
どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
「鹿」と聞いて、君は何を思い浮かべる?やっぱり奈良公園か?あの、のんびりしているようで、せんべいを持った瞬間に本気を出すアイツらだよな。
だがな、今回紹介するVR演劇『鹿』に登場する鹿は、ただの鹿じゃない。なんと"神の使い"なんだ。急にスケールが大きくなるだろう?インドの牛みたいな神聖ポジションかと思いきや、そこはmaropi工房の作品だ。コメディの切れ味が容赦しない。笑いのテンポが鋭くて、気づけばクセになっているんだよ。
この『鹿』は、演劇のスポーツとも呼ばれる「劇王」のVR版「劇王Virtual2025」の優勝作品だ。限られた時間でぶつかり合うあの舞台で頂点を取ったわけだから、完成度は折り紙つきだよな。
そしてだ。今度の4月、この作品が"VRミュージカル"としてパワーアップするんだ。『鹿 The VR MUSICAL』。あの絶妙なテンポと世界観が、歌と演出でどう進化するのか、気になるだろう?
というわけで今回は、VR演劇『鹿 The VR MUSICAL』を紹介するぞ。「劇王Virtual2025」版をベースにリメイクされた新たな鹿伝説、見逃すなよ。
VR演劇大会の優勝作品がミュージカル化!

『劇王Virtual2025』にて上映された『鹿』
XR×演劇で新たなエンターテインメントの創出を目指す劇団「maropi工房」。その代表であるmaropiが、VRミュージカル『鹿 The VR MUSICAL』の上演を発表した。
本作は、2025年に開催されたVR演劇大会「劇王Virtual2025」で優勝果たした作品『鹿』を原作とし、VRミュージカルとしてリメイクするものだ。舞台作品として評価された演目を、今度は"VRならでは"の表現へと再構築する挑戦である。
音楽面では、2.5次元舞台を中心に多数の実績をもつ音楽クリエイター・はるきねる氏を起用。さらに、七宮ソウ、Milia、もちいーたーといったバーチャルシーンで活躍する歌手陣が参加し、各分野のプロフェッショナルが集結している。
単なるVRの舞台ではない。「劇王Virtual2025」で培われたVR特有の演出表現に加え、"VRだからこそ可能な観劇体験"にこだわっている点だ。
視点、空間演出、距離感。VRの劇場では味わえない没入感が、観客を物語の中へ引き込むだろう。
まさに"新たなミュージカル体験"と呼ぶにふさわしい試みである。
VR観劇の次なる一手として、注目せざるを得ない作品だ。
「劇王Virtual2025」にて上演された『鹿』のアーカイブ動画
「劇王Virtual2025」とは
「上演時間20分、俳優は3名まで」というルールで行われるガチンコ演劇バトル、歴史ある短編演劇大会『劇王』を、VRChat上で初めて実施した催しである。
リアルの演劇界で活躍する演出家・劇作家の木村龍之介氏、綾門優季氏、斜田章大氏が審査員として参画。バーチャルでありながら、審査は本気そのものだ。
なお、「第2回 劇王Virtual」は2026年5月9日〜10日に開催予定である。VR演劇の"場"として、着実に定着しつつある催しだ。
『鹿 The VR MUSICAL』とは?

『鹿 The VR MUSICAL』は、昨年の「劇王Virtual2025」で優勝を果たした作品『鹿』(脚本・演出:maropi)を原作に、VRミュージカルとして再構築した作品である。
音楽には、『Dr.STONE THE STAGE -SCIENCE WORLD-』など2.5次元舞台やオリジナルミュージカルで実績をもつ音楽クリエイター・はるきねる氏を起用。キャストには、Vsingerとして活躍する七宮ソウ、リアルとバーチャルの両軸で活動するシンガーソングライターMilia、若手オペラ歌手のもちいーたーらが名を連ねる。各分野のプロフェッショナルが集結する布陣だ。
あらすじ
森で平和に暮らしていた鹿・ハクは、ある日人間に襲われ、森を追われてしまう。
人の目を逃れてたどり着いたのは、鹿が神の使いとして暮らす奈良公園。
そこで繰り広げられる人間模様、いや、鹿模様ーーー。
前代未聞の"鹿ミュージカル"、ここに誕生。
演出
「劇王Virtual2025」版『鹿』では、"鹿せんべいを降らせる"というVRならではの演出を観客を驚かせた。ミュージカル版となる本作でも、VRならではの観劇体験にこだわり、次世代の演劇表現としてVR空間で作り出される"新たなミュージカル体験"をお届けする。
有料公演・新たな取り組み
本公演は、maropi主催として初の有料公演である。VRで上演される演劇の有料公演はまた前例が少なく、本作はVR演劇の商業化に向けた重要な一歩となる。
「無料だから挑戦的」ではなく、「有料でも観たい」と思わせる価値を提示できるかどうか。そこが本作の真価だ。
VR演劇は文化として成熟するのか。それとも実験の域にとどまるのか。『鹿 The VR MUSICAL』は、その分岐点に立つ作品である。
VR演劇とは?
VR(仮想現実)空間を「劇場」として上演される演劇表現の総称である。
俳優・観客ともに現実の劇場ではなく、VRChatなどのVRSNSや独自のVR空間にアバターとして参加し、物語が進行する仕組みとなっている。
俳優はトラッキングやモーションを用いて舞台と同時に演技を行い、観客は「見る」よりも「その場にいる」感覚で物語を体験できる、高い別名義が特徴だ。
注目される理由
・地理・身体的制約を超えたアクセシビリティ
場所や身体条件に左右されることなく、誰もが同じ舞台空間に参加できる演劇体験を実現する。
・演劇人口の拡張(観る側・演じる側ともに)
演劇未経験層やVR世代を巻き込み、観客・俳優・制作のすべての立場で新たな演劇の担い手を生み出している。
・XR / メタバース文脈での文化的実験として
VR / メタバース空間において人間の感情や物語表現が成立するかを検証する文化的実験の要素を持っている。
公演情報『鹿 The VR MUSICAL』
公演日程
2026年4月14日(火) / 15日(水) / 21日(火) / 22日(水)
開場 21時30分 / 開演22時00分
対応プラットフォーム
VRChat・PCのみ
料金
1,100円
ご購入はこちら。
https://xr-marketplace.com/packages?workIDs=442
公式Webサイト
https://shika.maropi-kobo.com/
公式X(Twitter)アカウント
出演者
キャスト:
七宮ソウ / TIKA. / とーる / Milia / もちいーたー / しじみーぬ / うろ
アンサンブル・ダンサー:
蒼樹リト / RONREI / 黒宮ゆきる / きゅぞりる / のりお / オジエド
スタッフ
脚本:maropi
音楽:はるきねる
演出:SuzuQui
ステージング:yamagoo
ワールド制作:あかぼう / takami
演出助手:あまグリコ
アシスタントプロデューサー/宣伝美術:せたあさみ
撮影・配信:カメしょう
ギミック制作サポート:なほろ
ギミック制作:JessiQa
PA:SUSABI
制作:Masa / たすく