どうも!バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!
バーチャルマーケット2024WinterのことVket(ブイケット)、楽しんでいるかい?すでに全部回りきった人や、実績をコンプリートした猛者もいるだろうな。でも、じっくり腰を据えて回りたいって気持ちもよくわかるよ。
今回のVketの企業ブースは、良い意味で予想を裏切る仕掛けが満載で、驚きの連続だ。「パラリアルラスベガス」もその一つ。前回もあったけど、今回はさらに想像を超えるワールドに進化しているんだ。
というわけで、今回は「パラリアルラスベガス」の企業ブースを隅々まで巡ってみるぞ!どんな驚きが待っているのか、ぜひ一緒に楽しんでくれ!
パラリアルラスベガス
Vket2023Summerのパラリアルラスベガス
カジノ街だけに豪華絢爛な風景が特徴の「Vket2023Summer」で登場した「パラリアルラスベガス」がさらにパワーアップ。ラスベガスらしさを保ちながら、煌びやかな風景は変わらずそのままだ。
リスポーン地点(スタート地点)から目の前にコインが吹き荒れ、フィーバータイムの始まりを感じさせる。後ろには豪華な車、大きなルーレット、散らばるトランプが、ラスベガスの華やかさを見事に表現している。
今回はギャンブルではなく、「多様性」!
今回Vket2024Winterの「パラリアルラスベガス」のテーマはカジノかと思いきや、道中で歩いていると、ロボットや獣人、鳥人などが登場する。
実は現実のラスベガスでは、世界中からさまざまな国籍や文化、母国語を持つ人々が集まり、さまざまな訛りの英語で取り合っている、超ダイバーシティな街である。このテーマは、Vketの裏テーマであるVR世界での多様性(ダイバーシティ)を反映させるためにラスベガスを舞台にしたことがわかる。
多様性を具体的に表した場所として、「Lil'Big Bar」が挙げられる。入り口に入ると、カウンターの上にいて、体が小さくなったことが実感できる。さらに奥の入り口に入ると、再びサイズが変わり、アバターのサイズを体感することができる。
これまでVRChatでは、巨大なサイズのキャストと接客するバーや、巨大な女性を登る大会などがあったが、Vketにもサイズで楽しむコンテンツが存在することが分かる。
ブースを回ってみた
前回のVketと引き続き、パラリアルで出展されている企業ブースを余す所なく紹介します。
花王グループカスタマーマーケティング株式会社
入り口から入った後、真っ先に目を引くのは「花王」のブース。前回と引き続き、花王のトレードマークである三日月をモチーフした建物が特徴的だ。
前回好評だった、花王の製品を使って「臭王」をやっつけるディフェンスゲームがパワーアップ。今回は「バスマジックリンエアジェット除菌EX」「トイレハイター トイレそうじこれだけ」「クイックル マグネットワイパー」の3つの製品で「ヨゴレ」を退治する内容である。このゲームは最大6人で同時プレイが可能だ。
「ヨゴレ」たちを一掃した後、月のコアに目掛けてチャージし、巨大な花王のロゴマークが現れ、「臭王」めがけてお約束通り「キレイレーザー」をぶち込んでゲームが終了。
元の場所に戻った後、ゲームのリザルトが表示されたフォトスポットで記念撮影が楽しめる。フォトスポットで撮影した写真を専用タグを付けて投稿すると、期間中抽選で花王製品が当たるプレゼントキャンペーンが実施される。
前回好評だったドン・キホーテとカインズとのコラボコーナーを今回も展開している。どちらもゲームを楽しむコーナーである。
ドン・キホーテコラボコーナーでは、クリスマスに合わせて、「クイックルハンディ本体 伸び縮みタイプ」を使い、汚れたクリスマスツリーのホコリを取ってキレイにするゲームを体験できる。このゲームの結果が10秒以内のスコアと、コーナーにいるドンペンと一緒に撮影した写真を指定のハッシュタグと共にX(Twitter)に投稿すると、抽選で32名様に「クリックルハンディ本体 伸び縮みタイプ」が当たるSNSキャンペーンが実施される。
カインズコーナーでは、カインズ限定パッケージの「トイレマジックリン こすらずスッキリ泡パック」を使い、トイレ便器を金色に輝くまで磨き上げる時間を競うゲームを体験できる。このゲームの結果が10秒以内のスコアとともに写真を撮影し、指定のハッシュタグをX(Twitter)に投稿すると、抽選で32名様に「トイレマジックリン こすらずスッキリ泡パック」が当たるキャンペーンがSNSで実施される。
この冬は年末の大掃除の季節なので、それにぴったりな製品がVketで宣伝されるのはとても良いことである。
マツダ株式会社
自動車メーカー「マツダ」がVketに初出展!ブースにはスポーツカー「ロードスター」が展示されており、車体の色やデカールなどで自分好みにカスタマイズし、好きな背景や演出と一緒に撮影を楽しむことができる。
Vketへの出展理由は、若者の車離れが課題となっている中、若者にも車に興味を持ってもらうため、メタバースでの体験を通じて、新規ファンやコアファンの交流を促進しようという狙いがある。
ブースに展示されているロードスターは、自分好みのデザインにカスタマイズでき、写真撮影を楽しむコンテンツが提供されている。車体のカラーは赤、オレンジなど特別な4色から選ぶことができ、デザインはマツダオリジナルのデカールや、その場で撮影した自分のアバター姿をロードスターのボンネットやサイドなどのボディーに大きく貼り付けることができる。
また、ブースの背景には3種類、ステージには3種類、演出には3種類の組み合わせスロットで選択し、全27パターンの世界をバックにカスタマイズしたロードスターを撮影できる。
さらに、カスタマイズしたロードスターは、ボタン一つでラスベガスの夜空を駆けるギミックがあり、その様子を写真や動画で楽しむことができる。
アサヒ飲料株式会社
