ツバメヤロク - VRレビューブログ

VRSNS・ソーシャルVR(VRChat、Cluster)のワールド・イベント等のレビュー・紹介など様々なスタイルで発信するブログ。

【Vket】バーチャルマーケット2025Summer「パラリアルハワイ」で企業ブースを余すところなく紹介してみた

 

アロ~ハ~!バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!

バーチャルマーケット2025Summer、みんな楽しんでいるか?すでに全ワールド回って称号コンプリートした猛者もいるみたいだが、今回は全体的にコンパクトな構成だから、じっくり楽しみながら回れるのが嬉しいところだよな。

さて、今回紹介するのはーー「パラリアルハワイ」!

Vket企業ワールドで南国リゾートが来たのは、私の記憶では初めてじゃないか?ついにハワイまでパラリアル化されたってわけだな。海に屋台、アロハなムード・・・現実のハワイに行かなくても、VRがあれば常夏気分を味わえる。まさに、これぞメタバースの醍醐味だろうな。

というわけで、今回は「パラリアルハワイ」を巡って、企業ブースをしっかり紹介していくぞ!暑い夏こそ、涼しく楽しめるVRの中で、ひと味違う"バーチャル・ハワイ旅行"に出かけようじゃないか!

 

パラリアルハワイ


現実のハワイといえば、飛行機で訪れるイメージが一般的だが、「パラリアルハワイ」では、船で到着したという設定になっている。

桟橋を渡ると、「アロ~ハ~!」という陽気な挨拶とともに温かく迎えられ、歓迎ムードに包まれた。

 

ゲートをくぐれば、そこは一気に賑やかなリゾート街。

美味しそうなハワイアングルメの屋台、豪華絢爛なホテル群、そしてフラダンスを披露するVketちゃんの姿もあり、まるで本物のハワイに来たかのような気分を味わえる空間となっている。

 

極めて珍しいサイバー感を抑えたパラリアル

 

これまでのパラリアルシリーズでは、「仮想と現実の融合」をコンセプトに、サイバーで未来感あふれる世界観のワールドが多く展開されてきた。

しかし、「パラリアルハワイ」では、そうしたサイバーな要素は控えめで、むしろ自然のぬくもりを感じさせる構成となっている。

その背景には、現実のハワイが持つサステナビリティの意識や環境保護の取り組みがある。

美しい海や山の自然を次世代に残すために、さまざまな条例や活動が実施されており、そうした現実の価値観が、ワールドの雰囲気にも色濃く反映されているのだ。

そのため、「パラリアルハワイ」は、VRを通じて"現実のハワイ旅行気分"を味わえるような演出がうまく設計されたワールドとなっている。

 

充実としたハワイアングルメ

 

ハワイといえば、充実したグルメも外せない要素である。

ロコモコ」や「パンケーキ」、「スパムむすび」など、見ているだけでよだれが出そうなメニューが勢ぞろい。

「パラリアルハワイ」では、ハワイグルメの数々を手に取り、バーチャル空間で気軽にグルメツアーを楽しめる演出が用意されている。

ちょっと洒落た"VR食べ歩き"を楽しんでみるのも良いだろう。

 

ブースを回ってみた

今回の「パラリアルハワイ」では、撮影に射撃、サイクリングなど、濃厚かつ充実したアクティビティが楽しめるブースが多数用意されている

じっくりと遊び込める多彩なコンテンツに触れながら、企業ブースの魅力をたっぷり堪能してみた。

 

ロート製薬株式会社


ねばー!「ロート製薬」のブース。バーチャルマーケット2024 Summer以来となる、今回で6度目の出展である。今回は、パッと人目を引く青と白を基調にしたブース。その大きさは過去最大である。

企業公式VTuber「根羽清ココロ」と一緒に踊れるステージや、日焼け止めに関するクイズに挑戦できるウォータースライダー、さらにVket限定セットアイテムを販売する動販売車など、夏らしいコンテンツが盛りだくさんだ。

ブースの正面の巨大ステージでは、ココロちゃんと一緒に踊れるバーチャルライブを体験できる。使用楽曲は、2024年10月にリリースされた「うるるんハート宣言」。音楽にのせてアバターが踊り、まるで夏フェスに参加しているような高揚感が味わえる演出となっている。

 

 

今回のコンセプトは「来場者が夏のアイドルになれる」。スキンケアブランド「スキンアクア」をテーマに、日焼け止めの大切さを多くの人に知ってもらい、健康維持にもつなげてほしいという思いが込められている。

