どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
現代のデジタル社会で、インターネットやSNSを使うのが当たり前になっている。それを上手く扱うスキル「ネットリテラシー」が必要不可欠になったよ。特にVRでの活動が増えていて、すごい時代になったよ。しかし、現実世界と同じようにVRで利用する人は善意の人たちばかりではなく、トラブルを起こす人もいるよ。VR空間を利用することで、さまざまな危険が降りかかっているんだ。
トラブルの例を挙げてみると・・・
・アカウントが凍結される
・作者やメーカーから訴えられた
・突然荒らしにあった
・悪意のある勧誘に巻き込まれる
・・・など、上記のような事が現実の問題として発生しているんだ。
これらの問題に対処するためにはVR・メタバースでも「ネットリテラシー」が必要だと思うんだ。
今回はネットで自分を守るスキル「ネットリテラシー」と、メタバースやVRSNSで気をつけたいことを簡単に説明するよ。
ネットリテラシーとは?
インターネットに関する脅威やルールを理解し、その便利さを適切に用いるための能力を指す。もともと「リテラシー」とは、「文字の読み書きができる能力」を意味するが、それが転じて、特定の分野に関する知識や能力を活用する力のことである。これは情報を用いて自分を守るための重要なスキルであり、護身術のひとつである。ネットリテラシーは情報セキュリティ、マナーと倫理、民事と刑事の法制度、知的財産(著作権など)に関わる専門分野でもある。
総務省では「インターネットリテラシーの重要性」について解説しており、ネットリテラシー検定機構ではマナーや倫理、法律などをまとめた検定対策ページを無料で公開している。ネットリテラシー教育の重要性が非常に高まっていることがわかる。
ネットリテラシー検定機構 検定対策ページ
https://ssl.net-literacy.org/measure/
気をつけること
VRSNSやインターネットに限らず、どの場面でも情報の真偽や脅威、ルールを判断する必要があります。
トラブルに巻き込まれないように、以下のポイントには注意してください。
1. 規約を読もう
VRSNSを利用する上で、基本的なルールとマナーの重要性を忘れてはいけないぞ。規約はそのプラットフォームがどう使われるべきかを決めたルールだよ。利用する前にしっかり目を通しておくことが必要だ。
規約を守らなければ、アカウントが停止される可能性もあるんだ。だから、少し目を通して、何が禁止されているのかを確認しておこう。
2. VRの世界は一つ繋がっている
VRSNSは、世界中のユーザーが集まる場所だ。国籍や言語、文化に関わらず、さまざまな背景を持つ人たちが利用している。だから、国や文化によっては避けた方がいいジェスチャーや言葉があることを覚えてほしい。
そうした違いを理解し、尊重することが、スムーズなコミュニケーションを取るためには欠かせない。お互いの文化や価値観に敬意を持つことで、より良い関係が築けるし、多様性に溢れるコミュニティを育てることができるんだよ。
3. 自分で調べること、鵜呑みにしないこと
インターネットの世界では、真偽不明の情報があふれている。VRの世界も例外じゃない。他の人が言ったことが必ずしも正しいとは限らないんだ。だから、まずは自分で調べてみることが大事だよ。
情報をそのまま鵜呑みにするのは危険だ。自分で調べたり、いろんなソースを確認することで、正しい判断ができるようになるんだぞ。慎重に情報を扱って、安全に楽しもう!
4. 面と向かって言えないことはVR空間でも言わない
画面越しだと、つい過激な言葉を使ってしまいがちだよね。でも、それは相手も同じで、ひどい言葉を使えば、思わぬトラブルに発展することがあるんだよ。だから、ネットでも、実際に面と向かって言えないようなことは言わないようにしよう。
相手にリスペクトをもって、言葉選びに気をつけることが大切だ。バーチャルでもリアルでも、丁寧なコミュニケーションを心がけよう。
5. プライバシー情報を守ろう
VRSNSではネットと同じく、匿名性を重視し、個人情報は言わないのが基本だよ。相手に話しても良い情報は人によって異なり、年齢や性別、住所、職業などのプライバシーに関する情報は特に慎重に扱おう。
相手のプライバシー情報が気になっても、無闇に聞き出さないことが大切だぞ。個人情報が悪意ある第三者に知られると、犯罪に巻き込まれるリスクもあるよ。どうしても気になる時は、まずは相手の気持ちを考えて行動しよう。
6. 常に自己防衛をしろ
VR空間ではトラブルも残念ながら存在するんだ。アバターを使った暴力行為や性的な嫌がらせ、爆音や視界ジャックなどのシステムを悪用した行為があるよ。これを防ぐために、VRSNSではミュート機能やブロック機能、キック投票、違反したユーザーを報告する通報機能などを上手く利用しよう。
危険を感じたらホームに戻ったり、終了しても大丈夫だ。安全なVR体験のためには、これらの機能が非常に重要だぞ。
7. 自警しない、厳しく注意しない
SNSやネット上で「規約違反」と強い言葉で炎上をあおる投稿が見られるけど、公式では自警行為に対して注意喚起をしているんだ。場合によっては、アカウントが凍結されるリスクもあるんだよ。他の人に無理矢理意見を押し付けるのはやめた方がいい。
もし問題があると感じたら、運営に通報するのがベスト。冷静に相手のことや状況を考え、自分の意見を伝えることで、相手も伝わりやすくなるし、コミュニティ全体の雰囲気を守ることにもつながるんだよ。
8. 信頼できる人と第三者に相談しよう
困った時や悩みがある場合は、リアルやVRでも関係なく、信頼できる人に相談することが大切だよ。特に危険な勧誘や性的いやらがせといったトラブルに巻き込まれた場合は、第三者の相談窓口を利用するのも良い手だ。
問題を一人で抱え込むのはつらいし、解決が難しくなることもあるから、必要な時は遠慮せずに誰かに助けを求めよう。安心して過ごせるように、相談する勇気を忘れないでほしい。
第三者の相談窓口
警察相談専用電話(#9110)(※生命や健康の危機が迫っている場合は110番)
https://www.npa.go.jp/goiken_index.html
都道府県警察本部 サイバー犯罪相談窓口一覧
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html
消費者ホットライン(188)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/
法テラス霊感商法等対応ダイヤル
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03_00156.html
参考資料
オンラインゲームでトラブルを起こさないためのマナー
https://www.elecom.co.jp/pickup/contents/00017/manner/
https://www.police.pref.chiba.jp/cyberka/safe-life_cybercrime-20.html
https://jdsef.or.jp/metaverse_literacy_guidebook