どうも! バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!
メタバース(ソーシャルVR・VRSNS)を始めたばかりの初心者のために、様々なイベントやコミュニティを紹介する「Spice Of VRinks(スパイス・オブ・ブイリンクス)」のセカンドデイ。各団体や企業がプレゼンやトークを展開する様子は本当に興味深かった。今回はその内容をレポートをお届けしよう。
目次
第3会場
VRChat関西部
VRで世界中の人々との交流するのも良いが、バーチャル空間で地元の人と話したいと考える人もいるだろう。そうした人々には地方集会系イベントに参加してみてはどうか。その一例として「VRChat関西部」というコミュニティがある。
VRChat関西部は、関西出身や在住のVRChatユーザーを集めて親睦を深めることを目的とした、VRChat最大の地域コミュニティである。毎週月曜22時から24時まで「関西交流会」という地方集会系イベントを開催している。VRChatは国際的な交流ツールであるが、リアルの感覚と同様に地元のコミュニティが欲しいために立ち上げた。
VRChat関西部には、2023年の秋にプロ野球阪神タイガースが優勝した際にバーチャル道頓堀で飛び込むイベントを企画したことで知られるバーチャル道頓堀など、関連するワールドが存在する。また、最近では阪神競馬場のワールドも作成された。このようにVRChat関西部はリアルを重視した活動を行っており、関西の飲食店やスポット、生活に関する情報を知りたい人は関西交流会に参加して情報収集すると良いだろう。
VRChat関西部の他に「VRC全国地方集会」という、VRChatで日本全国を元気するイベントにも参画しており、関西以外の地方集会と共に日本の地方の魅力をアピールしている。
目標としては、VRChat関西部の活動の機会を増やし、バーチャルマーケットやリアルイベントへの出展、全国地方集会やDiscordサーバー「旅HUB」など、他のコミュニティとの共同活動を行うことである。そして2025年には関西で大規模オフ会を開催したりと様々な方面で関西を盛り上げたいと目指している。
VRChat関西部は部員募集中であり、関西出身・在住者だけでなく、他県民も歓迎している。VRChat以外にも、他のゲームで遊んだりオフ会を開催しており、専用のDiscordサーバーには約1000人近くが参加している。
立ち上げのきっかけは、関西の人々と仲良くなりたいためだけでなく、2025年の大阪関西万博を契機にで少しでも大阪を盛り上げたいという思いからである。VRChatはバーチャルで自己完結している印象あるが、メタバース・バーチャルから一歩外に出てリアルでも楽しいことを目指していると柳さんは述べている。
目標と展望としては、認知度をさらに高め、Discordサーバーやグループ内のユーザー数を増やし、大阪関西万博の年にオフ会を開催すること、そして関西でバーチャルを根付かせることを目指している。
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VRインプロ集団 白紙座
「VRインプロ集団 白紙座(はくしざ)」は、2022年11月に設立されたVRChatとclusterで活動する、インプロ(即興演劇)を特化したバーチャル演劇団体であり、メンバー45人構成されている。インプロは、台本の打ち合わせがなく、役者が息を合わせてその場でシーンを作り出す演劇のスタイルであり、海外ではテレビ番組や大会が行われるほど盛んである。白紙座は「Maestro Impro™️」を採用しており、観客が採点する勝ち抜け方式のルールで、その日最も輝いた役者を決定する一体型のショーとなっている。白紙座はこのためのライセンスを取得しており、世界で唯一、バーチャル空間での上演が認められた、国際的に認められた団体である。役者が短時間でシーンを入れ替えることがインプロの醍醐味である。
白紙座の魅力は、お笑い、ダンス、アクションなど、個性豊かな役者が集まり、さまざまな化学変化を起こす点にある。観客が推しの役者を見つけたり、応援することも楽しみの一つである。さらに、ショーの行方は観客の採点次第であり、役者がお題をもらいにくることもある。オリジナル会場である「ましろ小劇場」は、リアルな距離感を再現し、生の演技を間近でみることができる。これにより、VR空間での生の演劇をその日限りで感じることが可能である。参加方法はプラットフォームによって異なり、VRChatでは観劇用グループに参加、clusterはイベントページから入室できる。
