こんにちは。バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)です。
少し薄暗いところですが、竹林の中にある五重の塔の前にいます。
今回は11月20日から27日まで行われている、とあるイベントの会場で取材に来ました。
そのイベントの名前は・・・
「じゃぱんくえすた」!!
「じゃぱんくえすた」とは、Meta Questをはじめとする、Quest単体とPC両対応のためのイベントです。
ソーシャルVRのことを知らない人、初めての人にはまだわからないかもしれないが、QuestとVRChatの素晴らしさを伝えるために、その歴史を説明しよう。
Questは2019年にOculus社が開発されたヘッドマウントディスプレイ(VRマシン)。2020年に後継機・現在のQuest 2が発売され、ユーザーが急激に増えました。2021年にMeta (旧Facebook)社に買収し、社名変更により今のMeta Quest 2に名前が変わりました。
ソーシャルVR・VRChatのQuest版は前モデルのQuestが発売した頃にリリースされました。この当時Quest単体では行く事ができないワールドや使えないアバターが多かったり、イベントが少なかったそうです。
私はPCデスクトップとQuest単体で遊んでいるため、PCVRでイベントに行ったり交流している人を見て羨ましく思いました。ワールド行く時にPC専用に行けなかったり、アバターの表示が別のものしか見えなかったり、コミュニケーションが取りづらく感じていると見受けられました。行動する範囲が限られてしまい、どうすることもできずに辞めてしまった人がいました。
Quest単機ユーザーの悩みを解決するのは「じゃぱんくえすた」。安心して楽しめるように、対応できるアバターの展示や、人気のイベントのブースなどたくさん盛り込まれています。PCのワールドでも引けをとらないクオリティーが高いワールドも魅力的です。
近年はQuest2の台数が爆発的に伸び、ユーザーが急激に増えました。元から単体ユーザーのクリエイターも多くいて、PCとQuestを両対応できるワールドやアバターも増えてきました。
Quest単機ユーザーもPCのユーザーもお互い楽しめるイベントはこれまでにないほど素晴らしいものです。
私にとって「じゃぱんくえすた」はQuestユーザーの希望の光と言っても過言ではないでしょう!
それでは「じゃぱんくえすた」にあるエントランス「神域」のワールドを回っていくぞ!
進むところはここからだろうな?
五重の塔の隣には赤い鳥居がずらっと。ここから先はお稲荷様かな?
ワールドの道中に見かける、不思議な文字に刻まれている黒い石。
神が宿る場所だから何か封印されているものだろうな?
封印された石にふれた後、その中からくえすたちゃんが現れた!
くえすたちゃんは「じゃぱんくえすた」のマスコットキャラ。青と緑のオッドアイをした狐の女の子。声は本物の声優らしいぞ!
狐だからここはお稲荷様があるだろうな。
赤い鳥居と階段を抜けると雅やかなで美しい場所。
お寺や神社といった建物がずらり。
私は周辺を歩いている時に倉庫を発見。
その中に入ると、変わったものが納められているようだ。
よく見ると、「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」、「八咫鏡(やたのかがみ)」、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」がある。日本の神話で知られている「三種の神器」だろうか。このワールドは日本の神話や神社をモチーフにしているようだ。
現実の世界では神社のところでまつっているはずだが、恐れ多いものなのにセキュリティが甘く、この状態で不自然じゃないか。
私は訝しげに思いながら台座を調べ、三種の神器にふれた後、突然台座ごと消えて周りが光出した。
私は悪いことでもしたのかと思い、部屋の周りをキョロキョロ。
周りが赤く光り、その後にオーブのようなものがゆらめいた。
これはQuest単機でも楽しめるパーティクルの装置だった。目の前に大きな石が現れ、自然と砕け散り、元に戻った。
倉庫の中は三種の神器以外変わったところはなかった。調べが終わり、神域内の敷地を歩いた。
抜けた先にはまた赤い鳥居。向こうの小島にある。
現実世界ではなれ小島に鳥居があったことを思い出し、懐かしく感じた。
追記:向こうの洞窟は入る事ができ、神域の隠し要素のキーポイントとなっています。
ワールドを進んでいる途中で石碑を発見。
「じゃぱんくえすた」のポスターで見かけるアバター「てっさくちゃん」のスペシャルカラーを試着することができる。
本家てっさくちゃんのアバターは無料で購入する事ができ、改変や色変更なども可能だ。Questで動作の負担は軽いのでしっかりと対応されている。
施設を回っている最中で猫をかたどった地蔵を発見。
赤いスカーフを巻いたものだけあったが、写真を撮影すると青いスカーフの方も写っていた。
一体、どういう仕掛けになっているんだ?私は1体の猫地蔵とカメラを見比べていた。
追記:この猫地蔵は「じゃぱんくえすた」の隠し要素の一つで、5つのワールドにそれぞれ青猫地蔵がひとつあり、それを全部見つけ、青猫地蔵に記された2桁の数字を小さい順に並べ替え、10桁のパスワードで入力すると、バッジの3Dモデルがプレゼントできた。
この写真は5つのワールドの中で一番難しいものと判明。
最初の時、私が知らないまま、こんなものを見つけるとは思わなかった。神域の青猫地蔵を探す時に苦労した人も結構いるんだな・・・。。
施設の奥の方へ進むと小さな鳥居が見えた。
少し前へ進むと、モヤが晴れ、数倍の大きさのある大鳥居が現れた。
これは蜃気楼か?まぼろしか?
何もない空から美しい幻想が映し出す。
そしてQuestの視界を奪うほどの感動を覚える。
おお、これが神が宿るところなんだ!
スタンドアロン(Quest単機)だけでも見える美しい景色、こんなに素晴らしいものなのか!
私はこれまでに経験した事がないものを目にし、「タシカナメ」から記録を書き出した。
満足した気持ちで、手持ちの薄っぺらいノートパソコンを開き、早速キーを打ち込み、日記をつづった。
絵にも描けない美しさ。
無から有にして、幻想というあり得ないものを自然に創り出す。
ここは「神域」という場所である。
「Japan Questa Entrance -神域-」
— 燕谷古雅@バーチャルブロガー (@Tsubameyakoga) 2022年11月21日
共存する二つの世界。
その中に日本古来の神が宿る場所がある。
竹林の赤い鳥居をくぐった先は雅やかな世界。
Questから視線を奪われるほど美しい幻想が演出する。
※イベントのワールド紹介。#じゃぱんくえすた#VRChat#VRChat_world紹介 #VRChat_quest_world pic.twitter.com/UWioYEi0Cj
公式サイト
じゃぱんくえすた 公式サイト
ワールド情報
Japan Questa Entrance -神域-(Quest対応)
雅やかな日本をモチーフとしたワールド。パーティクルの仕掛けがあったり、三種の神器を見つける宝探しゲームの要素がある。