どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
ここは「VR宇宙博物館 コスモリア」の入り口にいます。現実にありそうな感じの建物だね。でも、入ってみないとわからないぞ。
私は科学とか宇宙に関するものは詳しくないのですが、バーチャルを通して天文学や宇宙のことがわかるかもしれませんね。
今回は宇宙博物館「コスモリア」に行った時の様子をまとめました。
【新ワールド公開のお知らせ】
— 天文仮想研究所 VSP (@vsp_vrc) 2023年8月18日
天文仮想研究所VSPは「VR宇宙博物館 コスモリア」を9月1日(金)23時頃より、VRChat上に開館いたします。
(続く) pic.twitter.com/mZaJDTjkKH
「VR宇宙博物館 コスモリア」とはVSP天文仮想研究所(以下VSP)が企画した、天文学や宇宙開発などに関する様々な資料が展示されている宇宙の博物館なんだ。バーチャルの世界を通し、宇宙を身近に感じながら楽しく学べるところなんだ。
このワールドはPCのみ対応されており、PC単体のデスクトップモードでも観てまわることができますが、Questといったヘッドマウントディスプレイでパソコンに繋ぐと没入感のあるリッチな体験ができるぞ。ただし、規模が大きいワールドなのでQuest単体やスマートフォンは非対応だから気をつけてね。
コスモリアと関わっているVSP天文仮想研究所とは、2019年に立ち上げたVRで活動する宇宙の同好会(任意団体)なんだ。VRを通して天文学や宇宙開発などに関する活動で興味と関心を持たせたり、天文学や宇宙開発を楽しむことや、「ソーシャルVRと宇宙」をテーマにした研究活動もやっているんだ。
JAXAと関わりが深く、長らく活動している学術系の団体だからこそ、これは期待できそうだ。VRと博物館は大変相性のいいコンテンツだと間違いないでしょう。
では、入ってみましょう。
コスモリアのエントランスにある案内用のタブレット。案内図はこの通り。アイコンをクリックするとその場所にジャンプすることができる。ジョインは複数人はぐれた時にインスタンス内にいる人を選択するとその人の場所へジャンプすることができます。移動する時には大変便利です。
展示ガイドは展示物に近づけるとタブレットに反応し、説明が書かれています。このタブレットは英語も対応されているので、英語話者にも安心して利用できます。
エントランスから中央広場に行くと、アッとびっくり!広々とした空間のど真ん中に地球が浮かび上がっている。下には12星座があしらわれているデザインになっている。
「第1展示室 人類の夜明け」。人類の誕生と行動範囲を広げた技術、宇宙観について紹介。
入り口に入った後、遊園地のアトラクションかと思えるような作りになっている。入った時が興奮してしまいそうだ。
3Dで作られた展示物の数々。VRやメタバースで活動するクリエイターの紹介と応援のために説明の下にはクレジットが書かれています。
中には研究機関などで配布されている権利フリー(CC BY-NC 4.0など)の3Dモデルが多数あります。
いやー、これは立派な博物館だ。現実世界にあってもおかしくないほどの規模だな。現実というより、バーチャルで触れて天文学や宇宙開発を楽しく学べちゃうよな。学生の人にも絶対観てほしいよ。
第1展示室に入っただけで満足するなんて早すぎるかもしれないが、全部ざっくりと観て回ろうかな。そこまで全部だったらネタがバレてしまいそうだよな。
「第2展示室 宇宙開発競争」。宇宙へ旅立つために国家のプライドをかけた月を目指す競争と、日本のロケット開発について紹介。
月へ飛び立ったロケットの歴史について、様々なロケットが展示されている。
そういえば、アポロ11号ってコンピューターの性能がファミコン以下だったよな。昔はそれでよく月に行ったとは驚いたぞ。