今回初出展の「アサヒ飲料」。ごちんまりとしたカフェの会議室のようなブースが特徴である。メタバースを通じて新たなファンコミュニティを広げたり、認知を拡大する目的で進出を決めたという。
アサヒ飲料とHIKKYが有志のVRユーザーと共同開発した、オリジナルギミック付きの「カルピス」や「ウィルキンソン」といったアサヒ飲料商品の3Dモデルを展示している。好きな味の「カルピス(希釈用)」を水・ソーダ・牛乳で好きな割り方で割ってオリジナルカルピスが作ることができる。また、「ウィルキンソン」は蓋を開けて飲むとグビグビとリアルな飲む音が体験でき、ペットボトルロケットのように飛ばして遊ぶこともできる。ギミック付きの飲料の3Dモデルも販売される。
Vket期間中には、自分の好きな味や、今後アサヒ飲料にお願いしたい企画などを記載し、飲料3Dモデルと一緒にアサヒ飲料ブース内で撮影した写真を、指定のハッシュタグを付けてX(Twitter)に投稿するフォトコンテストも実施される。表彰特典として、アサヒ飲料のリアルグッズもプレゼントされる。
株式会社 大丸松坂屋百貨店
今回9回目の出展となる「大丸松坂屋百貨店」。今回は久しぶりの巨大ブースが登場し、これを見ただけで興奮するユーザーが多くいるだろう。
ブースの1階には豪華なお取り寄せギフトの食品3Dモデルが展示されており、商品はそのまま大丸松坂屋オンラインストアに遷移して購入することができる。屋上フロアでは食品3Dモデルとダイニングテーブルが設置され、来場者は「V飲み」を楽しむことができる。
ブースの1階フロアの奥では「怪盗Tからの挑戦状」という謎解きゲームに挑戦できる。展示されていた「ダイヤモンドとさくらパンダ」が「怪盗T」に盗まれてしまい、それを取り返すために高度な謎解きに挑む内容となっている。もしわからない時は、大丸のアバターに聞いてみよう。
株式会社Robot Consulting
引き続き出展の「Robot Consulting」のブース。一際目立つ大きな裁判所が特徴である。
同社が開発中のAIサービス「ロボット弁護士」の3Dアバターが設置され、AIを利用した音声会話で話を聞くことができる。
ブース内に入ると、「有罪・無罪ゲーム」が始まり、裁判官の格好をしたVketにゃんが来場者に対してランダムに罪の判決を言い渡す。その判決に応じた特殊な演出が現れ、来場者はそのシーンで写真撮影を楽しむことができる。
株式会社東京マルイ
9度目の連続出展となるソフトエアガンメーカー「東京マルイ」。新作のソフトエアガンの3Dモデルが展示され、さらに4種類のエアソフトガンを選んで遊べる「1対1のバーチャルサバゲー」が対戦できる。フレンドと一緒にサバゲーを楽しんでみるのも良いだろう。
東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校
今回も引き続き出展する「東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校」。バーチャルアイドル「SO.ON project LaV(ソーオンプロジェクトラブイ)」のブースのステージで、Vket公認ソング「Connect The Smile」を披露。ステージの近くにあるペンライトで振って盛り上げよう!期間中の土日の18時から19時まで、グリーティングイベントが開催され、各日の参加メンバーとインスタンスは事前にX(Twitter)で確認できる。
また、ブースの隣には、滋慶学園×バーチャルマーケット学生コンテストの優秀な作品が展示されているワールドのポータルがある。
株式会社ベルク
今回も引き続き出展、埼玉のスーパーマーケット「ベルク」。ラスベガス・お台場・フジヤマのパラリアル全エリアに「ベルクカート」とPBエナジードリンク「BARK」が設置されている。今回のVketでは新商品にも注目だ。パラリアルラスベガスでは「BelcLAND」のワールドポータルが設置されており、興味のある方は遊んでみてはいかがだろうか?
VRCボクシング
パラリアルラスベガスの道中に、大きな扉のようなものがポツンと現れる。扉に近づくと、吸い込まれるように入ってゆく。
中に入ると、「VRCボクシング」のロゴが!パラリアルラスベガスでは「VRCボクシング」のブースが登場している。
今回初めて、VRChatコミュニティが企業ブースでの出展を実現した。Vket2024Winterでは「VRCボクシング」と「日本語話者向け集会場FUJIYAMA」が参入し、多くのユーザーにVRChatのコミュニティを知ってもらうための機会を作っている。
ブースのエントランスの近くには「SPEED STRIKE」という、ひとりでパンチングゲームができるコーナーも設置されている。Vketちゃんのセリフに合わせて素早くパンチする内容となっており、時間が経つとスコアとベストショットが表示され、記念写真を撮ることができる。
ブースの中の奥には、熱気ムンムンのボクシング会場のアリーナが広がっている。しかも、ちゃんとVR空間でボクシングが楽しめる。ちなみに、ラスベガスはニューヨークに次ぐボクシングの聖地として知られており、パラリアルラスベガスに「VRCボクシング」が出展されたことがよくわかる。
ワールド情報
Vket2024W Parareal Las Vegas
期間限定ワールド。Vket2023Summerとは異なり、今回はダイバーシティーをテーマとしている。豪華絢爛なイメージはそのままに、これまでとは一味違う雰囲気を楽しむことができる。パラリアルラスベガスでは、VRCボクシングがコミュニティとして出展されている。
イベント情報
バーチャルマーケット2024Winter
開催期間
2024年12月7日〜22日(日本時間)
アクセス方法
VRChat(PC・Quest・スマホ)
来場方法についてはこちら。
公式サイト
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