どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。
秋が終わったばかりですが、スポーツや読書、芸術などやることがまだ終わらないと思う人がいるだろう。特に読書の方はまだ読み足りないと感じているかもしれません。たまにはメタバースの世界で色んな物語を聞くのはどうでしょうか?
・・・というわけで、ソーシャルVRでは古くから開催されている朗読会の「マノンの朗読会」というイベントがあります。
今回はバーチャル朗読家の海崎マノンさん(@manon_umisaki)と、イベントの「マノンの朗読会」を紹介します。
過去にソーシャルVRを通して読書を広めるキャンペーン「VR読書週間2023」にもこのイベントを少し紹介しました。
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海崎マノンさんはVRChatで朗読会のイベントをするバーチャル朗読家。月に2日間、「マノンの朗読会」というイベントを開催している。このイベントは2018年から長く続けている。
この記事を取り上げているのは第50回。記念すべき節目の回であり、朗読を聴く目当てでたくさんの人がイベントに参加されている。
バーチャル朗読家・海崎マノン
イベント開始から5分後、マノンさんが朗読の会場へと誘導し、屋敷の2階に上がってホールに集まった。ホールの座席には高さを調整するギミックがあり、アバターの座る位置を確認した後、ホールの中が暗くなった。
ステージの上にスポットライトの灯りがマノンの方に当たり、静かな雰囲気に包まれた。朗読時にミュートにするなどの注意事項を聞き、そして朗読タイムに入った。
第50回で朗読するお話はハンス・クリスチャン・アンデルセンの「お墓の中の坊や」。童話の中で一番知られているアンデルセン物語の中では珍しい、ハッピーエンド要素のあるお話である。
なぜ物語を選んだ理由は、クリスマスの季節に合わせそれに関連する物語を探しても暗いものばかりで、クリスマスの雰囲気に合わせるようハッピーエンドのあるこの物語に決めたという。
朗読で使われている物語は、著作権が切れたものをインターネットを通して読むことができる青空文庫のものを使用。
左手に赤い本、右手にタクトを持ち、落ち着いた声色で物語を読み上げる。女性や男性、子供、老人など、七色の声で巧みにはっきりと使い分け、物語の世界を引き込むように耳へと入り込む。
リアルの体で立つと疲れてしまうので、椅子に座って朗読を聴く時にリラックスさせるのも良さそうだ。朗読時はミュート状態にし、少しの物音でも気にせずに聴ける。VRだけじゃなく、デスクトップを利用して作業しながら聴くのも良い。VRChatを利用しなくてもYouTubeでライブ配信があるので時間の都合がなくても視聴ができる。
朗読会が終わった後はみんなで集合写真。マノンさんを中心にお屋敷の階段の上で撮影。50回目のイベントが無事に終わった。
マノンさんは朗読で活動だけでなく、趣味でモデリングをやっている。アバターは完全自作で、毎年誕生日の日に衣装が変わり、アバターのデザインを成長したように見える。
一番左の2018年から1年サイクルでフルスクラッチでリメイクを繰り返し、一番右の2023年までこうやって成長してきました🤗#独学でここまで成長したからお前も頑張れ#VRChat pic.twitter.com/fmwFTXwsgu
— 海崎マノン📖11/30・12/1バーチャル朗読会 (@manon_umisaki) 2023年10月18日
ちなみに朗読会のためのお屋敷ワールドもフルスクラッチ(※アセットを除く)で作ったという。
マノンさんが5年間でイベントや配信、ワールドも一人でなんでもこなす力量に驚かされています。
ソーシャルVRの中では5年ほど長く続けられてきた「マノンの朗読会」。七色の声で世界を引き込んでくれる素敵なイベントです。物語や童話が好きな方にはおすすめします。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン/矢崎源九郎訳 「お墓の中の坊や」(青空文庫)
※URLをクリックするとお話の内容を読むことができます。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/59373_70203.html
朗読の動画はこちら。
海崎マノン
VR世界で物語を読み上げるバーチャル朗読家。
左手に赤い本と右手にタクトを持ち、七色の声を巧みに語り、物語の世界に溶け込むように聴き手を魅了させる。
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCLBmgbhphJ60d4fpeK_kckg
X(Twitter)アカウント
マノンの朗読会
バーチャル朗読家の海崎マノンによる朗読会イベント。2日目はYouTubeのライブ配信も視聴できる。
対応プラットフォーム
PCのみ
開催日時
月末の日曜と月曜あたり。2日間開催、2日目はライブ配信あり。
※開催日については「@manon_umisaki」のX(Twitter)をご確認ください。
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