どうも！バーチャルブロガーの燕谷古雅（つばめや こが）だ！
最近、利用者や良質なワールドがどんどん増え続けているソーシャルVR「cluster（クラスター）」。
ワールドやイベントを楽しんだり、ワールドクラフトで制作したり、フレンドと交流したり、アバターやワールド制作、写真撮影と、やれることは本当に様々だ。
でも、自由度が高いぶん、「何をすればいいのかわからない」って迷う初心者も多いんじゃないかな。
そんな中、つい最近公開されたのが、ユーザー有志によって作られたチュートリアル系ワールド「クラスタウン」だ。初心者にもやさしく、ベテランでも楽しめる内容になっていて、clusterの世界に触れるきっかけづくりにはぴったりだ。
というわけで今回は、チュートリアル系ワールド「クラスタウン」のレビューを紹介していこう。これまでのチュートリアルワールドとは一味違う、魅力あふれるワールドだから、興味のある人はぜひ行ってみよう！
「クラスタウン」とは？
魔法使いシンクさん（@redsink1217）が手かげた、初心者向けのチュートリアルワールド。「clusterよくばりセット」をコンセプトに、clusterの基礎から応用まで幅広くカバー。ポップなデザインで初心者にもとっつきやすいデザインが特徴だ。
ギミックやカメラの使い方、アクセサリーやクラフトアイテム、アバターのストア、ワールドやアバター等創作方法、さらにはコミュニティやイベントの紹介まで、clusterを楽しむための情報がぎっしり詰まっている。
clusterを始めたばかりの初心者はもちろん、ある程度使い慣れたユーザーやベテラン層まで、それぞれの目線で楽しめる内容となっている。
「非公式」チュートリアルワールドと注意点
このワールドはユーザー有志によって制作されたものであり、cluster公式の作品ではないため、注意が必要である。
とはいえ、単なるチュートリアルワールドにとどまらず、随所にオリジナリティが感じられる構成となっており、ちょうど良いバランスでデザインされている点が魅力だ。
操作方法
スタート地点である「クラスタウン駅」を降りると、すぐそばに「操作方法」の看板が設置されている。看板の下には「スマホ」「パソコン」「VR」といった各デバイスごとの操作方法が丁寧にまとめられており、どの機器を使用しているユーザーでも直感的に理解しやすい校正となっている。操作に不安を感じる初心者にも配慮されたデザインである点は、高く評価できるだろう。
7つのエリア
「クラスタウン」には全て10つのエリアが用意されており、それぞれのエリアにclusterの操作方法や多彩なコンテンツの紹介など丁寧に壁などに掲示されている。初めてのユーザーでも安心して学べる工夫が凝らされており、clusterの世界を深く知るためのガイドとして機能している。
①ギミックカフェ
「カフェ」をコンセプトにしたこのエリアでは、clusterワールド各地に設置されている多彩な「ギミック」を実際に触れて体験できるようになっている。たとえば「お店屋さんごっこ」を楽しめる仕掛けなど、遊び心あふれる要素が満載だ。
まずはこのエリアでギミックに触れ、実際に体験してみることが、clusterを楽しむ第一歩となるだろう。
②カメラスタジオ
このエリアでは、カメラの撮影方法だけでなく、撮影をより楽しむための仕掛けとして「プリクラ機」が2台設置されている。1台はオーソドックスなプリクラ、もう1台は免許証風の「cluster住民証」を撮影できる特別仕様だ。これを撮影すれば、まるでclusterの住民になった気分を味わえるだろう。
このように、clusterでの写真撮影の基本だけでなく、その楽しみ方までしっかりと学べるエリアとなっている。
③クラスターストア
このストアでは、cluster内で使用できるクラフトアイテムやアクセサリー、アバターが販売されており、それぞれの使い方や購入方法、楽しみ方についてわかりやすく解説されている。
構造はシンプルで、1階がクラフトアイテム、2階がアバターとアクセサリーのコーナーとなっており、初心者でも気軽に利用できるような導線設計がされているのが特徴だ。
④クリエイター工房
この施設は、その名通り、ワールドやアバターなどの制作方法について紹介しているエリアである。アバターの作成や販売方法、clusterのワールド制作ツール「CCK」の基本的な使い方、アセットの活用法などが、シンプルかつわかりやすくまとめられている。
こうした案内を通じて、clusterでの創作活動に興味を持たせる工夫が随所に施されている点が魅力だ。
⑤イベントステージ
clusterにおける大きな魅力のひとつが、イベントの豊富さである。「イベントステージ」では、イベントへの参加方法や、cluster公式番組「ハロークラスター（通称：ハロクラ）」について紹介されている。
「ハロクラ」は、イベントやワールド、ユーザーの活動などを紹介する情報番組であり、新たなワールドやイベントを知るきっかけとしても役にたつコンテンツだ。説明文を通じてイベント参加の動線も上手く設計されている。
⑥コミュニティタワー
この施設は、cluster内で活動しているさまざまなコミュニティを紹介するエリアである。ユーザー有志によって集められた情報が掲示されており、コミュニティのイベントの日程やジャンル、活動内容がわかりやすくまとめられている。
このように、興味のあるコミュニティの参加を促す動線が丁寧に設計されている点が魅力だ。
⑦新クラスタウン駅
「クラスタウン」では、一番奥にもう一つの駅「新クラスタウン」があり、ワールドの移動方法やポータルの使い方について丁寧に解説されている。駅の内部には、clusterで最も利用されている公式ロビーや、ランダムにワールドを表示してくれるポータル系ワールドへのポータルが設置されている。
clusterの操作にある程度慣れてきたら、ワールドを巡ったり、公式ロビーでユーザー同士の雑談に参加してみると良いだろう。
このように、初心者が次のステップへ進むための動線が、自然かつ丁寧に設計されている点も「クラスタウン」の魅力のひとつである。
他にもいろいろ！
「クラスタウン」ではこの他にも、馬に見立てた乗り物や釣り堀、アスレチックといった遊び要素が多数用意されている。また、ソーシャルVRで重要とされる「フォロー」と「フレンド」の違いについても、わかりやすく丁寧に解説されており、clusterをより深く楽しむための工夫が随所に施されている。
最後にレビュー
今回は「クラスタウン」について紹介した。作者によるデザインや、徹底した動線設計へのこだわりが随所に見られ、ポップで親しみやすい雰囲気と、初心者でも迷わず使える構造が魅力となっている。
このワールドひとつで、clusterに必要な基本知識をひと通り学べるのも大きな特徴だ。操作方法や使い方がしっかりと整理されており、小学生でも理解しやすい内容になっている。
また、初心者向けにとどまらず、ベテランユーザーでも新たな発見やきっかけが見つかる要素が詰まっており、幅広い層にとって価値のあるチュートリアルワールドと言えるだろう。
参考資料
◇cluster初心者向けワールド制作中！｜魔法使いシンク@clusterワールドまとめてます
魔法使いシンクさんのnote記事。製作やコンセプトアートなどについてまとめられている。
クラスタウン🔰初心者向けワールド
ワールド製作者
魔法使いシンク
対応プラットフォーム
cluster
ワールドURL
https://cluster.mu/w/51d02768-bddd-4de5-80fb-11b957c33a01
解説
ユーザー有志作の非公式初心者向けのチュートリアルワールド。clusterの使い方が完全網羅できる、バラエティあふれる内容となっている。プリクラが撮影できるギミックがある。
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