どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
クエ集のこと、「Quest日本集会場」が6月30日いっぱいまで閉鎖されたんだ。
この場所はワールドの負担が軽く、クエスト単機でも安心して交流できる場所として多くのクエスト単機ユーザーが利用されていたんだ。クエ集の終了には、惜しむ声も多いことだろう。
クエ集は利用者にとって実家のような存在。このワールドに大変思い入れのある人もたくさんいるし、そこでコミュニティや文化が生まれました。
関連記事はこちら
私がクエ集の異変に気づいたのは6月28日、バーチャルアイドルグループ「SEISO NO OWARI(セイソノオワリ)」による交流の時のことだったんだ。
いくつかのユーザーが空を見上げて、クエ集の空の様子がおかしいと気付いたんだ。
世界の裂け目が見える夜空。ワールドの終わりを告げているようだ。
通常の空。目立ったところがない、曇りが混じる空。
これまでは普通の曇り空だったのに、異変に気付いた瞬間はまるで空が裂けたような光景だったんだ。まるでオンラインゲームのサービス終了時に見かけるような光景みたいだった。
終了が近づくにつれて、ユーザーたちは思い出や最後まで見るにはどうすればいいかなど、話し合ったり盛り上がったりしたんだ。「クエ集の終わりが近づくと裂け目が見えた」という話は、本当に信じられるかどうか考えてしまうよね。
6月30日午後11時。私はクエ集に行こうとして、インスタンスを確認。すると、定員20名いっぱいの状態がずらりと表示。そこで、フレンドがいる少し空いている方へ行ってみた。
みんなが集まってクエ集の最後の思い出を作るために色々と話しました。私が入ったインスタンスには、アバター・ティグリなすのことなすちゃんがたくさんいてビックリ。クエ集はなすちゃんを愛でるユーザーがたくさんいたと聞いた。
ティグリなすはこちら
特別なイベントはなく、ごく普通の週末の深夜なのに、それでも人がたくさん集まっている光景は、年末年始の年越しと同じような雰囲気を感じさせる。中にはフレンドと挨拶回りしに行く人もいて、年越しの時にやっていることが同じなんだと思ったよ。
最後だからペンを使って寄せ書きを書くユーザーもいたんだ。まるで卒業式のような雰囲気だった。クエ集への思いをこめたメッセージがたくさん書かれていました。
終了時刻(夜11時59分)まであと5分のところで集合写真。クエ集の終わりに涙するユーザーがいるかもしれません。
撮影後には終了時刻が経ち、インスタンスにいる人たちは解散。
そして、このワールドは非公開になりました。
2023年6月30日 23:59を持ちまして、当ワールド
— queshu_official / クエ集公式 (@queshu_official) 2023年6月30日
Quest日本集会場 はUnpublishいたしました。
4年間にも及ぶご愛顧、誠にありがとうございました! #クエ集 pic.twitter.com/KfxAhjPHoX
バーチャルブロガー・燕谷古雅、バーチャル世界に記録を残すことが私の使命。
かつてVRChatの最初期で多くの方が利用されていた「ファンタジー集会場」は3年前に消滅。この時の目立った情報が少なかったことを受け、クエ集にも記録として残したかった。
Quest日本集会場という大切な場所を「記録」として残しました。
その記録として後に語り継がれていくだろう。
おれらの楽園(パライソ)クエ集、ありがとう。