ツバメヤロク

VRSNS・ソーシャルVR(VRChat、Cluster)のワールド・イベント等のレビュー・紹介など様々なスタイルで発信するブログ。

【アバター】Questやスマホでも気軽に使えるアバター「ケミカルアバター」とは?製作者と利用者インタビュー

 

やあ!バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!

QuestやPICO4を手に入れてVRデビューした人や、AndroidスマホでVRChatを始めた人が増えているけど、Quest対応のアバターを探したり、対応するために軽量化するのが大変だよね。iOS版のベータテストが控えているこのタイミングでちょうど良い話題があるし、最近リニューアルした「ケミカルアバター」を紹介しよう。

名前の通り、研究員ケミカルさん(@chemical_15_VR)が作ったフルスクラッチアバターで、Quest単騎やスマホでも気軽に使えるように提供されているんだ。

今回は「ケミカルアバター」の特徴を詳しく紹介するよ!

 

手軽に使える!ケミカルアバターとは?

 

研究員ケミカル氏が制作したフルスクラッチアバターは、完全フルスクラッチで制作されているため、権利周りがクリアで、個性的かつ可愛らしいデザインが特徴である。見た目だけではなく、使いやすさにもこだわっており、全てがPC&Questのクロスプラットフォーム対応であるため、アバター選びに迷っているQuest単騎やスマートフォンユーザーにも親しみやすい。ほぼ全てのアバターに「Sample」といったウォーターマークがなく、そのまま試着することが出来る。

 

 

アバターの種類が125体以上(2024年6月現在)あり、メカクレや異形頭、獣人、メカなどの特殊なものから、ゴシックやストリート、サイバーなどのジャンルまで豊富に揃っている。男女問わずとっつきやすいデザインとなっている。

 

 

中には「キメラビット」のように、VRChatでパブリックアバターとして正式に採用されたものもあり、ケミカルアバターの軽さと使いやすさが高く評価されていることがわかる。

 

 

無言勢(喋らない、ミュートをしているユーザー)向けの吹き出し付きのアバターも提供されており、エクスプレッションメニューを利用してアバターの横に吹き出しを出すギミックが組み込まれている。

 

ケミカルアバターはBOOTHで頒布されており、無料のものから3,000円までの手頃な価格で提供されている。改変を行う際は、アバターの購入をお勧めする。

このように誰でも手軽に利用しやすいように設計されているのがケミカルアバターの魅力である。

 

スマホでも軽くて安心!ケミカルアバターのワールド

ケミカルアバターワールド

 

125種類以上(2024年6月現在)の完全クリーンなオリジナルアバターが展示されているワールド。制作実績以外展示されているアバターの試着が可能。AからIまでの部屋に分けられており、訪問者がどの部屋にいるかが分かるように設計されている。膨大なアバターが展示されているのにも関わらず、ワールドの容量は軽く、負担を感じさせない。

 

写真提供:Zenmaiさん

 

他にも制作実績として販売されているアバターではなく、ユーザーから依頼されたワンオフ衣装を着たアバターワンオフアバターが展示されている。

 

chemical's shop Quest Avatar Market

 

お洒落なショッピングモールを模したアバターワールド。ショッピングモールをコンセプトにしており、展示されているアバターは全てBOOTHで頒布されているものである。ワールドの容量は約16MBで、非常に軽く設計されており、Quest単体やスマートフォンでも負担を感じさせない。

 

 

各店舗のショーウィンドウに展示されているアバターがあり、近くにはペデスダル(試着ポイント)に触れることでそのアバターを試着することができる。また、アバターの表情のサムネイルも掲示されており、アバター購入の際に参考になる。

 

新ギミック!アバターガチャ

youtu.be

 

ボタンを押すと、研究員ケミカルが制作した100種類以上のアバターの中からランダムで1体出るガチャである。

ガチャで出されるアバターは軽量かつQuest対応であり、初心者やQuest単体ユーザー、スマホユーザーでも扱いやすく設計されている。

 

アバターガチャのアセットはBOOTHで無料配布されている。

chemical15.booth.pm

 

研究員ケミカルさんにインタビュー!

