ツバメヤロク - VRレビューブログ

VRSNS・ソーシャルVR(VRChat、Cluster)のワールド・イベント等のレビュー・紹介など様々なスタイルで発信するブログ。

【VRChatワールド】人気動画「ゾゾゾ」にインスパイアされた恐怖のガチ廃墟!雰囲気ホラーワールド「ゾゾぶいちゃ」とは?

 

どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!

まだまだ暑い夏が続いているな。でも、そんな熱気を逆に、「ホラー」がアツくなってきているぞ。いや、「ホラーがアツい」って矛盾して聞こえるかもしれないけど・・・夏といえば、やっぱり怖い話や肝試しの季節なんだよな。

さて、動画をよく見るっていう人なら一度聞いたことがあると思うが、「ゾゾゾ」というホラーチャンネルは知ってるか?心霊スポットやいわくつきの廃墟を探査していくっていう、なかなか見応えのあるシリーズだ

そんな「ゾゾゾ」が好きなクリエイターが、VRChatでオリジナルの廃墟ワールドを公開したんだ!一つは、不気味な「繰間岳アパート」。もう一つは、つい最近公開されたばかりの「王葉塚病院」。どちらも、まるで現実にそこへ迷い込んだかのような空気感が漂っているぞ。

というわけで今回は「ゾゾゾ」に影響を受けたクリエイターが手がけた、リアル志向の雰囲気ホラーワールドを紹介していくぞ。VRでしか味わえない、背筋がぞわっとする"リアルな怖さ"、ぜひ体験してくれ!

 

元ネタの「ゾゾゾ」とは?

心霊スポットやいわくつきの廃墟を巡り、ストーリー性とリアルな体験を重視したホラーコンテンツ。日本全国の怪しげな場所をレポート形式で紹介し、その場の緊張感や空気感をリアルに伝えることで、多くの視聴者を惹きつけているのが特徴だ。

劇的な演出は用いず、派手な効果音やBGMに頼らず、現地での自然な反応や静かな空気感を大切にしており、「やらせがない」「リアルで怖い」といった声が多く、視聴者から高い評価を得ている。

動画のクオリティは非常に高く、投稿頻度は少なめでありながら、公開されるたびにSNS上で話題。メインチャンネルの全動画が100万回再生を超えていることからも、その人気ぶりがうかがえる。不定期更新でありながら、長年にわたり多くの視聴者に愛され続けているのだ。

 

「ゾゾぶいちゃ」について

名前の通り、YouTubeの人気ホラーチャンネル「ゾゾゾ」にインスパイアされた非公式のワールドシリーズ

作者のセリアさん(@seria254117)は熱心な「ゾゾゾ」のファンであり、「ぜひ(VRで)ゾゾゾごっこしたい!」という衝動から、本シリーズの制作に至ったという。

最大の特徴は、ジャンプスケアや視界ジャック、おばけの出現といった、プレイヤーを驚かせるギミックが一切含まれていない。いわゆるホラーワールドにありがちな、特定条件で自動的に恐怖演出が発動するような仕掛けはなく、プレイヤーが歩きながら想像力で怖さを感じ取る"雰囲気ホラーワールド"となっている。

廃墟内にはピックアップできるアイテムはひとつも存在せず、カギで開けるような扉もない。開かない場所はそのまま開かないままで、無理に開けようとする必要もない。探索を進める上での謎解き要素や進行ギミックが存在しないため、ホラーギミックが苦手な人や、謎解きに自信がない人でも気軽に"肝試し気分"を味わえる設計になっている。

 

ワールド作者からのおことわり

このワールドは架空の創作です。登場する地名・人名・固有名詞・描写など、すべてオリジナルであり、本家「ゾゾゾ」様とは一切関係ございません。

ご利用の際には、本家「ゾゾゾ」様にご迷惑がかからないよう、リスペクトの気持ちを持ってお楽しみいただけますと幸いです。

 

ゾゾぶいちゃの楽しみ方

 

「ゾゾぶいちゃ」シリーズでは、ジャンプスケアや謎解きといったギミックが一切存在せず、クリアやゴールといった明確な目的もない。そのため、自由に肝試しや探検を楽しめる、高い自由度を誇るワールドとなっている。

たとえば、廃墟で歩きながら考察を巡らせたり、フレンドとかくれんぼしたり、カメラを持って"実証実験"をしてみたり・・・さらには、自分なりの怖さの評価をしてみるのも面白い。遊び方はプレイヤー次第、まさに"自由に遊べる雰囲気ホラーワールド"だ。

 

充実なアイテム・ギミック勢ぞろい


「ゾゾぶいちゃ」では、さまざまなアイテムや便利なギミックが用意されている。プレイヤー視点で撮影できるカメラや、はぐれてしまった際に合流できるテレポート機能付きの「ViewTracker」、プレイヤー同士のやり取りに使えるトランシーバー、そして本家「ゾゾゾ」の肝試しでも登場した"アヒルのおもちゃ"まで!ホラーワールドとは思えないほど、遊び心のあるアイテムが充実しているのだ。

各ワールドでは、昼夜や空模様を切り替えるスイッチのほか、BGMの音量を調整できる設定も用意されている。より雰囲気を高めたい場合は、空を夜に設定し、BGMをオンにして探査するのがおすすめだ。ちょっとした工夫で、怖さと没入感がグッと増すだろう。

 

完成度の高い廃墟、こだわりのある表現

 

「ゾゾぶいちゃ」シリーズでは、本家「ゾゾゾ」と同様に、いわくつきの廃墟をテーマにしており、その作り込みは非常に精巧である。外には乱雑に積まれた家電や割れたガラス、赤茶けたサビが浮いた金属、そして不法投棄されたと思われる大量のゴミの山が広がり、内部にはカビの跡が残る畳など、細部に至るまで廃墟のリアリティが追求されている。