白紙座は、いつでも自由に演劇を楽しめる場所を提供するために設立されたが、誰でも自由に演劇をするために、ましろ小劇場の会場レンタルと公演サポートを提供している。演劇に挑戦したいが会場作りが難しく、演出や舞台装置はこだわりたいため、劇場のレンタルも行っている。演目に合わせてカスタマイズし、専用ワールドを作ることができるほか、1年間のノウハウを凝縮した公演用ギミックも利用可能である。公演のサポートや、稽古や講演など、様々な相談応じて手厚くサポートしてくれる。(※現在はお試し期間であり、完全無償で提供されている)
白紙座を立ち上げたきっかけは、VR空間で演劇を行える場を作りたいという思いからであり、一緒に笑う人を増やしたい、演劇に興味を持ってもらいたいという願いからである。最近は「メタシアター」や「ぱんだ歌劇団」「maropi工房」など、演劇団体が増えており、それらが多く公演を行っている様子を見たいという思いもある。白紙座は、気軽に公演する場を広げ、多くの人に演劇を楽しんでもらうことを目指している。
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お笑い道場
VRCお笑い道場は、VR空間で活動する芸人たちがお笑いを披露するイベントを開催するとともに、お笑い芸人たちが集まるコミュニティの一つである。やそちんさんが座長を務めている。このイベントでは毎月第1および第3金曜または土曜日にライブを開催しており、VRChatだけでなく、clusterでもイベントが開催されている。
このイベント団体を立ち上げたきっかけは、やそちんさんがお笑いのネタをすることに情熱を持ち、VRSNSでお笑いの団体やお笑いを表現するイベントが存在しなかったため、2020年に自身で立ち上げた。VR上での体験を通じて、お笑いで笑顔を届けたいという強い思いがあり、全力でお笑いを注いでいる。やそちんさんは、笑顔で疲れを吹き飛ばしたいと語り、さまざまな人にネタを見せたいと展望を持っている。
Spice Of VRInksでは、やそちんさんがピン芸(自分のエピソード語り)を披露し、地蔵めたびさんと黒崎こぎんさんはお砂糖漫才(夫婦漫才に近い形式)でステージ上でパフォーマンスを行った。
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VRCお笑い道場に関する詳しい情報は、X(Twitter)でチェックしてみると良いだろう。
第4会場
バーチャルライフマガジン
「バーチャルライフマガジン」は2019年から、VRChatをはじめとするVRSNSやVTuberなど、バーチャルに関する様々な情報を発信するWebマガジンである。様々なワールドに壁新聞が掲示されており、「バーチャル地方紙」をモットーに、バーチャル世界で生活する住人の、住人による、住人のための、身近なメディアを目指している。
バーチャルライフマガジンでは「名刺交換バーチャルオフ会」というイベントを毎月末の22時から開催している。このイベントでは名刺交換の感覚で自己紹介をし、バーチャル空間で自身の活動を報告し合う。バーチャルライフマガジンは、VRで活動するメディアとして、VRChatだけでなく他のVRSNS特有の「人と人を繋ぐコミュニティ」へのアクセスを促し、メディアが入ることで、その情報を知るきっかけを作る役割を持っている。課題は、一般のユーザーだけでなく、様々な分野で活動している人々も含まれており、人との接点が無いとてんてんバラバラになってしまう。また、VRSNSに関する情報は膨大であるため、X(Twitter)といったSNSで探しても、その情報が見つかりにくい問題を解決するためにこのイベントを立ち上げた。
普段の界隈でも会えるような場所を提供し、クリエイターやVTuber、イベンターなど多くの活動者が参加されている。異業種交流会の感覚であり、コラボや活動などを通じてお互いにWin-Win関係に繋がることができる。
バーチャルライフマガジンの展望は、メディアとして存在するだけでなく、バーチャルの界隈の発展のためにメディアを通じ、活動を宣伝しやすい場を提供し、各コミュニティの入り口となり、界隈の繋がりを作ることを望んでいる。
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※寄稿やライターの募集もしています!
