
どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!
ついに始まったな、「バーチャルマーケット2025Winter」。
12月6日から21日まで開催される、世界最大級のVR展示会・・・いわゆる"Vket"だ!
本当は開幕ダッシュで乗り込みたかったんだけど、仕事が立て込んでいてスタートには間に合わなかったんだよ。でもまあ、Vketは走り出しだけが全てじゃない。むしろ落ち着いて回った方が、ブースの細かい仕込みや演出に気づけるから悪くないんだよな。
特に注目したいのは、企業ワールドーーその中でも「パラリアル」シリーズだ。毎回クオリティが高いんだけど、今回はさらに攻めていて驚いたぞ。
しかも今回は、スズキやホンダといった新規参入の企業ブースも加わっていて、企業エリアが一段とにぎやかなんだ。
乗り物好きじゃなくても「おおっ」となるような展示が詰まっていて、テンション上がっちゃうよな。
というわけで今回は、メディア向けの先行体験会で「パラリアル新宿」と「パラリアルシンガポール」の2つの企業ワールドを巡ってみた感想を、いつも通り私目線で綴ってみたぞ。
Vket先行体験会に行ってみた
12月のある日、メディア向けの先行体験会に足を運んでみたんだ。出展しているブースがどんな雰囲気なのか、どれだけ作り込まれているのか、その空気を肌を感じたくてな。今回は本番に備えた"下見"みたいな感覚で取材してきたぞ。
みんなに紹介する前に、自分の目で確かめておきたい。その気持ちで現地を回ってきたわけだ。
パラリアル新宿

パラリアル新宿のマップはこの通りだ。・・・いやぁ、思った以上にブースが多くて驚いたな。見慣れない企業もあれば、「おっ、久々に見たな!」って企業も並んでいて、歩いて回るだけで楽しいぞ。
特に目を引いたのは静岡県勢の強さだ。静岡県、焼津市、浜松市までそろって出展していて、まるで新宿が静岡に制圧されそうな勢いじゃないか。自治体の気合いがすごいな、ほんと。

Vketで単独初出展したPCメーカー「マウスコンピューター」。DAIVシリーズといえばクリエイター向けのオーダーメイドPCで知られているけど、なんとVketを快適に遊ぶための推奨スペックまで紹介されていたぞ。スペックはどれも盛り盛りで、価格も30万前後と、さすがの"本気の機材"って感じだな。

Vket初出展となる「静岡県」のブース。山形県に続いて、全国で2番目の自治体出展になるんじゃないか?沼津の水門をモチーフにした展示で、中では水門を操作できるゲームが遊べるんだよ。最初はリズムゲームかと思ったが、操作が意外と難しくて苦戦したな・・・。

パラリアル新宿といえば、歌舞伎町。
VRでは「カブキ超-1番街(かぶきちょういちばんがい)」として登場していて、まんま"歌舞伎町の門"の再現だよ。その横にはスタジオアルタを模したビルも建っているんだ。スタジオアルタといえば、今年の2月に閉館されたばかりだから、懐かしさが込み上げてきたな。

Vketで忘れちゃいけないのが「Vketリアル」のブースだ。
リアルイベントで登場した"Vketちゃんの着ぐるみ"が、そのままアバター化されていて、試着までできるんだ。ワールド内がVketちゃんだらけになって、なんとも言えない異様な光景だったぞ。でも、着ぐるみを着て歩き回るような感覚で、これはこれで面白かったな。

Vketでは今回が初出展となるスズキ。しかもいきなりシンガポールと新宿の"二刀流"で来たのは驚いたな。パラリアル新宿のブースでは、なんとセニアカーを紹介していたんだ。「なぜVketにセニアカー?」と思ったけど、どうやら"成人した孫が、おじいちゃん・おばあちゃんに安全のために勧めるケースが増えている"という背景があるらしい。なるほど・・・Vketでセニアカーを見る日が来るとは、時代を感じるな。

そして、前回登場して話題になった「Vketラウンジ」がさらにパワーアップしていたぞ!人気お店系イベントの店長・キャストのPOPが飾られていたり、"営業モード"のスイッチを切り替えると、イベントで実際に使われた食べ物・飲み物の3Dモデルが出てくる仕組みになっていたんだ。
「Vketラウンジ」を使ったコラボイベントも多数開催予定だから、気になる人は各イベント公式Xを確認しておくといいぞ。

去年のVketWinterでも出展していた「みすずコーポレーション」のブースも再び登場だ。2月11日は「初午いなりの日」に合わせて、いろんなタイプのいなり寿司が展示されているんだよ。
カニカマでお馴染みのスギヨとか、cluster界隈で知られる岩下の新生姜、もち製品のうさぎもちなどなど、見ているだけで腹が減ってくるラインナップだったな。VRなのに本気で「食べたい・・・」と思ってしまったぞ。

毎回恒例のサントリーのブースも健在だ。今度は"アルコール飲料"を前面に出しているから、年齢認証がいつも以上に厳しめだったな。パラリアルシンガポール側にも関連ブースがあるらしく、こちらも見応え十分だ。
パラリアル新宿全体を通じての感想だが、観光としても面白いし、企業ブースのインパクトがとにかく強い!歌舞伎町の再現度も良かったし、新宿御苑の雰囲気もすごく良かった。何より、モノレールに乗りながら車窓を眺める体験が最高だったな。あれは癖になるぞ。
パラリアルシンガポール