その生々しいまでの再現度は、ゾゾゾファンや廃墟マニアもうなるクオリティだ。夜の雰囲気が苦手な人でも、昼間の明るい時間帯でじっくりと探索すれば、怖さを抑えつつ廃墟の魅力を味わえるだろう。

 

2週目以降の楽しみ方


「王葉塚病院」では、一通り探査を終えたプレイヤーでも楽しめるコンテンツが用意されている。そのひとつが「肝試し用のお題ダイス」だ。ダイスを振ることで、指定されたお題に沿って行動するというルールが加わり、二周目以降の遊びにも新鮮な刺激をもたらしてくれる。

ただし、このコンテンツにはネタバレ要素が含まれているため、まずは一通り探査してから挑戦するのがおすすめだ。

 

ゾゾぶいちゃワールド紹介

「ゾゾぶいちゃ」では、現在2作品のワールドが公開されている。それぞれ独自のストーリー設定が用意されており、どちらもリアリティに富んだ濃密な内容となっている。

なお、このシリーズはあくまでもフィクションであり、登場する施設・人物・エピソードはすべてオリジナルで構成されている。

※これらのワールドはPCのみ対応。

 

一作目:謎の廃墟スペシャル 繰間岳アパート

 

ゾゾぶいちゃ 繰間岳アパート

ワールドURL

https://vrchat.com/home/world/wrld_2c1d2ccd-4c2a-4e97-bc57-70ffee7b8544/info

 

一通り回るまでの時間:20分程度

 

■この廃墟について■

島木県津留市にある繰間岳(くるまだけ)の山中に、ひっそりと佇む古びた小さなアパートがある。市街地から数十キロ離れ、まともな道路も整備されていないため、その存在は全国的にはほとんど知られていない。地元ではちょっとした"いわくつき"として名の知れた心霊スポットだという。

なぜこれほど交通の便が悪く、辺鄙な山奥にアパートを建てたのか。そして、どのような経緯で廃墟になったのかーーその詳細は明かされていないが、今でも多くの生活用品や家具などが残されたまま、謎に包まれている。

 

二作目:夏の廃病院 決死の大突撃スペシャル 王葉塚病院


ゾゾぶいちゃ 王葉塚病院

ワールドURL

https://vrchat.com/home/world/wrld_12d6c42d-a249-4ea5-b234-7e1e7812471c/info

 

一通り回るまでの時間:40分程度

 

■この廃墟について■

埼方県あずま市郊外の廃道沿いに、20年以上もひっそりと佇んでいる古びた廃病院。地元の話によれば、この病院は2000年代に経営破綻し、そのまま廃墟となった。地元住民ですら肝試し目的でも近づかないと言われており、「この県の最強最悪の心霊スポット」と恐れられている存在だ。

この病院を知る人の間では、かつてここで行方不明者が出たという噂も囁かれている。真偽は不明だが、なかでも「ハクナさん」と呼ばれる危険な霊が彷徨っているという都市伝説は、今も語り継がれている。

なぜ病院が潰れたのか、そして何があったのかーーその全貌は今なお闇の中。数多くの謎に包まれた、いわくつきの心霊スポットである。

 

所感・レビュー

まずは日中に訪れ、どんなワールドなのかを確かめるため、廃墟探査の感覚で歩いてみた。まだ建物の中に入っていないのにもかかわらず、外には不法投棄された家具や家電が雑然と置かれており、「これは廃墟あるあるの光景だ」と思わずうなずく。中に足を踏み入れると、無造作に積まれたゴミ袋の山、赤錆びた金属部分、カビの跡が目立つ畳など、生々しいほどのリアリティが押し寄せてくる。これぞ「ガチ廃墟だ!」と確信する瞬間だった。

ホラーワールドでありながら、ジャンプスケアや特定条件で発動する仕掛けは一切存在しない。それでも廃墟独特の環境音が、じわじわと恐怖を煽ってくるのが印象的だ。どこからともなく自然音が響いた瞬間、反射的にびくっとしてしまう。あらためて、リアリティを追求した肝試しの面白さとは「仕掛け」ではなく、「自然に生じる怖さ」にあるのだと感じさせられる。

これまでのホラーワールドでは、明確な目的やギミックによって恐怖演出が構成されているものが多く、「ワンパターンで飽きる」と感じるユーザーも少なくない。しかし「ゾゾぶいちゃ」シリーズでは、あえて驚かしの要素を排除し、プレイヤーの自由な楽しみ方を許容する構成になっている。こんなにも珍しく、自由度の高いホラーワールドが存在していたとは正直予想していなかった。

本家「ゾゾゾ」の雰囲気をVRで再現し、ファンが"自分ごと"として体験できるーーそれこそが、このメタバースにおけるホラーワールドの新たな価値なのだ。

 

最後に

今回は本家をインスパイアしたホラーワールド「ゾゾぶいちゃ」を紹介した。

ホラーワールド特有のジャンプスケアや謎解き、明確なゴールといった要素を一切排除した、自由度の高いワールド。ホラーが苦手な人でも、日中の廃墟を探査したり、夜空を切り替えて仲間と肝試しを楽しんだり、アヒルのおもちゃを使って宝探ししたりと、遊び方は多種多様だ。

単なる廃墟探索や肝試しにとどまらず、本家「ゾゾゾ」へのリスペクトを忘れずに、思い思いの楽しみ方で味わってみてほしい。

 

にほんブログ村のランキングに参加中。クリックして応援してね!

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 ネットブログへ にほんブログ村 ネットブログ メタバースへ にほんブログ村 IT技術ブログ XR・VR・AR・MRへ にほんブログ村 ブログブログ 雑記ブログへ