足蹴屋
「足蹴屋(あしげや)」は、毎週土曜21時から22時まで開催されているリラクゼーションのイベントである。このイベントはVRCのグループオンリーで開催され、足で踏まれたい人や踏みたい人が集まる、バーチャルでは珍しい個性的な内容となっている。足で踏みたい人は体全体を自由に動かすことができるフルトラッキング装置が必須推奨されているが、ワールド内には専用の椅子が設置されており、踏まれたい人は3点トラッキングやデスクトップでも参加可能である。
イベントを立ち上げたきっかけは、主催者がフルトラッキングを装着した際に、いたずらしやすいフレンドが膝下にいて、そのフレンドを踏んでみたことからである。イベントを通じて参加者に提供することは、VRChatの初心者でも興味を持たせるために行われており、VRChatが楽しくなると感じさせるきっかけを作ることを目的としている。そのため、X(Twitter)で見たことがきっかけでこのイベントに参加した初心者ユーザーが増えているという。このイベントは初心者だけでなく、海外のユーザーにも好評であり、多くの参加者がいる。足蹴屋は海外でも通用する個性的なイベントとなっている。
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居酒屋「和み」
VR飲み初心者専用居酒屋「和み」は、週に一回、不定期で21時から22時まで開催されるVR飲みを楽しむためのイベント。このイベントは「ここではみんなが常連さん」というスローガンをもと、初心者が気軽にVR飲みを体験できる場所を提供することを目的に、2022年に立ち上げられた。イベントの目的は、VR飲みを通じて文化形成と交流の場を提供することにあり、VR飲み初心者や節度をもって飲酒ができる方、また飲酒しなくても楽しめる方々におすすめのイベントとなっている。
居酒屋「和み」の魅力は、参加者を取り残されないように、会場に入るとすぐにグラスを私乾杯を行うなど、暖かく迎える工夫がされている点である。スタッフは多く配置され、話に入りづらい参加者でも小さな輪を形成しやすく、話題のきっかけを作ることに注力している。開催曜日に決まりがなく、お客さんの常連化を抑え、内輪感をなくし、コミュニティに馴染みやすい環境を作っている。通常イベントも土曜日に固定で開催されるが、固定の初心者に限定しない開催日を設けることで常連さんも楽しむことができる(そっちが内輪感はある)。
居酒屋「和み」では、イベント公式VTuberが所属しており、イベントの広報活動やVRChat内外への積極的な情報発信を行っている。さらに、VRイベントとのコラボなど、様々な企画を積極的に開催しており、過去にはVketやお笑い道場などもコラボを行っている。雑誌やメディアなど企画出演も多数取り上げられており、VRを超えてリアルな活動への進出も行っているため、その活動や露出は非常に積極的である。
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WeaverseLab株式会社
WeaverseLab(ウィーバースラボ)株式会社は、現実とメタバースをシームレスに繋ぐ技術を開発する企業であり、Resoniteで知り合った友人たちと共に立ち上げられた。
WeaverseLabは、リアルVketで出展された「Avatar Mirror」など、多岐にわたる技術を開発している。この「Avatar Mirror」は、鏡に立つだけでユーザーの姿がアバターの姿に切り替わる。また、「Creator Meets」は現実にある大きな画面に絵を描き、その絵をVRの世界にいる人が利用できるシステム。「Vket Walk」では、機材を背負い、VRに住む人が現実世界を練り歩いたり、おしゃべりができる企画が展開されている。Jmofで出展された「Spacial Clip」は、現実世界の姿をメタバース空間上にホログラム通信が実現するような技術など、XR関連企業やイベントとの実績もある。
WeaverseLabは、メタバースを通じて現実とバーチャルをシームレスに繋ぎ、新しい表現の場を作ることを目指している。
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第5会場
メタバースキャリコン集会
「メタバースキャリコン集会」とは、毎週日曜の22時から23時に開催されている、仕事やキャリアに関する相談と交流のイベントである。キャリコンとは「国家資格キャリアコンサルタント」のことで、職業選択や能力開発に関する相談やアドバイスを行う専門職を指す。このイベントは「メタバースキャリコン集会」という堅苦しい名前のため、意識高い系のイベントと誤解されがちであるが、実際は就職や転職、仕事の悩みに関するプライベートなお悩みに寄り添い、フランクに楽しめるイベントとなっている。
