どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(ツバメヤ コガ)だ。
VRChatでよく利用している集会所のワールドは、雑談を楽しんだり、ペンを使って文字や絵を書いたり、イベントの情報を収集するために必要不可欠な場所だよ。
今はさまざまな設備が整っていて利用しやすくなっているけど、昔の集会所ワールドがどんなものだったのか気になるよね。最近、VRChatの黎明期の話題が出たのをきっかけに、ワールドの歴史について触れてみようと思う。
そこで今回は、かつてVRChatで利用された「Presentation Room」を紹介し、集会所ワールドの歴史に触れて考えてみた時のレビューをお届けしよう。
Presentation Room(プレゼンテーションルーム)とは?
VRChat公式が公開されたワールド。当時は非常に人気の高いワールドで、多くのユーザーに利用されていた。カラフルなトレイルペンや消しゴムを使って、立体で文字や絵を書くことができ、無言勢のユーザーが使われていた。当時は集会所ワールドに似た役割を果たしていた。
当時は図面がランダムに削除されるバグが発生し、一時期は登録されていなかった。その後、ユーザーがUDONというVRChatのプログラムを使って、利用しやすくリメイクされたものが存在する。中にはQuest対応化されたバージョンがある。
かつて存在したVTuberのミライアカリが、このワールドで交流している様子の動画が取り上げられていたことがわかる。
これは何?
壁には大きな白い紙のようなものがある。これは何だろう?現在の日本のワールドでは、この辺に動画プレイヤーやスライドのギミックが入るはずの場所だが、これといった仕掛けがない。ペンがあるからホワイトボードのように使うのだろうか?
壁の周りには白いものだけ。掲示物が一つもなく、シンプルな作りになっている。このワールドの容量は一桁しかなく、軽量で扱いやすく設計されている。
このボタンは何だろう?これを押したらステージの床が落ちてきそうだ。VRChatの細かすぎて伝わらないワールドのセットみたいな仕掛けがありそう。触っちゃダメなのか?
ペンを使ってみよう
「Presentation Room」では空中で文字や絵を描くことができる8色のトレイルペンや消しゴムが備えられている。現在のVRChatのワールドでよく見かけるQvペンとほぼ似ている。
実際にトレイルペンを使ってみると、今のQvペンと違い、少しブレを感じている。遠くから見ても少し綺麗だし、悪くない。
ホワイトボード消しのようなアセットは、トレイルペンで書いたものを消すことができる。Qvペンの消しゴムと違い、綺麗に上手く消しづらい。Qvペンのように書いたあとをペンの後ろ先ですぐに消す機能がないから不便を感じる。
ステージ上にあるボタンはワールド全体にトレイルペンで書いたあとを全部消すことができる。
当時の苦労とユーザーの頑張りによって拡張されたVRChat
最近VRChatをはじめた人にとっては、不便だと感じることが多いこのワールド。当時はアセットやインフラが整っておらず、「Hub」と呼ばれたワールドに集まり、雑談に利用されることが多かった。VR生活に必要不可欠な時計や動画プレイヤー、Qvペン、イベントカレンダーなどは、ユーザー有志によってVRのプラットフォームが扱いやすく拡張され、さまざまな人に利用しやすさを提供している。そのため、設備のありがたみがよく理解できる。
最後に
当時は何も整っておらず不便に感じることが多かったが、唯一トレイルペンだけはコミュニケーションツールとして必要不可欠であると感じた。ユーザーのおかげで集会所は利用しやすくなり、進化を遂げていたため、VRChatの集会所はさらに身近な居場所としてアップデートされるだろう。
参考資料
Presentation Room | VRChat Legends Wiki | Fandom
Presentation Room
ワールド製作者
VRChat
対応プラットフォーム
VRChat・PCのみ
ワールドURL
https://vrchat.com/home/world/wrld_78373831-0109-4808-9b63-27382f4c6975
解説
VRChatが公開したワールド。立体で文字や絵を書くことができるトレイルペンと消しゴム完備。当時は多くの人が集まっており、集会所系ワールドとして使われていた。