縄とは?
メタバース空間を通じて、沖縄の魅力を発信するコンテンツである。国際通りや首里城など関連するワールドを公開し、VRC沖縄集会で沖縄出身・在住の人と交流するなど、バーチャルとリアルの両方で展開している。
Virtual Sky Service(以下:VSS)とは?
VR空間でリアリティある空港を見学し、旅客機の遊覧飛行や飛行機の操縦体験など、さまざまな体験ができるイベント。ワールドや航空機は細部に至るまでリアルで忠実に作られており、航空マニアにはたまらない内容となっている。
旅程
画像提供:VRC世界旅行
羽田空港&那覇空港(想定)
飛行機に乗る前
こんにちは、燕谷だよ。この写真の通り、沖縄旅行に合わせてアロハシャツ姿で参加しているんだ。旅行を楽しみにしている参加者たちも、ワクワクしている様子だね。
今、羽田空港の搭乗口にいるよ。手荷物のチェックも終わって、もうすぐ飛行機が出発するから、準備を整えておこう!
このワールドは「バーチャル沖縄」と「VRC世界旅行」、「VSS」とのコラボイベントのために特別に作られたんだ。現実の空港とそっくりそのまま再現していて、本当に旅行に行った気分になれるよ。
まずはツアー開始前に「VRC世界旅行」と「バーチャル沖縄」、「VSS」のスタッフとあいさつ。私が参加している班のリーダーはhinakaki_01さんで、他のスタッフにはNEKO旅さん、Markさん、初見そらさんがいるよ。みんな沖縄の帽子やかわいいサメの帽子を身につけて、イベントの雰囲気を盛り上げている。
このイベントは配信もされており、撮影スタッフも同行しているんだ。
私たちが向かう先は沖縄の那覇空港。VSSのジャンボジェット機で東京から沖縄へ飛んでいくよ!備考欄には「バーチャル沖縄3周年記念コラボツアー」と書かれていて、イベントの雰囲気を一層盛り上げているんだ。
ジャンボジェット機
空港の搭乗橋。参加者が次々と旅客機へと入り込んでいく。
旅客機の客席も現実のものとそっくりに作られていて、本格的だよ。乗客が次々と座っていく様子を見ると、まるで本当にどこかへ飛び立つようなワクワク感があるんだ。
旅客機が出発するまで待てないな。ドキドキするぞ。
VSSのキャビンアテンダント(CA)、初見そらさんも同乗していて、マイクの持ち方がとてもカッコいいんだ。彼女が飛行機の出発時にアナウンスしている姿を見ると、まるで本当の旅客機に乗っているような雰囲気が味わえるよ。スタッフの存在が、この体験をさらにリアルなものにしてくれているんだ。
しばらくして旅客機はまっすぐ進み、滑走路から離れ、空へ飛び出した!
感動のあまり、思わず拍手をしたよ。
旅客機が離陸した後、手前のモニターがコックピットの様子に切り替わった。モニターには機長と副機長が映っていて、彼らが旅客機を操縦している様子を乗客が見ることができるんだ。これによって、乗客たちはより安心して旅行を楽しめるようになっているよ。
飛行機の上空から見える日本の地形も圧巻だよ!
