どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
6月25日、「TOKYO AVATAR GATE(トーキョーアバターゲート)」のグランドオープンに合わせて、プレスイベントの取材に行ってきたぞ!
「TOKYO AVATAR GATE」っていうのは、漫画やアニメなどの日本のコンテンツと連動して、公式のデジタルファッションーーつまりアバター用の衣装を販売するECサイトなんだ。気に入った衣装を買って、自分のアバターに改変して着せられる。アニメの公式コスプレがVRChatでできるって話だ。これは夢とロマンの塊だよな。
今回は「TOKYO AVATAR GATE」がどんなところなのか、実際に見てきたことを紹介していくぞ!
TOKYO AVATAR GATEとは
漫画やアニメといった、日本を代表するコンテンツと連動し、VRChatをはじめとするメタバース空間(VR空間)で使用できる「公式デジタルファッション(※アバター衣装)」を販売するECサイトである。VRChatをはじめとするユーザーやファンに向けて、高品質なアバター衣装を提供している。
グランドオープンに合わせて、新商品の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』とのコラボアイテム、さらに「TOKYO AVATAR GATE」のオリジナル夏衣装が登場。7月以降には『モブサイコ100』のコラボ衣装も販売予定となっている。
※デジタルファッションとは、デジタル上で制作・表現されるファッションアイテムのこと。SNSやゲーム、メタバース内でアバターに着せる衣服・靴・小物などがこれに該当する。
リアクロからアニメ衣装まで!
「TOKYO AVATAR GATE」では、オリジナルデザインのリアルクローズ(リアクロ)や、アニメ作品とのコラボアイテムが販売されている。
アニメとのコラボアイテムは、いわゆる"コスプレ衣装"にとどまらず、劇中で登場する「能力」や「装備」までも再現可能な仕様となっているのが特徴だ。一方で、オリジナルのリアクロアイテムは、普段使いでも違和感のない洗練されたデザインが多く、高品質な仕上がりとなっている。どちらも価格帯はやや高めだが、リッチなアバターファッションを楽しみたい層にとっては、満足度の高いラインナップだろう。
現地点で展開されている作品は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『モブサイコ100』、『無職転生Ⅱ 〜異世界行ったら本気出す〜』、『東映荒波計画』の4タイトル。今後もさらなる作品の追加が予定されている。
TAGプレスイベント 〜だれでもなりきれるコスプレの時代〜
6月25日に開催された「TOKYO AVATAR GATE(以下、TAG)」のプレスイベント。内容は、運営代表とプロジェクト担当者によるトークショーと、充実した質疑応答という濃密な構成だった。
これまでも『ギルディギア』など、バーチャルマーケットを中心に話題となった公式衣装が販売されており、自作のコスプレ衣装を身にまとうユーザーの姿も多く見られていた。また、公式アバターの販売も進み、そのキャラクターになりきって楽しむ文化も徐々に定着しつつある。いまや、VR空間でのコスプレは、リアルのそれに限りなく近い体験となっている。
現実のコスプレでは、衣装・化粧品・小道具などの準備にコストがかかるうえ、キャラクターに近づくための体型維持など、高いハードルがつきものだ。しかし、メタバース・VR空間上のアバターならそうした制約を取払い、気軽に改変することで"キャラクターになりきる"ことができる。
これまではユーザー自信が衣装を自作したり、似た雰囲気の服を使って代用するケースが多かったが、TAGでは"アニメ公式"の衣装やギミックを手軽に購入でき、高クオリティなコスプレ体験が可能となる。
とはいえ、公式衣装を使用する上で、配信者やVTuberにとって気になるのは「版権物の写り込み」や「アバターの利用規約」といった権利面だろう。これについては、TAG側が版権元と連携し、クリアな利用条件を整備することで、安心して利用できる環境づくりを進めているという。
質疑応答では、「好きなアニメの衣装を着てみたい」「推しの漫画に登場する能力を使ってみたい」と次々と寄せられ、参加者たちは目を輝かせていた。VRChatで"アニメ衣装を着て""劇中の能力を体験する"ーーそんな「メタバースなら当たり前」の未来が、ようやく現実に追いついてきたことを実感させるイベントであった。
TOKYO AVATAR GATE
公式Webサイト
https://www.tokyoavatargate.com/shop/
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