また、ロート製薬では今回もVket限定の豪華セットも販売。リアル商品3点に加え、ココロちゃんの特製タオル、そして3Dモデル3点が付属する内容で、見逃せないラインナップとなっている。

 

キヤノン株式会社


前回に引き続き、望遠レンズのようなブースが特徴の「キヤノン株式会社」。

実写3DVR撮影システム「EOS VR SYSTEM」よる映像を、VR空間内で実際に体験できる展示が行われている。

さらに、3DVR映像をVRChatワールドなどの空間に設置して楽しめる特別ギミックの限定配布も用意されており、見逃せない内容となっている。

 

今回のブースでは、VRで活躍する4人のクリエイターとコラボし、実写3DVR映像を展示。参加クリエイターはVTuberの「日ノ本マイ」さん、クリエイターの「オレンジ」さんと「PONDA」さん、コミュニティ「VRC鉄道部」。

また、撮影時の裏話を紹介するコンテンツも用意されており、VR機器を装着すれば、立体感を体験を味わうことができる。

 

 

また、2種類のフォトスポットも設置されている。

自分のアバターでアート背景の中に入り込み、だまし絵や水槽の中に溶け込んだような不思議な構図でスクリーンショットを撮影できる仕掛けとなっている。

その風景に"なじむ"一枚が撮れるのも、このブースならではの楽しみだ。

 

UUUM株式会社

 

前回と引き続き出展の「UUUM株式会社」のブース。

今回の目玉は、人気YouTuber「のばまん」と「やみえん」と一緒にヨガのポーズを決められるギミックだ。ボタンを押すと自分のアバターが動き出し、ランダムにポーズをとる仕組みになっている。参加者全員のポーズがそろった瞬間が、記念写真を撮る絶好のタイミングとなる。

 

静岡県焼津市

 

7回連続出展の「静岡県焼津市」のブース。

今回もネギトロや生しらすなど、焼津市の特産品を再現した3Dモデルが展示されており、豊富な海の幸を活かしたグルメの魅力をしっかりアピールしている。

ブース内のコンテンツは、ベルトコンベア上に流れてくるマグロをタイミングよく調理するゲーム「THE マグロマスターズ」。タイミング良く包丁を入れることで、マグロ料理が変化する仕掛けになっており、3回ミスするとゲームオーバーになるのため、集中力も試される。

さらに、焼津市といえばグルメだけではない。「温泉総選挙」5年連続全国第1位に輝いた「焼津温泉」のPRも行われており、ブース内には足湯のコーナーまで用意されている。

海と温泉、そして遊び心詰まったブースで、焼津の魅力をバーチャルに満喫できる構成となっている。

 

株式会社東京マルイ


今回で連続10回目の出展となるのが、エアソフトガンメーカー「東京マルイ」のブース。人気漫画「スカベンジャーズアナザースカイ」とのコラボにより、訓練施設を模したシューティングゲームを体験できる内容となっている。

 

 

前回では対戦型のサバイバルゲーム形式だったが、今回はひとりでも気軽に楽しめるタイムアタック型のシューティングゲーム。エリア内を移動しながら出現するターゲットを撃ち抜き、クリアタイムを競う構成となっている。

使用可能なモデルは「UR G-Ⅰ11.5Inch ソッブモッドブロック3」と「AK ホワイトストーム」の2種類。各種パーツを組み替えることで、自分好みにカスタマイズできるギミックも用意されている。エアソフト好きはもちろん、アクション要素を求めるVRユーザーにとっても見逃せないブースだ。

 

山形県


前回に続き、2回目の出展となる「山形県」のブース。

2025年は、山形県内にサクランボや西洋なしの苗木が植えられてから150年という節目の年であり、「やまがたフルーツ150周年」をコンセプトに、県産フルーツの魅力を広くPRしている。

ブース内では、山形のフルーツをつかった特産品が紹介されており、そこからオンラインストアに直接アクセスできる仕組みも用意されている。"見て終わり"ではなく、実施に購入へつながる導線が整えられているのが特徴だ。

 

 

また、今回のブースでは、ぶら下がるフルーツを包丁で切ってパフェを作るゲームも体験可能。途中で爆弾が出現することもあり、うっかり切ってしまうとスコアが下がってしまうため、集中力と判断力が問われる内容となっている。

このように、山形の果実の美味しさと、遊び心のある体験を同時に味わえるブースである。

 

札幌駅総合開発株式会社

 

札幌駅のJRタワーが目印となる「札幌駅総合開発株式会社」のブースは、前回に引き続きの出展である。ブースのビーチには、「北見産ホタテ」や「網走産毛ガニ」など、北海道を代表する名産品があちこちと散りばめられている。

