やあ、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!
以前、私がVR空間で茶道を体験した「VRC茶道部」について書いたけど、今度はイベントではなく、抹茶を作り、茶の湯を体験できる新しいワールドがあるんだ。
創業230年を超える老舗茶舗「福寿園」が、お茶をテーマにした「mataCHA 京・山城ワールド」を公開されたんだよ。
「metaCHA」とはメタバース空間(meta)でお茶の「文化(Culture)」と「健康(Health)」、「快適さ(Amenity)」の三つの英語の頭文字から呼ばれているんだ。
今回は「metaCHA 京・山城ワールド」というワールドでの体験について、私が感じたことや見つけたことをレポートするぞ。
ここは「福寿園CHA遊学パーク」だ。実際あった施設をVR空間で幻想的な要素を加えて再現されている。
後ろには立派な茶畑にあり、向こうには建物も見えている。まさにお茶のテーマパークと言える外観だろう。
向こうには二つの建物。左には茶を巡る旅を記録した書物かある東屋、右には実際の福寿園CHA遊学パークにある「華月庵(かげつあん)」を再現した茶室がある。
東屋にはオリジナルキャラクター「茶づぼちゃん」が座っており、横にはお茶に関するトリビア(うんちく)も学べる。
「茶づぼちゃん」はお茶の妖精。お茶を大切に保管する「茶づぼ」をイメージした衣装をまとっていることから呼ばれている。京・山城の茶畑で生まれ、福寿園CHA遊学パークの茶壺庫で暮らしているという設定。
茶室の部屋である「茶の間」。デスクトップや3点トラッキングの人でも簡単に座ることができる正座、抹茶を作って飲む体験ができるギミックがある。
普通の家庭であった食事やテレビを見る部屋でよく呼ばれていた「茶の間」。江戸時代の御所や武家住宅で茶を建てるための部屋からとったものからきている。
茶の間は人との交流の場として使われており、友人と一緒にお茶を飲む感覚で楽しめる場所として利用されました。
実際に抹茶を作り、飲んでみました。ああ、美味しい。お茶の深みが良く、味わうときにはちょうど良い。
現実には抹茶を飲むことは、あまりない経験ですが、VRで体験し、本格的な抹茶が飲みたくなるだろう。
ワールドの外へ進むと仏様と出会うことができる。仏様の導きの言葉とともに突然ワープする。飛んだ先は・・・
なんと、富士山の山頂まで飛んでいった!
近くには木枠で組み立てられた簡易の茶室、マグマの熱で熱している茶釜のお湯。
ここでも富士山の山頂でご来光を眺めながら、お抹茶をたてて味わうことができる。現実的な要素だけじゃなく、仮想空間ならではの非日常的な体験を楽しめるのは「metaCHA」の面白さだ。
山頂から見下ろした雲海の奥には美しいご来光。ああ、これがアウトドアでお抹茶を味わうのは格別だ。
京・山城の「福寿園CHA遊学パーク」と日本の山・富士山を繋ぐ、日本の文化と幻想を織り交ぜた「metaCHA 京・山城ワールド」。日本の伝統文化のひとつである茶の湯を体験するこのワールドは、お茶の文化を学ぶだけではなく、ヘッドマウントディスプレイでしか味わえない圧倒的な没入感を楽しめるものだろう。
metaCHA - Japanese Tea Experience(PCのみ)
京都の老舗茶屋「福寿園」による、お茶のテーマワールド。フレンドと一緒にお茶会を楽しめます。仏様の導きによって富士山の山頂へワープすることも!?