キャリアとは「わだち」を意味し、自分が歩んだ道の足跡から名付けられている。したがって、仕事に関わっていなくてもキャリアと呼べる。
キャリコン集会には毎回20~30名ほど参加しており、その中には5〜10名ほどのキャリコンがいる。交流雑談だけでなく、無料のキャリア相談も行われており、就活中の学生や職場の悩みを抱えている人、転職を希望の方が相談に訪れることが多い。また、VRでの活動方針やVTuber活動に関する悩み相談も行われることがある。
キャリコンのワールドには相談室が設けられており、相談内容が外部に漏れないように設計されている、相談所の外観は四季に応じて変更される。
このイベントはVRでカウンセリングを行う試みが評判を呼び、キャリコン同士を集めたイベントを開催したことがきっかけで始まった。最初はキャリコン同士のつながりであったが、現在は相談するイベントへと発展している。このイベントを通じて、相談できる場を一般に提供し続けたいという目標がある。
相談希望者の増加により、キャリコンの人数が不足している点が課題である。キャリコンとして活動している方々には、VRChatに参入し、この集会に参加してみることをお勧めする。
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運営:癒色えも
VRC初心者ワールドツアー
「VRC初心者ワールドツアー」は、毎週木曜の21時から22時まで開催されるイベントであり、初心者ユーザーでも楽しめるワールドを巡る内容となっている。しかし、Spice Of VRinksではこの説明だけであり、観客や視聴者が退屈しないように「ビジたろう」という紙芝居でイベントが紹介されていた。
このイベントには、Androidスマホで遊ぶ人、ワイワイワールドを楽しむベテラン、無言で遊ぶ人など、様々な人が参加されている。VRC初心者ワールドツアーは、「VRChatの楽しみ方」を短時間で一通り体験できるワールド巡り系イベントであり、コミュニケーションをとることで人との繋がりの機会を提供するイベントである。PC向けとQuest(Android)向けのインスタンスも用意されており、たった1時間で安心して楽しめるようになっている。
このイベントを立ち上げたきっかけは、2020年にQuestが発売されたばかりの頃である。当時はQuestに対応したイベントが少なかったため、Quest単体のユーザーを受け入れる場を提供することが目的だった。このイベントは初心者に自分なりの楽しみ方を感じさせる場を提供し、スマホユーザーにもついていく場を作ることを目指している。
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主催:きりかぶ妖精のまる
V医研/VR酔い訓練集会
「VR酔い訓練集会」は月曜23時に開催、現役の耳鼻科医であるVTuber法月ロイ先生が主催するイベントである。このイベントは、VR酔いを克服するための場を提供することを目的としている。イベントの会場には、VR酔いを克服するための訓練用シミュレーターが設置されており、動き回る椅子や縞模様の壁などがある。
ヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)をかぶると、画面が酔ってしまい、中断してしまう人がいる。法月ロイ先生は、医者としての経験を活かし、そうした問題を無駄にさせないように訓練の場をつくることでこのイベントを立ち上げた。
このイベントを通じて、訓練を繰り返すことにより訓練次第でVR酔いの克服が望める。初心者向けや上級者向けまでのシミュレーター(アトラクション)が用意されており、一部の参加者は乗るだけで酔ってしまうが、遊園地のアトラクションのように楽しめる人もいる。
このイベントの目標はVR酔いの撲滅であり、VR酔いが理由で楽しめないと心配する人々に、酔いを克服する環境を作ることで支援し、VRを楽しむためのお手伝いをしている。
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主催:法月ロイ
xRAM/クラム