そんなJRタワーの屋上には、なぜか卵が鎮座している。これは、Vket開催期間中の7月20日に「さつえき.world」オープン1周年を記念し、新しいマスコットキャラクターが誕生するという、ちょっとした仕掛けとなっている。

 

 

そして20日。卵が「産まれた」との情報をキャッチし、さっそくパラリアルハワイのJRタワーブースへ向かってみた。近づいてよく見ると、「さつえき.world」へ行くようにと、ワールドのWebページへの誘導リンクが設置されていただけだった。

 

「さつえき.world」と新生物。


リンクをたどって「さつえき.world」にアクセスすると、そこには「新生物誕生!!」の文字と共に、シマエナガの被り物をかぶった女の子のイラストが登場していた。どうやらこの子が新しいマスコットらしいが、まだ名前は決まっていない様子。今後、命名イベントも開催される予定だという。

 

ヤマハ発動機株式会社

 

前回に引き続き、連続出展となるのが「ヤマハ発動機株式会社」のブース。

今回はオフロード向けスポーツ電動アシスト自転車(eBike)「YPJ-MT Pro」の試乗体験ができるコーナーが設けられている。

また、ヤマハ発動機が展開するオリジナルワールド「VR TRAIL」へのアクセスリンクもブース内に用意されている。

 

 

試乗体験に加えて、レースゲーム「ダウンヒルレース」も見どころのひとつだ。

山頂から一気に駆け下り、ジャンプで滑空したり、アイテムを活用して加速したりしながら、最速タイムで競うスリリングな内容となっている。

さらに、7月18日にはタイムアタックイベント「VR TRAIL最速王」開催されており、参加者には特典がプレゼントされた。

電動自電車の体験とゲーム性を組み合わせた、ヤマハならではの"走りの楽しさ"が詰まったブースである。

 

キーン・ジャパン合同会社

 

アウトドア・フットウェアブランド「KEEN(キーン)」のブース。前回に引き続き2回目の出展である。

今回のブースでは、人気モデル「JASPER(ジャスパー)」「NEWPORT(ニューポート)」「TARGHEE(ターギー)」シリーズをデザイン元にした、全15種類のシューズをVR空間内で試着することができる。

自分のアバターの足のサイズと位置を調整することで、VR空間で実際に靴を履いているかのような感覚で楽しめる。

KEENのシューズを履いたまま、「パラリアルハワイ」のワールドを歩き回って体験できる。VRならではのファッション体験と、アウトドア気分を同時に味わえるブースとなっている。

 

他にもいろいろ!

先住民が暮らす大自然のエリアを抜けて進むと、ボート乗り場にたどり着く。

一見すると行き止まりに見えるが、このボートに乗らなければ、最後の海底エリアへは進めない構造となっている。

乗り場の周辺には、VRChatで知られるジェットスキーのゲームワールド「Jetski Rush」の海外コミュニティブースや、Vketでおなじみのローカルスーパー「ベルク」のブースが並んでいる。

 

 

「Jetski Rush」の海外コミュニティブースでは、Vket限定のマシンが登場。ブース内には専用コードがあり、「Jetski Rush」で入力するとマシンが解放され、実際に使用ができる仕組みになっている。

 

 

一方、「ベルク」のブースでは、使用すると勢いよく飛び上がるエナジードリンク「BARK」シリーズの3Dモデルが展示される。

プレゼントがもらえるキャンペーンも実施され、さらにリアルイベント「VketReal」では、BARKの無料配布も決定している。

 

 

船乗り場では「Jetski Rush」のジェットスキーをはじめ、ピザ型ボート、バナナボート、そして「ベルク」のBARK缶までもが、移動用のボートとして登場。

どれも思わずツッコミを入れたくなるラインナップだが、これらに乗って海底エリアへ向かうのが「パラリアルハワイ」の本ルートである。

ただし、移動中は酔いやすく、VR機器を装着している場合は注意が必要だ。

 

ワールド情報

Vket2025S Parareal Hawaii

期間限定ワールド。常夏の国ハワイをパラリアル化。サイバーなイメージを抑え、自然あふれるリゾートで満喫できる。ビーチとハワイアングルメ、濃厚な企業ブース、アクティビティが充実。

 

イベント情報

バーチャルマーケット2025Summer

開催期間

2025年7月12日〜27日(日本時間)

 

アクセス方法

VRChat(PC・Quest・スマホ

 

来場方法についてはこちら。

https://event.vket.com/access

 

公式サイト

https://vket.com/lp/2025Summer

 

X(Twitter)アカウント

@Virtual_Market_

 

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