どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
VRを始めた時、乗り物酔いと同じで画面が酔ってしまったことあるよね?酔いやすい人は、最悪の場合VR酔いが理由で楽しめなくなってしまうことも。そうならないために、VR酔いを克服するためのイベントがあるんだ。
今回は「VR酔い訓練集会」に参加した時のレビューと、VR酔いについて簡単に説明するぞ。
VR酔いとは
VR機器をかぶると、乗り物酔いと同様に、画面が酔ってしまうこと。原因は、画面を見た目の情報と内耳からの情報(三半規管や耳石器からの揺れや回転、加減速などの情報)、体からの情報が日常と違うことで脳が混乱し、自律神経が乱れることによって生じる。
主な症状は頭痛や胃のむかつき、吐き気などがあり、症状の種類や程度によっては個人差がある。人によってはなりやすい人となりにくい人はいるが、三半規管が弱い人は酔いやすい場合もある。
VR酔い対策として、乗り物酔い止めの薬を服用したり、炭酸水を飲んだり、あめを舐めたり、グミやガムを噛むことも効果がある。
VR酔い訓練集会とは
月曜23時に開催。現役の耳鼻科医であるVTuber法月ロイ先生(@HRon1987)が制作した、訓練用シミュレーターのワールドを使い、VR酔いを克服するイベントである。
イベントの会場にある訓練用シミュレーターの特徴は、椅子が一定の方向で動き回ったり、縞模様の壁などがあり、初心者向けや上級者まである。
VR酔いが理由でVRを楽しめない人のために、酔いを克服する場を提供することで、VRを楽しめるようになる。
VR酔い訓練用ワールド
VR酔い訓練集会のイベントワールドはパブリックで公開されており、いつでもVR酔いを訓練することができる。
これが訓練用シミュレーターのワールドだ。両橋にはらせん階段、四方八方に動いたり、ぐるぐる回る椅子がある。一度見るとびっくりするほど怖そうだ。
他にも動く縞のある部屋がある。見るだけで目がチカチカしそうだ。このように訓練用シミュレーターのワールドを利用することで、酔いを克服できる。
実際に参加してみた
VR酔い訓練集会を参加する時、まずは「私は/I'm」「目的は/Purpose is」のタグマーカーをチェック。このタグがあれば目的に合った訓練をしてくれる。
次にイベントの理解のため、その様子の動画を視聴する。見ているだけで酔ってしまう人がいる一方で、克服できるかどうかと心配そうに動画を見ている人もいる。また、面白そうと興味津々にみている人もいる。
動く四角い物体の訓練。上下左右に動いたり、円を描いて回る椅子のオブジェクトもある。見ているだけで目がついていけるかどうか気になるところだ。目で物を追うことで酔いを克服する訓練である。
椅子に座る人や、四角いオブジェクトを目で追いながらリズムよく頭を動かす人がおり、楽しそうな雰囲気が感じられた。
前後に動く椅子の訓練と、あちこちに貼られている画像(ポスター)を見たり、カニ歩きすることで酔いが軽減されるというものだ。最初にこれを見た時、「何であちこちにポスターが貼られているのだろう」と思ったが、VR酔いを抑えるための工夫であることが理解できた。
このように、最初は水に慣れる程度の訓練から始め、VRで普通に遊ぶ人向けの酔い防止訓練が行われている。
他にも、ゲームワールドで遊ぶ際に激しい動きが必要なため、それに慣れるための訓練がある。
ぐるぐると螺旋のように描かれている階段。移動する時に体まで動いてしまいそうだ。特に有線ケーブルでVR機器を繋いでいる人は注意が必要だ。無理と感じたら、白い線のジップラインで登ることが可能。
三点軸に回転する椅子は、一番酔いやすいものである。遊園地のアトラクションのように、目まぐるしいスピードで回っているため、椅子に座るのが難しい。スピードが緩んだところで椅子に座ってみると、視界がグルングルンと回り、まるでアトラクションに乗っているようだ。
酔いが苦手な人にはおすすめできないが、激しい動きを必要とするゲームワールドのための酔いの訓練である。
VR酔い訓練集会では途中でふらつき、頭痛、吐き気などを感じたら「ケアスタッフ」が常駐している。酔いを感じたらスタッフに話し、休憩できる。
イベントが終わった後、確認のため、タグマーカーでに酔いを感じたものを選択し、スタッフが撮影する。これは資料として利用されるイベントのタグマーカーは役割だけでなく、アンケート回答にも使用される。
VRを通じて酔いをシミュレートし体験させることで、酔った時の記録が医療にも役立っている。
VR酔い訓練集会には、酔いを克服するためや単に酔ってみたいという理由で参加する人が多い。この集会は、VR利用時の酔いがどのように感じられるかを訓練し、VRの楽しさをサポートする。初めてVRを体験する人にとっては貴重なイベントである。酔いに不安を感じる人は、このイベントを体験することがVRを楽しむための近道である。
注意・酔いを感じたら
VRを体験中に酔いを感じたら、危機を外して休憩すること。吐き気、おう吐、めまい、頭痛などの症状が出たらすぐに使用を中止し、症状が続く場合は医師に相談しよう。
VR酔い訓練集会
対応プラットフォーム
PC&Quest両対応
開催日時
毎週月曜 23時〜24時
参加方法
Group+インスタンスにJOIN
グループURL:https://vrc.group/VRT.3632
ワールド
ワールドURL:https://vrchat.com/home/world/wrld_d7a4f34c-4637-46ee-a943-b3114621a3ed