途中で月に行った気分になれる場所がある。重力は大変軽く、ジャンプするとふわりと浮かぶ仕掛けになっています。
うわー!ほんとだ、何も身につけていない状態でも良く飛べるぞ!PCVRで体験してみないとわからないが、VR酔いには気をつけてね。
「第3展示室 宇宙の活用」。ヒトが宇宙で生活するための意義とリスク、宇宙ステーションや人工衛星、民間企業の挑戦について紹介されている。
写真にあるスペースシャトルはフォトグラメトリという、写真を複数とって立体化したもので作られたものだ。
宇宙ステーションがVRで再現されている。内部を見てまわることができる。これで宇宙生活をしているシチュエーションが楽しめそうだ。
あっ・・・(察し)例のアレですな。
「第4展示室 宇宙の観測」。遙か遠くにある天体をどうやって調べているのか気になりますね。電磁波の種類と観測装置、宇宙望遠鏡について紹介されているんだ。
「第5展示室 太陽系と惑星」。太陽系の惑星と姿、現在の位置、探査に挑んだ宇宙機について紹介。
この展示室は結構面白いぞ。惑星の地に足をついてジャンプすると重力の違いが分かるんだ。惑星に近づけるとそのテーマの音楽が聞こえるんだって。
「第6展示室 恒星と銀河」。星は命がある。星が生まれてから消えるまでの生涯、星の位置と種類、天の川銀河について紹介。
この写真は星の大きさによる生まれ方の様子を3D動画で説明されているんだ。
なんだこれ?と思う人がいるかもしれませんが、付箋に書かれている暗証番号を入力すると、おまけのような場所が見れますよ。・・・宇宙人?知らない子だなぁ。
「第7展示室 宇宙物理」肉眼でしか目に見えない宇宙の物理。巨大な観測装置での研究と、暗黒物質・ダークエネルギーについて紹介。
宇宙のエネルギーを3Dモデルで表現されているんだ。
目がチカチカになるほど綺麗だ。これはノーベル賞を受賞した研究である、スーパーカミオカンデの施設をVRで再現。
これが一家に一枚宇宙図のポスターだ。ここで読むと大変時間がかかっちゃうな。ポスターやガイドは以下のサイトでダウンロードできるよ。
宇宙図のダウンロード
https://www.nao.ac.jp/study/uchuzu/dl.html
博物館の展示場を全て回ってきたところだし、お土産を買っておこう。なんだ、カットバウムとカットパインしかないな。これはコスモリアのマークをモチーフとしたものだ。アップデートするたびに増えるみたいだね。
「天体観測室/プラネタリウム」。天文ドーム内に大型望遠鏡を設置。ボタンひとつで天体観測室とプラネタリウムが切り替えられる。
ボタンひとつ押すと・・・天体観測室から一瞬、プラネタリウムに!
プラネタリウムの装置は性能が良く、日付や経度・緯度など入力できる。
うわ・・・すごい!本格的だ。現実世界のプラネタリウムと引けを取らないほどだ。タシカナメで捉えられたバーチャル世界の宇宙博物館は現実には実現できないものをバーチャルで作り上げるのが大変素晴らしいものだった。
いやー、楽しかったな。見てまわるのに1時間以上かかったよ。結構見応えのあるワールドでした。
目まぐるしいスピードで進化を遂げるメタバースとソーシャルVR。最近になり、大規模な企業ワールドや遊園地ができるほどのVRChatのPCだけの世界。表現と可能性がどんどんと広げられる時代になりました。天文学と宇宙のことを楽しみながら学ぶ、宇宙博物館コスモリアもそのひとつでしょう。
ソーシャルVRに触れてみたい人でも楽しむことができる「VR宇宙博物館 コスモリア」。まずはデスクトップで触れてみて、PCVRで体験してみると数倍面白くなります。
メタバース・ソーシャルVRで宇宙のことを楽しく勉強してみてはどうですか?
VR宇宙博物館 コスモリア Cosmoria(PCのみ)
天文学や宇宙開発などに関する様々な資料が展示されているバーチャルの宇宙博物館。宇宙を身近に感じながら楽しく学べます。