やあ、バーチャルブロガーの燕谷古雅だ。
ここは「V Home(ブイホーム)」という、自分で家を作るというより、家の素材を使って組み立て、家のワールドを作るための設計図を作るワールドだ。
このワールドは家のモデリングやUnityの組み込みなど苦手な人でも簡単に家のワールドを作ることができます。こういうものがあるとワールド作りのハードルが一気に下がりますね。
ひとりで組み立てるだけでなく、複数人で協力して組み立てることもできます。ワールドにアップロードし、公開することができるので、みんなの思い出をのこすには良さそうです。
今回は「V Home」で実際にひとりで家を組み立て、設計図を作り、UnityというVRChatにアップロードするために必要なものを使ってワールドを公開するまで、その時の様子を書きました。
説明書きの写真の通り操作は簡単だ。マスのように線が引いてある部分に+(プラス)の目印をクリックするとオブジェクトが表示される。赤は壁、青は天井、茶色は床が出てくる。
はぁ・・・芝生を貼っただけに一人で黙々やると一苦労。まだ家が立っていないが、クリックしただけですぐに組み立てるやり方は新鮮で楽しいもんだ。
ー1時間後ー
天井に灯りを付けて・・・これで1階の部分が出来上がったな。
天井にライトがないと暗くなるので天井の確認が必要だ。
ー30分後ー
柵を付けたところでベランダと2階も完成。あとは仕上げるまであと一息だ!ちなみに柵や壁、天井がないと2階から落ちてしまうので確認が必要だ。
よし、家が出来上がった!!
喜ぶのはまだ早い。これが出来てもこのワールドは保存する機能はないし、そのまま残せない。
丸い透明の玉に家の設計図があるので、その玉にカメラを使って突っ込む。すると、設計図のままの画面が映るのでそこで撮影。
家の設計図は1F、2F、階段の三つ揃わないとUnity に読み込めないので忘れずに撮っておこう。
次はUnityを使って家を自動的に作り、そのまま自分のVRChatのワールドをアップロードしよう。
※注意:VRChatへのワールドのアップロードと公開はトラストランクが「User」以上で可能。アップロードだけの場合「New User」でもできますが、パブリックでの公開はできません。
VHomeの作り方については公式サイトのユーザーマニュアルに書かれています。
家のワールドを作る前にVRChat Creator Companion(通称:VCC)からUnityで環境を構築すること。これをやらないとVRChatにアップロードができない。
VCCを使うことで簡単にUnityの環境構築ができます。VCCで環境構築の仕方については以下の記事に説明されています。
VCCで環境構築が出来たところでUnityを開いてみよう。「VHome Auto Builder」の中身から「VHomeAutoBuilder」の「unitypackage」をUnityにインポートしよう。
次に撮った設計図もUnityにインポート。1F、2F、階段の設計図を入れ込んだら「ビルド」を押すと・・・
こんなふうにVHomeで組み立てた家がそのままUnityの画面に!しかも壁の貫通しないためのコライダーや天井の明かりは自動的に設定されています。
ワールドに最初から入るリスポーン地点を設定し、そしてアップロードしよう。
家のワールド完成!
途中で色んな家具を置いたり、空を変えるなど、改造することが可能だ。初めてのワールド作りや勉強には良さそうです。
ワールド作りが初めての人、苦手な人でも実際に「VHome」のワールドで家を組み立ててみるのはどうでしょうか?
このワールドはPCとQuest両対応ですが、Quest単体で組み立てることはできますが、写真の仕様で設計図を撮影してもUnityに読み込むことができませんのでご注意。
V Home
公式サイト
ワールド情報
V Home(Quest対応)
オリジナルの家を組み立て、家の設計図を作ることができるワールド。家具やQVペンが備えてあり、目印をつけることができます。