どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ!
clusterではいろんな演者さんがパフォーマンスするイベントがたくさんあります。その一例としてこんなイベントが開催されました。
MATSURI!!(ドドン)
【12/15開催イベント告知】#cluster に本物のお祭りの熱狂や一体感を!
— きりお@山伏V_修行から帰還 (@kirio0625) 2023年12月4日
MATSURI~お囃子音楽会~ 開催
豪華出演者がcluster、VRChatから集結!
歌、演奏、舞い、おみこし!
DJ演奏パートではみんなでお話しOK
一緒に熱狂の夜を過ごそうぜ!https://t.co/9G9LhonHmw#めたまつり#clusterおみこし pic.twitter.com/7ScbaeXKMk
今回はお祭りでバーチャルの一体感を楽しむためのイベント「MATSURI(まつり)〜お囃子音楽会〜」のレポートです。
バーチャルで活動している現役山伏のきりおさん(@kirio0625)が本物のお祭り縁日をメタバースでやろうとこの企画を立ち上げた。
きりおさんが言う本物のお祭りとは「究極の一体感と繋がり」。どんなに荒々しいものでも全員がひとつになり、どんなに悲しい場所でもみんなが前向きになり、そしてどんな祭りでも幸せになれる。山伏にとっての本物のお祭りの理想像を言語化し、メタバースでイベントを開くことを考えた。
リアルだけじゃなく、VR・メタバースといったバーチャルの世界にもさまざまなイベントでみんながひとつになって縁を結び、メタバースでのイベントとは最高の居場所を提供するもの。
きりおさんが言う「本物のお祭り」の狙いはメタバース空間を通して「究極の一体感と繋がり」を表したい目的で「MATSURI(まつり)」を企画した。
私がこのシャツに袖を通しているのかと、祭りを盛り上げるためにTシャツのデータをダウンロードして着せました。
MATSURIの公式Tシャツは、簡単にアバターを作ることができるアプリ「VRoid」に対応されています。白と黒の2色、3パターンのセットです。
Tシャツのデザインは歩留マリさん(@budo_mari)によって制作しました。
「MATSURI」公式Tシャツのダウンロードはこちら。(BOOTH)
「MATSURI」は歌い手のライブやダンサーのパフォーマンス、DJの演奏といったごく普通の音楽系のイベントだが、このイベントと一味違います。
イベント前夜、演者さんのリハーサルやワールドの最終確認などを済ませ、主催のきりおさんが「MATSURI」を無事に成功を祈るため、10分の間御真言をメタバース空間で行いました。
現役山伏の御真言を聞くのは初めてで、神社やお寺で受けた時と違う雰囲気でした。メタバースの空間でお経やお祈りするといったものは新鮮に感じるだろうと思いました。
MATSURI当日。私はイベントの警備のスタッフとして参加しました。演者さんとスタッフにあいさつし、ステージと入り口の周辺の様子を見てみることに。
clusterではアバターに身につけることができるアクセサリーがあります。黄色の輪っかのようにイベントに役立つロール(役割)のアクセサリーや、おしゃれで身につけるお面など色々あります。私が身につけているものは有料のもので、交換する時に専用のコインが必要です。
イベントを盛り上げるためのアクセサリーもあります。これも有料。イベントのためのアクセサリーを身につけて楽しむのも良いでしょう。
「MATSURI」ではお祭りを楽しむためにお神輿のアバターを利用して会場を回る「お神輿タイム」が設けられています。
イベントが始まった後、いきなりお神輿が登場!会場の火柱を中心に周りながら「わっしょい!わっしょい!」と声をあげた。
イベントのMCは主催のきりおさんと、V医研の法月ロイさん(@HRon1987)。
二人のトークを交え、イベントについての説明をしました。
「MATSURI」は1回きりではなく、月に1回開催する予定。さまざまな演者を呼んで定期的にイベントを行われるという。
最初の演者はうにさん(@UNG_zo1)と黒蜜糖さん(@kuromitsutou7)のユニット「LILI ☽eCo(リリデコ)」。歌う曲は「プラチナ」「バラライカ」「やさしさに包まれたなら」「くるくるぱらそる」。そして最後は全員揃ってニコニコの名曲「レッツゴー!陰陽師」で盛り上がりました。
うにさんがソロで歌う「バラライカ」の最後に耳を疑うようなあのセリフが出た時、ニコニコ古参勢をくすぐられました。clusterの世界で「レッツゴー陰陽師」を聞くのは滅多になかったし、観客も驚きを隠せなかったそうです。
次の演者は和風ロック中心を歌い、パワーボーカルがウリのバーチャルシンガー・都古なつさん(@P_Miyako)。オリジナル曲の「春舞」「然る花火」の2曲を歌った後、気分を変えてMATSURIのTシャツに着替え、T.M.Revolutionの戦国BASARAのテーマ曲2曲歌った。そして最後にオリジナル曲の「百鬼夜行」で場を盛り上げました。
前日のリハーサルで声量が心配になってましたが、ノイズなど感じず、ちょうど良いくらいの声量だったので問題ありませんでした。自慢のパワーボーカルと歌うのに難しいTMRの曲のチョイスがマッチしていたのが良かった。
会場を盛り上げる時にはステージの演出が欠かせない。このワールドは広々とした空間で、激しいパーティクルでも負担が掛かりにくく、容量は軽く設計されています。会場提供者のAKILUXさん(@VRFairyTownship)がライブを盛り上げるためにステージのエフェクトを担当。パーティクルの激しい演出が良かったですね。
AKILUXさん曰く、次回のMATSURIもこのワールドのエフェクトを増やすという。
ライブを盛り上げるダンサーも魅せられました。ソーシャルVRのイベントで活躍した二人のダンサーを招き、場を盛り上げました。
扇子を持って舞うアキさん(@Chapter_san)。
軽やかにダンスをしたり、剣舞で踊るおの(@OnOAliceAlias)さん。
歌が終わりエンディングも終わったところでMATSURIの本編は終了。
最後に来場者と一緒に集合写真を撮りました。
MATSURIの本編が終わった後のアフターはDJのしるば〜さんで30分の間DJライブを行いました。独特のあるテクノの音楽に乗りながら踊るアバターがいたり、スペースで談笑する人たちもいました。
DJライブがおわり、Shizuko Misakiさんによるライブも行いました。クリスマスに合わせた衣装姿で現れ、落ち着いた歌声で酔いしれました。
夜遅くまでのイベントでしたが、十分に楽しめました。トラブルがひとつもなくて良かったと思います。
音楽ライブと一味違う、バーチャル空間でのお祭りはこれまでにないほど最高のイベントです。「MATSURI」のイベントは月に1回定期的に行われるそうで、これからも少しずつ変わるかと思います。
きりおさんが言うお祭りの理想像である「祭りを通して縁を結ぶこと」が実現できたのは良かったです。clusterのイベントでさまざまなご縁があると良いと思いますね。
イベント、お疲れ様でした!