「xRAM(クラム)」とは「xR with Anything Meetup」の略であり、メタバース空間でクリエイターや開発者の知見を発表し、交流を促すコミュニティである。このコミュニティは、月毎の定期的に開催される勉強会イベント「xRAM」や、年に1度メタバース上で12時間以上にわたる大規模プレゼーションイベント「VR Kyougi」、他のコミュニティと共同でテーマに沿った発表を行うカンファレンスイベント「with xRAM」など、様々なコンテンツを企画し、発信している。また、VRSNS及びメタバースの発展とともに、ユーザーやクリエイター、コミュニティの育成に力を入れている。
このイベントは2019年にXR関係のイベントがほとんどなくなってしまったことと、、VRで活動しているクリエイターが登壇するLT(ライトニングトーク)のイベントを企画したことから立ち上げられた。xRAMはユーザーが能動に参加できる場を提供し、広く知らしめることで楽しんで受け入れる体験を、リアルやメタバースで根ざすことでユーザーに価値を提供を目的としている。またメタバースやVR空間をリアルに繋げられるような企画を展開することを望んでいる。
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第6会場
私立VRC学園
VRChatといえば、日本人のユーザーに会うのが難しかったり、既存のコミュニティに入りづらかったり、プライベートでこもっている人がおおかったりと、取っ掛かりが難しい。またVRChatでは文化が多くあるゆえに、その文化がわからない人が多くいる。それを解決するために「私立VRC学園」がある。
「私立VRC学園」は、新しくVRChatに入ってきた初心者をはじめとする生徒が、1クラス15人の教室と2週間の学生生活の中で学び、交流し、深めあう、学園空間型コミュニティ体験イベントである。このイベントは、VisitorやNew Userといった初心者を主として想定しているが、全てのトラストレベルのユーザーが参加可能である。VRCの文化に対する知識を深めたい人、気軽にJoinできるフレンドが欲しい人でも歓迎である。
私立VRC学園の募集定員は100人で、1クラス15~18人の6クラスで構成されており、授業は平日の夜22時から45分間行われる。イベントの期間は2週間である。
この学園は、VRChatを始めたばかりの人や、VRChatを始めたけどよくわからない人、遊び方などを知りたい人に特に推奨される。参加者はVRChatの文化や可能性を学びながら、一緒に遊ぶ友達を見つけたり、普段合わない人も知り合えるような機会を提供している。
学べる内容は期によって異なり、講師も毎期募集されている。団体の運営者やイベンター、クリエイターが役立つ技術やVRChatの楽しみ方を教えてくれたりと内容は様々である。
私立VRC学園では、学園生活やクラスの枠組みの中でフラットな関係性で友達を作流ことができる。同時にVRChatの文化を知ることができる場所を目指している。そのため、一度私立VRC学園に参加した人は二度と再入学できないという規定がある。学園長は、出来るだけより広い視野でVRChatを理解し、さまざまな活動に参加してもらいたいと述べており、今後もこの取り組みを継続し、VRChatの文化を広く伝えていく方針である。
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VRC茶道部・VRC華道部
メタバース空間で気軽に日本の伝統芸能を楽しむイベントが存在する。「VRC茶道部」と「VRC華道部」がその二つの団体がSeries Of VRinksで登壇する。
「VRC茶道部」と「VRC華道部」は、主に日本の伝統文化を気軽にかつ本格的にメタバースで楽しむためのコミュニティである。VRC茶道部とVRC華道部は、VRChat中心を活動し、clusterやResoniteなど他のプラットフォームで活動範囲を広げることを目標としている。未経験者や熟練者までが気軽に参加できるような環境を提供している。茶道と華道は密接な関係があり、VRC茶道部の茶会の床には、VRC華道部が実際に行けた花をフォトグラメトリ技術で立体化した作品が利用されている。
VRC茶道部は月に一度の月釜(茶道の茶会)し、それに向けて月に2〜3回の稽古会と部室開放が行われている。茶道の茶会に使用したお道具類は、ユーザー有志が作成した3Dモデルで、茶道部のワールドは月に一度更新される。また、他コミュニティとのコラボ茶会や、茶道に関する講義や講演も行っており、プラットフォームをまたいで活動をしている。