写真提供:研究員ケミカルさん。

 

ケミカルアバターを制作した研究員ケミカルさんにインタビューしました。アバターを作ったきっかけや大変だった点、魅力について答えていただきました。

 

Q:アバターを作ったきっかけはなんですか?

ケミカル:自作ゲームで使う3Dモデルを探していたのですが、気に入ったモデルが手に入らなかったので、3Dモデルを自作したのがきっかけでした。その頃からモバイル向けにゲームを作りたかったので、ローポリ(ポリゴン数が少ないもの)を意識していました

 

Q:アバターを作った時に大変だったことや悩んだことなど教えてください。

ケミカル:数が多いから被らないネーミングを付ける事とUnityバージョンアップによる諸々の対応がしんどいです。

 

Q:あなたにとってケミカルアバターの魅力について教えてください。

ケミカル:デフォルメでカラフルで多種多様で軽量。一癖のあるカワイイですが、不健全ではない。様々な場面で使いやすいかと思います。

 

Q:最後にメッセージをお願いします。

ケミカル:現在アバターはワールドに125体以上あるので、ピッタリな一体が見つかると嬉しいです。「#ケミカルアバター」で使っているスクリーンショットやファンアートをアップロードしていただけるとすっごく喜びます

 

ユーザーにインタビュー!あなたにとってのケミカルアバターとは?

 

ケミカルアバターを利用しているユーザーのお二人にインタビューを行いました。愛情がこもった内容となっていますので、Questおよびスマートフォン対応のアバター選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

Zenmaiさん

写真提供:Zenmaiさん。「ヴェハド」のアバターワンオフ衣装を着せたものを使っているという。

 

Q:あなたにとってのケミカルアバターの魅力を教えてください。

Zenmai:自分はVRChatを始めたとき、Quest2単機で遊んでいたのでクエスト対応のアバターを探していてケミカルアバターワールドにたどり着きました。

VRChatで人気のクエスト対応アバターのデザインはどうしても絵柄が可愛らしかったり美人さんの女の子のアバターが多く、男性アバターまたは非人間の人外アバターが欲しかった自分は、ケミカルアバターワールドを訪れ、展示されているアバター達を見てその数の多さやデフォルメかつ個性の立ったデザインの豊富さが気に入って、その中から特に好きなデザインのヴェハドさんを選んで、以来ずっとVRChatで使い続けています。

ケミカルアバターはなんと言ってもそのキャラ一体一体の個性が光っていて、人間、ケモノ、ロボや人外など様々な種族のアバターが数多くいるので、「ケミカルアバターワールドに行けば必ず自分の癖(好み)のアバターが見つかる」とフレンドさんと話していたこともあります(笑)まだ行ったことの無い方にはぜひケミカルアバターワールドでお気に入りの一体を探してみてほしいですね。

自分はよくDJイベントなどのインスタンス人数が多くなりがちなイベントにも行くのですが、ケミカルアバターのほとんどがパフォーマンスランクがExcellentかGood以下と軽量なので、同じインスタンスにいる他の方へのPCの負荷が軽く迷惑をかけず、人の多いDJイベントなどで偶にある使えるアバターの容量制限が設けられている場所でも気にせずに使えるので重宝しています。

また、ケミカルアバターワールドに展示されているアバターの多くにサンプル表示などの透かしが無く、VRChatを始めた当時、Unityを使えるパソコンを持っていなかった自分にはとても助かっていました。(しばらく無料で使わせてもらっているのも申し訳ないのでアバターの購入はさせてもらっていました。)

ケミカルアバターワールドにある全てのアバターがQuest&スマホ対応されていて、かつ軽量なので、最近増えてきたスマートフォンでVRChatをプレイしている方々にも表示できるので、VRChatを始めたばかりの初心者さんにもオススメしたいですね。

 

Q:アバターのアピール等をお願いします。

Zenmai:VRChatを始める前から「何にでもなれる世界に行くのだから、せっかくだから人間以外の姿になってみたい」と思っていた自分に、初めてケミカルアバターワールドを周っていて見つけたヴェハドさんはドンピシャでした(笑)

