どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!
11月1日から、VRChatが「NVIDIA GeForce NOW」で遊べるようになったんだ。「NVIDIA GeForce NOW」っていうのは、ゲーミングPCがなくてもスマホやMacといった様々なデバイスで利用できるオンラインのクラウドサービスだよ。正直、こういう形でVRChatを遊べるようになるなんて驚きだよね。
というわけで、今回は実際にM1のMacBookAirでVRChatを使ってみた時のレビューをお届けするぞ。
NVIDIA GeForce NOWとは?
SteamやEpic Games Store、Xbox PC Game Passなどのゲームストアで購入したゲームをクラウドサーバー経由でプレイできるストリーミングサービス。
ゲームをダウンロードせず、サーバーでゲームを動作させ、インターネット経由で端末に映像や音声をストリーミングできる仕組みになっている。PCだけでなくスマホやMac、Choromebookなどさまざまなデバイスからプレイできるため、場所や動作環境をとらわれず、旅行や出張時でも非常に便利である。
GeForce NOWにはメンバーシップや一日だけで遊べるなどの各種プランが用意されているが、一部のプランは満員状態で加入受付を停止しているため、注意が必要。
Free(無料)・・・無料、1時間の連続時間、広告あり
Priority(1ヶ月)・・・1,790円、アクセス優先、6時間の連続時間、解像度1080p/60Hz
Ultimate(1ヶ月)・・・3,580円、アクセス独占、8時間の連続時間、解像度4K/240Hz
Priority(1日)・・・650円、アクセス優先、6時間の連続時間、解像度1080p/60Hz
Ultimate(1日)・・・1,300円、アクセス独占、8時間の連続時間、解像度4K/240Hz
お試しで遊んでみたいのであれば「Freeプラン」、広告なしで本格的に遊びたいのであれば「Priorityプラン」、動作が激しいハイエンドなゲームを楽しみたいのであれば「Ultimateプラン」がオススメだ。
GeForce NOWでのVRChatはPC版扱い
GeForce NOWでプレイできるVRChatは、Steamで公開されているPC版と同じ扱いである。Android扱いのQuest単体やAndroidスマホ、iOSスマホでもGeForce NOWを利用すれば、PC版のVRChatを遊ぶことができる。
ただし、Androidスマホ、iOSスマホ、iPadなどの端末ではコントローラーやキーボード・マウスの接続が必要。(※なくてもプレイが可能)
M1のMacBookAirで大丈夫?
GeForce NOWでは、デバイスの種類やスペックも関係なく、安定した回線があれば、比較的スペックの低いノートPCやスマホでもハイエンドなゲームを遊べることが可能。
プロレベルのゲームガチ勢ではなく、スペックや動作負担にこだわらないライトユーザーであれば、Appleシリコン搭載のMacBookAirといった比較的低いスペックのMacでも遊ぶことができる。
ただし、FPSや動作が激しいゲームなど、通信環境を気にする場合はお勧めできないので注意が必要である。
実際のゲーム環境
私が実際にGeForce NOWでやってみた時のゲーム環境について、PCスペックと通信環境、ヘッドセットを紹介します。少しでも参考程度になれば幸いです。
PCスペック
この記事で紹介するMacBookAir(私物)のスペックは以下の通り。
プロセッサ | Appleシリコン M1(CPU周波数0.6GHz~3.2Hz) |
---|---|
GPU | Apple独自設計8コア |
メモリ | 8GB |
OS | macOS sonoma14.5 |
通信環境
インターネット回線の速度テストFast.comを利用して、自宅のWi-Fiで繋いだ時の速度を確認。
周波数 | 下り | 上り |
---|---|---|
5GHz | 84Mbps | 74Mbps |
2.4GHz | 33Mbps | 30Mbps |
GeForce Nowの最低必要速度は15Mbpsなので、どの周波数でも十分。ただし、プランや解像度によってはインターネット回線の速度に注意。
ヘッドセット
ヘッドセットとは、イヤホンとマイクがセットになったヘッドホンのことを指す。私が普段使っているものはLogicool Gのゲーミングヘッドセット「G335」。Amazonで8千円ほどするが、音量調整ができ、使い勝手が良い。
質や値段にこだわらなくても、ヘッドセットがあれば十分。
実際にやってみた
実際にMacBook AirでGeForce NOWでVRChatを遊んでみた。
VRChatの中で動作の負担が重いかつ激しく動くライド系ワールド「ヴァリアライド」で動きを確認してみる。
快適に遊べる!
動作の負担や激しい動きのカクツキも感じられておらず、NPCの動作がヌルヌルと動く。画質はいつもより綺麗だ。
実際に遊んでみたところ、思った以上に快適に楽しむことができた。オンラインゲームで一番気になるのはラグと遅延であるが、あまり感じられず、動作はサクサクと進んだ。GeForce NOWのようなクラウドゲームサービスはPCスペックにとらわれず、通信環境に大きく依存するため、インターネット回線速度が十分であれば特に問題はないだろう。
オンラインゲームを楽しむためには「通信環境」が重要である。より快適さを求めるならWi-Fiといった無線接続よりも有線接続でプレイすることをお勧めする。
有線LANの差込口がないパソコンであれば、USB Type-Cの有線LANアダプターを利用するのが良いだろう。
最後に
Mac環境下でGeForce Nowを利用したVRChatで遊ぶ時、最低限必要なものは「通信環境」と「Steam」が必要で、気楽に始めることができる。
気になる方はGeForce NOWの無料プランがあるので、試しに遊んでみよう。
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce-now/
Steam(要アカウント)
https://store.steampowered.com/?l=japanese