VRC華道部は月に1度、不定期にて開催される。毎回数点をピックアップして作品について解説を行い、生け花の考え方や作り方のミニ体験会を提供する。様々なワールドや目的に合わせて、実際に作品を製作し、フォトグラメトリの技術で立体化したものをVRChat上で展示される。華道に関する講義や講演も行っている。
VRC茶道部は、茶道室のワールドができたことがきっかけで立ち上げられた。茶道を実践できる人が名乗りを上げ、多くの人が集まることで自然と始まった。VRC華道部は、テクノロジーを活用して伝統文化を広めるために立ち上げられた。
VRC茶道部の部長であるよーこふさんは、「メタバースで本格茶道体験」と銘打って、月1回月釜や稽古会、部室開放、講義・講演で通して、気軽かつ本格的にお茶の入門を行っている。リアルとバーチャルをつなげる存在だからこそ、バーチャルがきっかけでリアルでも参加できる場を作りたいと述べている。VRC華道部の部長であるたけやさんは、考える方向が茶道部と同じで、リアルで生花をやっている人にメタバースで参加できるかと考えなければならない事があり、メタバースとリアルの人々との交流を大切にしており、それが部活動の重要な部分となっている。
VRC茶道部とVRC華道部は、VR上で文化の未来をともに創ることを目標とし、敷居を低くして気軽に楽しめるコミュニティとしている。興味があれば、参加してみることをお勧めする。
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華道部
VRP Dance Studio
Spice Of VRinksでは、「VRP Dance Studio」のメンバーがフルトラッキング装置を利用したダンスを披露し、特殊な技術で二人に分かれて踊る姿を魅せ、ステージの観客や動画視聴者を驚かせた。
「VRP Dance Studio(VRPダンススタジオ)」は、VRChat内に活躍されている音楽シーンを支えながら、ダンスシーンを盛り上げていく団体である。この団体は、VRSNSでのダンス文化を広げるために、VRダンスを始める機会、楽しむ機会、習う機会を提供する。目的は、多くの人々にVRダンスを音楽に合わせて体を動かす楽しみを伝えることである。VRP Dance Studioは数多くのダンスレッスンのイベントがあり、平日毎日のように開催されており、さらに「VRダンス体験合宿」というイベントもある。情報はDiscordサーバーで確認できる。
ダンスのジャンルにはヒップホップやジャズ、コンテンポラリーなど8種類あり、毎日異なるダンスを楽しむことができる。
立ち上げたきっかけは、VR空間でのダンスに魅力を感じたことである。VRダンスは自宅で体験可能であり、VRChatで使われている様々なアバターを通じてダンスをすることで、その魅力を引き立てたり、アバターを切り替えることでバーチャルで表現をアピールすることができる。実際にVRを楽しみながらダンスの知識や技能を身につけることは、非常に魅力的である。
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イベント詳細
Spice Of VRinks
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主催
獅子堂つかさ(@SSC0529)
MC
- おむらいす食堂(@omurice_shokudo)
- ききょうぱんだ(@kikiki_kikyo)
- 芳井はじめ(@Ryohei_Hajime)
- エンジンかずみ(@Engine_Kazumi)
- 禰好亭めてお(@DiscoTeiMeteo)
- 九条林檎(@ringo_0_0_5)
- 特上あどれちゃん(@A_dore_u)
- たみー(@tammy_now)
- 朝ノ瑠璃(@asanoruri)
- ちべたろー(@rururu_himaman)
公式アンバサダー
- 真園萬子(@TakakoMM2019)
- 癒色えも(@ishiki_emo)
- CHIHAYAちはや(@chihaya_369)
- わんわんお(@wanwanomk5)
- ゆーてる(@sayn_sth_)
- 桜咲(@oshicookieman)
- 日辻(@Hitsuzi_VR)
- るーまーべりー(@ruma_chan_vrc)
- Rin*(@RinAstarisk)
- にゃる(に〜にゃ)(@nyalnyal_VR)
- ねこたん(@VRCaccount1)
- はるかぜ(@hlkz)
- mochi/おもちやさん(@Omochiya3)
- わたげちゃんねる(@watage_ch)
- イカめし(@ikameshi_vr)
- 冒険者でぃー(@D_human_VRC)