ツバメヤロク

バーチャルブロガーがメタバース・ソーシャルVR(VRChat、Cluster)の出来事やレビュー・紹介など様々なスタイルで発信するブログ。

【VR日記】ここは何なんだ!?斬新なお化け屋敷「変化屋敷」で様子を見た。

 

やあ、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。

夏らしい時期を迎えていますし、夏らしいワールドに行きたくなるでしょう。暑くなるほどホットでクールな情報もたくさん出て来そうな予感ですし、楽しい記事を書きたくなる意欲が湧きそうだね。・・・ん、背後に何かいるかな?まあ、いいや。

 

今回はclusterで最近出来たお化け屋敷に来たんだ。でも、ここはホラーワールドではなさそうだ。

このワールドは「変化屋敷(へんげやしき)」と呼ばれ、元々ごく普通の人たちが暮らしている民家が突然変化(へんげ)してしまったらしい。ホラーワールドだったら何者かに殺された幽霊が居るとか、入ったらいなくなるとか、秘密に触れられたら消えてしまうとか、そういうタイプのものがあるんじゃないか。でもこのワールドはこれといった要素はないんだ。この屋敷はすごく斬新だと噂があるらしいぞ。それは何故なのか、この屋敷で様子を見に行くことに。何かあったらタシカナメを見てシャッターにおさめてやるぞ!

 

怖さを振り払うように気合を入れ、変化屋敷にあがりこんだ燕谷。その後、燕谷の目の前に得体の知れないものが現れた!

「あっ、何かいるぞ!(パシャ!)」

すかさずカメラのシャッターを切り、撮影した写真を確認した。

 

 

「どれどれ・・・ええ、なんだこれ・・・。」

撮影した写真は想像をつかないほどありえない姿形をした人体のようなものが映った。犬か?犬じゃないな。どう見てもお化けやモンスターと程遠いものだ。

 

 

「・・・〜〜・・・〜〜〜・・・〜〜〜〜・・・。」

「うーん、なんだろう。」

部屋の中に入ってみると、仏壇のようなものに向かってお経を読んでいるようだ。畳の上に歩いて行く途中、生暖かくて柔らかいものに踏まれてしまった。

「・・・ん!?・・・ハッ!エエッ!?」

太くて大きいソーセージが動いているようなものをよくみると、大きなミミズらしき物体だった。背筋が寒くなり、飛び跳ねるようにその場を離れた。

お化け屋敷とは何かと違う、斬新な感覚だ。私はワールドの情報の説明を確認すると、「安全なお化け屋敷ですので安心してご入場ください」と。何かと違う怖さを感じた私は「安心できるか!」と心の中でツッコミを入れたくなる。

モヤモヤした私は屋敷の中を歩き、部屋から人の声がしている感じ、そこをのぞいてみた。

 

 

「ここはキッチンかな。人がいる。」

人と話しているようで、遠くの方から見てもごく普通の人間がいるようだ。部屋を入ってみると、何か違うものを見てしまった。

「なんだこれ、人間?・・・にんげん!?」

見た目の恐ろしさに恐怖を感じた私は目を逸らすように台所を向けた。何か料理しているようだ。その時に目を覆いたくなるようなものをさばいていた。

「うわ・・・なんじゃこりゃ。このワールドはどうなっているんだ。」

 

お化けとは程遠い、お化け屋敷。このワールドはなんの意味があるのか分からず、屋敷の中で探索し続けていると、賑やかそうな声が聞こえて来た。私はその部屋に入ってみるとーー

 

 

「・・・ん、麻雀やっている?」

ぼんやりとした目で楽しく麻雀をやっているような姿に見えたのか、不思議そうに近づいてみると、麻雀をやっている姿では無く、得体の知れないものが雀卓のようなテーブルの上に上がり、ミミズの物体と戯れあっていた。

 

混沌とした恐怖のあまり頭が混乱してしまった。「なんだこれは!」とタローマンのフレーズが脳内で再生され、私はワールドの情報をまた確認するとこんなものが書かれていた。

 

欲、環境、出会いや別れ、心を動かす出来事が、時間をかけて人を変える事があります。

家族の一人が変われば家の中も変化していき

他の家族にも影響が広がっていったり

その家に出入りする者から影響が及ぶ

こともあります。

どうやらこの家は住人や客人が変化

してしまったようです。

 

※ワールド説明文抜粋

 

この家に住んでいるのは元々人間だったのか!私はゾッとするように震え上がった。このワールドは新しいタイプのお化け屋敷か!?怖さのあまり、半狂乱になって階段の上に上がると、とんでもないものを目にしてしまった。

 

 

得体の知れないものに変貌してしまった人が座り、足元をよくみると「私です」と書かれていた紙があった。変化してしまった人は自我まで変わってしまうのか!正気を取り戻し、私は2階に上がるのを辞め、最初に入った入り口まで逃げた。私が逃げている時がぼんやりと感じ、ついに私まで「変化」させられるのか。もう終わりだ。入り口に逃げた記憶があやふやのまま目が覚めてしまった。

 

ああ、何だったんだ。あの屋敷はいつもの恐怖とは一味違う、恐怖のカオスを感じていた。cluster屈指のカオスのワールドである「チキンASMR」と同じ匂いだった。あれは無意味な恐怖のカオスの方で、夢をみた屋敷は意味のある恐怖のカオスだった。

 

このワールドは全く新しい恐怖を体験するワールド。屋敷にいるものは変化した生き物で、襲ったりしない安全なお化け屋敷だ。「考えるな、感じろ」と思いながらもついつい考えてしまうような意味のある恐怖を体験してみるといいだろう。

 

 

ちょっと宣伝ですが、メタバース旅行雑誌「Platform」の第3号に「チキンASMR」のページを私が編集しました。ページをめくると恐怖を感じると好評をいただいています。

 

platform-vr.booth.pm

 

ワールド情報

変化屋敷(cluster)

cluster.mu

ごく普通の民家がお化け屋敷に。ここにはごく普通の人間が突然変化し、変わり果てた姿のままこの屋敷に住み着いている。ただ動き回るものなので襲われたりはしない。

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