【VRChatワールド】何かに敗れた者が来店する居酒屋「敗北居酒屋かがさき」とは何だ？

どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅（つばめやこが）だ。

今日は気になっていたイベントに飛び込んでみたけど、インスタンスが満杯で弾かれてしまったよ。これはJOIN戦争に敗れたってことよね・・・。時間が大きく空いてしまって、どう過ごすのか難しい。そこで、何かに敗れてしまった人が来店する「敗北居酒屋かがさき」に行ってみたよ。最近はJOIN戦争が激化して、人気のイベントに参加できない人が増えて、深刻な問題になっているんだ。

今回はこの居酒屋ワールドを紹介するとともに、JOIN戦争とイベント事情についても触れてみよう。

JOIN戦争とは？2024年のイベント事情

JOIN戦争に敗れたイメージ

「JOIN戦争（JOIN競争）」とは、イベントにJOIN（インスタンスに入ること）する人が殺到し、瞬く間に満員になってしまう現象である。イベントに入れた者は勝者となり愉悦に浸るが、満員で弾かれてしまった者は敗者となり、メンタルが削がれてしまうほど残酷な状況となる。

2024年の半ばからVRChatのユーザーが急激に増加。イベントのクオリティも上がり、動画配信や口コミの影響で、常連だけでなく初心者もイベントのインスタンスが殺到するようになった。イベントのインスタンスは逼迫し、スタッフの人数も限界に達することが多く、中にはインスタンスキュー（インスタンス待ち）の人数が500人以上になったイベントもあった。その結果、初心者は「イベント＝JOIN戦争」というイメージを植え付けられ、参加しなければならないという使命感に駆られる誤解が生じ、既存のユーザーは「JOIN戦争がない方がマシ」と諦めるほど、VRChatの世界では深刻な問題になっている。

この問題に対する対策としては、スタッフの人数を増やしたり、インスタンスの人数制限を緩和するほか、参加経験のない新規客限定のイベントを開いたり、イベントのインスタンスの数を増やすなど、さまざまな工夫がなされている。

「敗北居酒屋かがさき」とは？

都会のビルの地下にあるコンセプト居酒屋のワールド。「敗北」の名に相応しく、哀愁漂うメロディーと共に、ちょっと味のあるレトロな空間が特徴である。JOIN戦争といった何かに敗れた人々が訪れるお店として知られている。名物はハイボールもとい、「敗ボール」。

数点貼られているポスター

どこをみても圧倒的な数だ。店前の階段の壁に、入り口周辺など、数枚のポスターがたくさん！ユーザー有志から頂いたものだろうか？パロディものや宣伝、人気のイベント、コミュニティ、VRの世界で有名な人、終了したイベントなどが貼られている。壁際のポスターを見て、様々な情報を知ることができたり、過去のイベントを懐かしむなど、このお店の魅力である。