
どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめやこが)だ。
8月30日、VRChat界隈で「パチンコが打てるゲームワールド」が話題になっているんだよ。現実にある実機そっくりの演出が盛り込まれていて、作り込みのレベルが半端じゃないんだ。この前、フレンドのインスタンス状況をのぞいたら、結構な人数がそのワールドにこもって遊んでいて驚いたな。
今回は注目度バツグンのワールド「ぱちんこやさん」を紹介してみたぞ。
注意
この記事で紹介するものはギャンブルではなく、ごく普通のゲームワールドです。このゲームワールドで使われるゲーム通貨については金銭価値を持たないものを使用しています。パチンコは適度に遊ぶものなので、ゲーム通貨の使いすぎ、のめり込みに気をつけよう。
パチンコワールド「ぱちんこやさん」

名前の通り、パチンコが遊べるゲームワールド。形式は一般的なデジパチタイプで、動画演出によって抽選が進み、大当たりを狙う内容になっている。
驚くべきは、自作のパチンコ機でありながら非常に作り込まれている。演出のクオリティが高く、思わず「本物のパチンコ台か?」と錯覚してしまうほどだ。
現在設置されている台は「PF VRChat みつきVer」のみ公開されている。タイトルの雰囲気も、実際のパチンコ台にありそうな名前で、思わずニヤけそうだ。
スペック
このワールドではスペックが細かく分かれており、甘デジ(1/99、1/129)、ライトミドル(1/199)、ミドル(1/319)、マックス(1/399)の5種類が用意されている。
どの数値も実機のスペックに近く、現実で打つのと同じようなゲーム性を体験できるのが特徴だ。演出に引き込まれて思わずアツくなってしまう感覚は、まさに本物に近い。
パチンコといえば演出

リーチになると、突然この画面(上)に切り替わり、さまざまな演出が展開される。その演出映像はVRで撮影したもので、クオリティはかなり高い。
しかし、「PF VRChat みつきVar」の場合、その演出内容がどこかおかしいのだ。
ホストクラブ

突然ホストクラブのシーンが映し出され、その後「たくさんお酒を飲んで、被りからラスソンを奪い取る」というチャレンジに突入する。
右側に表示されるメーターが高い数値に達するまで、ひたすらお酒をグビグビ飲み続けるという内容である。数値が高ければ高いほど、演出成功の期待度も上がりそうだ。
しかし、失敗するとホストが離席するオチが待っている。このギャップがなんともシュールだ。
スロット

みつきちゃんがスロットマシーンを打っているというシーンに突入する。リールの「7」が揃えば大当たりなのだろうか?
しかし、失敗するとコインが尽きたのか、筐体を思わず叩いてしまう場面もある。まるで現実のパチンコやスロットで見かける光景を、そのままVRに持ち込んだかのようで、妙にリアルだ。
健康診断

みつきちゃんが病院にいるシーンに切り替わる。注射で血を抜いている様子からすると、どうやら血液検査のようだ。その結果次第で当たり判定が左右される。
しかし、失敗してしまうと診断結果は最悪。右の画像をよく見ると、「禁酒」という結果に・・・。まさかのオチに思わず笑ってしまうが、これはハズレ演出としてはなかなかインパクトが強い。
プラベ?

これはチルワールドで、どうやらプラベ(プライベートインスタンス)らしい。みつきちゃんがお砂糖相手(パートナー)と二人きりになるシーンである。
普通なら「二人きりの甘い時間」になるはずだが、失敗するとまさかの展開。なんとホラーワールドに誘ってしまうのだ・・・。甘いはずが一転して恐怖に変わる、このギャップは意外性バツグンだ。
リーチ演出は他にも・・・


リーチ演出は他にもある。魚を釣りまくって期待度を上げるチャレンジや、ヤッツィー(ダイスポーカー)、バレー、梁渡り、まずいカクテルを飲むシーンなど、数えきれないほどバリエーション豊富だ。
演出のの多さは圧巻で、これがQuest対応のゲームワールドとは信じられないほどのボリュームに驚かされるだろう。
最終決戦!

大当たりを決めた後に待ち構えているのは・・・突如現れる「ふぉーるばっく」の巨人。まさかの「最終決戦」演出だ。一体、何が起きているのか理解が追いつかないが、元ネタを知っている人なら思わずニヤリとするだろう。
ここでボタンを押して成功すれば、「VRCラッシュ」に突入!脳内で「勝機を零すな、掴み取れ!」と再生してしまうほどのアツさだ。
VRCラッシュ!

「最終決戦」で突破すると、待っているのは時短モード「VRCラッシュ」だ。スペックによって残り回数は異なるが、ここからが本番。とことん当たりを狙い、スコアを稼ぎまくろう!
最後にレビュー

今回は、内容も演出もクオリティが高めのパチンコワールド「ぱちんこやさん」を紹介した。
「PF VRChat みつきVar」は、VRChatならではのネタを盛り込みつつ、ユーモア全開の演出でツッコミどころ満載だ。しかし、笑いの要素はさておき、ゲームとしての完成度は驚くほど高い。
Quest対応で軽量設計ながら、遊びごたえは十分。ボタンを押す瞬間の心臓が跳ねるようなドキドキ感、最終決戦を突破した時の"脳汁ドバドバ感"はパチンコさながらのアツさを味わえる。気づけば夢中になり、時間があっという間に溶けてしまう、そんな中毒性を秘めた面白さを持つゲームワールドである。
ぱちんこやさん
ワールド製作者
Mitsuki Alucard
対応プラットフォーム
VRChat・PC&Quest(Android)対応
ワールドURL
https://vrchat.com/home/world/wrld_c3a8c582-dc6c-4e15-a53d-713f2dbb9cb8/info
解説
演出動画付きのパチンコ(デジパチ)が打てるゲームワールド。甘デジからマックスまで実機のように5種類のスペックが遊べる。しかも完全オリジナルであり、演出の内容が細かい。