パラリアルシンガポールのマップはこんな感じだ。見慣れた企業も多くて、全体的に"安定感のあるラインナップ"って印象だな。
ブース数は控えめだから、サクッと巡りやすいのもありがたいところだ。

Vketで初出展のアース製薬のブース。
パッと見「モンダミンか!」って分かる作りなんだけど、VRで口の中のモンスターを倒すゲームがあって、これが地味に難しいんだよな。
アース製薬といえば、殺虫剤のイメージが強いけど、うがい薬ならVRChatとの相性も悪くない。「VRChatユーザーもちゃんとうがいしよう!」というメッセージが隠れてるのかもしれないな、これ。

続いてこちらも初出展のホンダ。やっぱりホンダと言えばバイクだよな。
ブースではホンダのバイクでツーリング体験ができるようになっていて、VRChatのバイクコミュニティ「VRCバイク乗り集会」とのコラボイベントも展開されていたんだ。
Vketで企業とコミュニティのコラボが実現したのはこれが初めてらしい。バイク好きにとってはたまらないブースだったな。

毎度お馴染み、パチスロメーカーのUNIVERSAL。
ただし、今回はシンガポールの文化事情もあってか、スロットは無し。
その代わりにウォータースライダーゲームが設置されていて、ポイントを集めると衣装やアイテムがゲットできる仕組みになっていたぞ。
さらに、一緒にダンスできるステージも用意されていて、娯楽性が強いブースという印象だったな。

そして2年ぶりの復活となるシャープのブース。注目は国産初のVRヘッドセット「Xrostella VR1」。
このヘッドセットの一番の特徴は、"装着したまま寝られる"ことだ。つまりV睡特化のVRヘッドセットってことだな。これ、需要ある人にはめちゃくちゃ刺さりそうだよ。しかもこのブースのベッド、V睡を想定して作られたそうだ。
全体としてパラリアルシンガポールの企業ブースはコンパクトながら、内容は濃くて遊びごたえがある。
最後にはマーライオン型の船に乗ってパラリアルシンガポールを一周するライドアトラクションもあって、締めとして最高だったな。景色も良いし、「ああ、旅してるなぁ・・・」って気分になれるぞ。
一般ブースも下見してきた

企業ブースを見て回ったあと、一般ブースのワールドも覗いてみたんだよ。そしたら、なんと一般ブース側にも企業が出展しているって聞いて、ちょっと驚いたぞ。
まずは「Vketマート」。ここでもサントリーが出展しているんだ。
このワールドは買い物ゲームが楽しめるんだ。指定された金額に合わせ"どれだけニアピンで辿り着けるか"が勝負のカギなんだけど、これが地味に難しいんだよな。
ピタッと近づかないと勝てない仕様らしくて、挑戦したけど悔しい結果に終わったよ。

そして個人的にサプライズだったのが「Vketフォーミュラ」。
企業ブースには出ていなかったはずのヤマハ発動機がこっちにまさかの参戦だ。
三輪バイク「ナイケン」をベースにした「ニャイケン」がレースゲームで乗れるんだけど、これがまた走っててめちゃくちゃ楽しい!
これまでVketって、一般ブースにはVRChatのクリエイターやコミュニティの出展が中心だっただろ?そこに企業が並び始めたっていうのは、正直ちょっとした時代の変化を感じる瞬間だったな。
しかも、そのワールドの"テーマ"と企業の内容がちゃんと噛み合っていて、違和感どころか、むしろ自然に馴染んでいるんだよ。
一般ブースに企業が入ってくるのってどうなんだろう?と少し思ったけど、実際にみてみたらかなり良い感じだったぞ。ワールドの雰囲気と企業の遊び方がうまくハマっていて、これはこれでアリだなって思ったよ。
最後に感想
これまで継続している企業のブースは、正直そこまで多くない印象だな。
その代わり、今回は新しく参入した大手企業が一気に増えた感じがあって、どのブースも内容が濃くて"遊べる要素"がしっかり作り込まれていたぞ。
実際に巡っていて思ったけど、1つのワールドだけで1~2時間は軽く溶けるんだよ。「ちょっと見て回るか〜」なんて軽い気持ちで入ると、気づけば深夜だった・・・なんてことになるくらい、密度が高いんだよな。
今回のVketも前回と同じように"コンパクト構成"って印象が強かった。移動もスムーズだし、ワールド設計も動線もよく考えられていて、「これはよく出来てるな・・・!」と何度も感じたよ。
それにしても、Vketの企業ワールドは年々レベルが上がってるな。"見るだけ"じゃなくて"体験できる"仕掛けがどんどん増えていて、遊んでいると本当に時間の感覚が消えていく。これがバーチャルの魅力なんだろう。
だからこそ言いたい。Vketは実際に入って体験してこそ価値がある!文章やスクショじゃ伝わらない"VRの楽しさ"ってのがあるんだよ。
気になっているなら、ぜひ一度足を運んでみてくれ。きっと楽しいぞ!