バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)です。
一般の人から見たメタバース(ソーシャルVR)で暮らす住民の印象とは何か?それを解決するには正確な資料が必要です。VTuberであり作家のバーチャル美少女ねむ(以下:ねむ)(@nemchan_nel)とマルタ大学の文化研究者リュドミラ・ブレディキナ(以下:ミラ)(@BredikhinaL)の「ソーシャルVRライフスタイル調査」といった、大規模アンケートを行うことで、ソーシャルVRの正確な資料として役に立っています。
そこで今回はねむとミラによるのソーシャルVR(VRSNS)を利用している人を対象にした大規模アンケート調査「ソーシャルVRユーザーのアイデンティティ」が6月24日に始まりました。昨年の「ソーシャルVRライフスタイル調査」で注目度が高かった「ソーシャルVRユーザーのアイデンティティ」を焦点に当てた内容となっています。
この記事では「ソーシャルVRユーザーのアイデンティティ」とは何なのか、簡単な説明とアンケートの目的について教えます。
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【拡散希望】 7/12(金)まで
— バーチャル美少女ねむ/Nem⚡「メタバースでのアイデンティティ」回答受付中 (@nemchan_nel) 2024年6月24日
ソーシャルVRユーザーのアイデンティティの在り方を分析するための定性アンケート調査 #メタバースでのアイデンティティ を実施します。回答時間は10~20分。ぜひ回答と拡散協力をお願いします Nem x Mila
⏬回答お願いします⏬https://t.co/VCj1QSHZZz pic.twitter.com/XdeuSYOaE8
そもそも「アイデンティティ」とは?
広辞苑では、アイデンティティの意味について下記のように記されています。
①人格における存在証明または同一性。ある人が一個の人格として時間的・空間的に一貫して存在している認識をもち、それが他者や共同体からも認められていること。自己同一性。同一性。
②ある人や組織が持っている、他者から区別される独自の性質や特徴。「企業のーを明確にする」
アイデンティティ(同一性)とは、「自分が何者であるのか」を認識し、他者と区別できる状態のことを指します。これは「セルフ・アイデンティティ(自己同一性)」と混同されることが多いです。
わかりやすく説明すると、アイデンティティは、さまざまな個性をもつ他者や社会との関わりにおける「自分らしさ」であり、個人の存在や身分の証明でもあります。よく言えば、自分自身が自分に対して持っている考え方と在り方、他者からも認められる自分自身を表現ができるものと捉えられています。
現実と仮想でのアイデンティティ
メタバースでのアイデンティティとは、物理現実(リアル)の自分と仮想空間(バーチャル)にいるアバターそのものの双方の存在を指します。物理現実の性別や実年齢だけでなく、仮想空間での性別や年齢、さらには人間やロボット、獣、亜人などの種族が含まれます。自分がなりたい姿への動機や物理現実と仮想空間との振る舞い方の違い、仮想の姿が及ぼす影響なども「個人の存在」として扱われています。
このアンケートのねらい
2023年に行われた「ソーシャルVRライフスタイル調査」のレポートを読んだユーザーから、回答の割合だけでなく、結果の背景にある理由や原因を深く掘り下げたいという要望が多く寄せられました。「どうしてそのアバターにしたのか」、「自分が仮想の姿になりたかった動機」、「仮想でのアイデンティティはどうしているのか」など、アバターのアイデンティティに関する詳細な情報をまとめることが、アンケートの目的だと考えられます。定量調査と定性調査の手法を組み合わせ、ソーシャルVRの実態やトレンドを明らかにし、理解を深めるためです。
アンケートのレポートは無償公開する予定で、回答については参加者の個人が特定されないように配慮されています。
最後に
メタバース・ソーシャルVRで役にたつ貴重な資料を作るためにアンケートが欠かせません。ぜひ「メタバースでのアイデンティティ」のアンケートを受けてみてはいかがでしょうか?
詳細につきましては以下のnote記事を参照。
アンケート「メタバースでのアイデンティティ」
開催日時
6月24日(月)〜7月12日(金)
調査対象
VRヘッドマウントディスプレイを用いてソーシャルVR(VRChat、Neos VR、cluster、バーチャルキャストなど)を直近1年以内に5回以上利用したユーザー
回答フォーム
https://forms.gle/YhuCD6Qcb9Ki16PJ8