実際には羽田から那覇空港まで飛んでいるけど、バーチャルではもっとも手軽に移動できる。飛行している最中、スタッフが次の行き先のポータルを用意し、私たちは次に「カニ公園」という那覇空港の近くの場所に行くことになったよ。
豊見城市/カニ公園
ワールドのURL
https://vrchat.com/home/world/wrld_a484eaf0-8c6b-4807-96ac-2c1147362285
那覇空港に到着した後、次に向かうのは空港の近くにあるカニ公園だよ。この公園は那覇空港と野球グラウンドの近くに位置していて、カニの形をした遊具が特徴的だ。特に大きなカニの遊具は、公園のインパクトのあるランドマークになっているんだ。
VRChatではこの公園をフォトグラメトリの技術を利用してリアルに再現しており、VR空間でもそのクオリティの高さに驚くはずだ。
カニ公園の案内はhinakaki_01さんが担当。
沖縄の特定の地域では、カニが道路を横切ることが多いんだ。そのため、「カニ注意」という変わった標識が設置されている。これはカニが産卵のために移動する際のロードキル(れき死事故)を防ぐためだよ。hinakaki_01さんが紹介してくれたスライドでは、この標識のおかげでカニのれき死が減ったことが説明されているんだ。
カニ公園を案内した後、集合写真を撮り、次の目的地「国際通り」に向かうことに。
那覇市/国際通り
ワールドのURL
https://vrchat.com/home/world/wrld_a26d13d0-34d4-4bff-b0ca-4f56667bb84c
3周年を祝う国際通り
次に訪れたのは「バーチャル沖縄」の国際通りのワールドだ。守礼の門を模した巨大なゲートが迎えてくれる。フォトコンテスト作品展示や、巨大ケーキのオブジェクトなど、「バーチャル沖縄」の3周年を華やかに祝っているよ。見ているだけで、すごくワクワクする場所だぞ!
国際通りの案内担当はMarkさん。
那覇市のメインストリートである「国際通り」について、その歴史全景が興味深いぞ。
かつてアメリカの植民地時代、米軍と琉球政府の協力により「アーニーパイル国際劇場」という映画館が設立されたことが、「国際通り」という名前の由来だ。
この通りは那覇の復興の象徴であり、通り全体が「奇跡の1マイル」とも称されている。これは国際通りの全長を指すんだ。
今は無き劇場
この建物は「国際通り」の名前の由来として知られるようになった「アーミーパイル国際劇場」。
1947年、米軍政府によって許可した民間映画館で、伊江島で戦死したアメリカ軍従軍記者・アーニーパイルの名を冠している。那覇市牧志に露天劇場として建設され、のちに本格的な劇場に改築されたんだ。しかし、1970年には国際ショッピングセンター建設のために取り壊されたよ。今の那覇市牧志のぶんかテンプス館付近にあるんだ。
アーミーパイル国際劇場の壁には、当時の写真が掲示されているんだ。これらの写真からは、多くの沖縄の人々が映画を観に来ていたことがうかがえるよ。
今は存在しない建物をVRで再現することが、メタバースの素晴らしい利点を示しているね。
PCユーザーなら知っているだろうけど、毎朝バーチャル沖縄で行われる沖縄版のラジオ体操の会場として知られる「ぶんかテンプス館」。
「テンプス」とは沖縄の方言で「おへそ」という意味で、那覇の国際通りのど真ん中のことからその名がつけられたんだ。ここでは常設の芸能公演や沖縄料理、エイサーや空手の体験、さらに音楽スタジオやレッスンルーム、会議室などがあるんだよ。
リアルの写真はこの通り。
バーチャル沖縄のぶんかテンプス館でも、地元VTuberの根間ういちゃんと一緒に、沖縄文化を盛り上げているんだ。
このように案内役が同行することで沖縄の魅力をより深く楽しめるツアーイベント。VRC世界旅行とは異なり、実際の沖縄を訪れたくなるほど興味をひかれる体験ができるよ。次回後編では、首里城とCAVEOKINAWAについてお届けする。
バーチャルでも沖縄の体験ができるのは素晴らしい機会だね。
後編に続く。
バーチャル沖縄
公式サイト
公式X(Twitter)アカウント
VRC世界旅行
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC9zIpFPL5Y_ZZ0uGAIDb43A
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基本PCのみ。
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※イベントの情報はX(Twitter)で確認できます。
Virtual Sky Service(VSS)
対応プラットフォーム
PCのみ。
開催日時
毎週木曜日 夜21時〜
JOIN先
グループインスタンスで開催。
「satsuki(桜月)」にフレンドリクエスト後、JOIN可能。
グループURL : https://vrc.group/VSS.3224
公式X(Twitter)アカウント
※イベントの詳細はVSS公式Discordサーバーで確認できます。
クレジット(衣装)
VRoidアロハシャツ:Mitsuse VC