もともと異色肌のキャラクターが好きで、黒肌なヴェハドさんのデザインが好みというのもあったのですが、ケミカルアバターのデザインの特徴として、「人外キャラでも見た目が怖いわけではなく、どんなイベントに出しても人に威圧感を与えないような可愛いらしいデザインをしている。かといってその個性や(私個人的に好みな)癖な部分はしっかり残している」所がとても良くて、好きなデザインでどこにでも行けるので気に入っています。

「美形な羊のダークエルフお兄さん」という個性がとても詰まったデザインなのですが、それが違和感なく纏まっていて使っていて楽しいんですよね。よく見ると瞳孔が羊らしく横長になっていたり、目は少し怖いけれど優しそうな笑い方をして可愛らしい部分もあったり、角とエルフ耳に繋げて付けているアクセサリーのデザインなど、細部にケミカルさんのこだわりが見えて、そこもとても好きですね。

実はヴェハドさんを初めて見た時は女の子だと思っていたのですが(笑)男の子だと知ってからは自分が着たかったりヴェハドさんに似合いそうな衣装の案が思い浮かんで、ケミカルさんの他アバターリーディファさんのスーツを拝借して白スーツを着せたり、ケミカルさんにワンオフ衣装の制作依頼をさせてもらって、色々な姿のヴェハドさんを気分やイベントによって使い分けて楽しんでいます。
和装やストリート風なジャケットとキャップなど、元の衣装からけっこう離れたデザインでも似合うので、衣装を考える楽しみもありますね。

ヴェハドさんを使い続けていて一年と半年ほどになりますが、ありがたいことに「自分=ヴェハドさん使いの方」という認識をフレンドさんにして頂く機会が増えて、VRC内での自分のアイデンティティに近いものになっていて嬉しいのですが、あまり自分のイメージが付きすぎるのも申し訳ないと思っていて、自分以外の方の使うヴェハドさんをもっと見たいという気持ちもありますね。
いつかヴェハドさん単体のアバター集会が開かれるくらい使う方が増えていって欲しいですね。
ヴェハドさんは、いいぞ!

 

「ヴェハド」はこちら。

booth.pm

 

jojonalefさん

写真提供:jojonalefさん。こちらは「バロトブラー」のアバターワンオフ衣装を着せたもの。

 

Q:あなたにとってのケミカルアバターの魅力を教えてください

jojonalef:ケミカルさんは現在100体をも超えるアバターを作成し、アバターワールドに展示されておりますが、全てのアバターがユニークであり、唯一無二の個性を持っています

その個性的なキャラクターデザインこそ、ケミカルアバターの魅力だと私は思っております。きっと訪れる方のニーズの何かしらの感性に当てはまると思います。

他にもアバターが全て軽量化されておりクエスト対応しているところや、
改変のし易さなどケミカルさんの技術的な要素も魅力だと思っております。

 

Q:アバターのアピール等をお願いします。

jojonalef:私が使用しているバロトブラーの美しい「青」です。

バロトブラーがきっかけで、「青肌」というジャンルが好きになり、他のアバターを改変するときは青肌に染めるようにしています。
ですが青肌とはただ単に青に染めるだけでは納得がいく改変ができず、
ケミカルさんが作成したバロトブラーのような美しい「青」に染めるのはとても難しいことが分かりました。
完璧で究極のデザインとバランスで成り立っているバロトブラーの「青」を、ぜひケミカルアバターワールドでご覧いただきたいです!

また、ケミカルさんが作成した可愛らしい・格好良いアバターをご覧いただき、自分好みのアバターを見つけていただければと思います!

 

「バロトブラー」はこちら。

booth.pm

 

インタビューにご協力いただいた研究員ケミカルさん、Zenmaiさん、jojonalefさん、ありがとうございました!

 

ケミカルアバター

製作者

@chemical_15_VR

 

販売(BOOTH)

https://chemical15.booth.pm/

 

備考

X(Twitter)のハッシュタグに「#ケミカルアバター」でスクリーンショットやファンアート等を投稿していただけると、ケミカルさんが喜びます。

 

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