ツバメヤロク

バーチャルブロガーがメタバース・ソーシャルVR(VRChat、Cluster)の出来事やレビュー・紹介など様々なスタイルで発信するブログ。

【雑記】バーチャル世界の世の中、いろんな人がいるんだ。

 

こんばんは。バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)です。

ここは「しおさい街道」という街のワールドにいます。

上の写真のとあるポスターを見て思いつき、記事を書きました。

 

VR世界で各地貼られているポスターはワールドや活動している人イベントなど、いろんな分野で宣伝されている。ポスターはワールドの世界観を引き立つのにも役に立っている。

このポスターはイベントではなく、不定期で行われる人生相談をやっているという。写真に載っている菩薩(ぼさつ)様のアバターインパクトに惹かれ、このポスターを見た時に「VRの世界ってこんなものがあるんだ」と関心を持つようになった。

人生相談に関心を持っているから書こうというわけではない。(むしろ、ゲリラ救済があったら行ってみたいが。)VRの世界観とアバターそのものの存在に関心を持っているから、今回この記事を書いたわけだ。

 

アバターは「アイデンティティのコスプレ」とバーチャル美少女ねむ氏の著書・「メタバース進化論」に書かれている。アイデンティティとは自分は自分であること、自己認識の維持、自分の価値と存在など、「自分そのものの自覚」のことを指している。つまり、自分そのものの記号的な部分を着ていることだろう。

 

 

私のアバターは完全自作(フルスクラッチ)で、衣装は適当に作ったものですが、みんなからは「甲冑(かっちゅう)・鎧(よろい)の人」と呼ばれていた。元々は別垢のアイコンイラストと電脳世界に住まう人を意識して作ったらこうなっちゃったが、それでも気に入って使っている。

そのように、自分のイメージよりアバターそのものが気に入って続けたら、周りの人から見て「使っているアバター=自分である」という認識が出てくるわけ。

自分がなりたいそのものは完璧なものじゃなくても、アバターそのものに魅力に惹かれ、それをまとい、イメージと考えなどを吹き込み、電脳世界に住まう人の「自分」として確立させる。

 

 

アバターが写っているポスターはワールドのイメージ引き立たせている。「敗北居酒屋かがさき」の店内にあちこち貼られているポスターを見て、感動を覚えた。

こんちゃん」という狐耳の子のアバターは音楽活動をやっているんだとか、サキュバスという女の悪魔が経営している飲み屋があるのかなど、異世界にきた感覚を味わっている。「世界一周旅行」という現実世界でよく見かけるものもあり、現実世界でこんなものがあったなと思ったり。ポスターに映る世界観とお店の雰囲気が、現実世界にあるお店の雰囲気と合わさっている。

 

アバターとワールドの世界観のズレがあっても、バーチャルそのものの世界にいるから、いろんな世界を行き来した気分になれるし、気に入った世界とか「これだ!」と決めた世界があったら自分の拠点にしてもいい。自分だけの世界観を作るような感覚になれるからだ。

先程のような菩薩様もそうだし、VR世界に住まう怪人たちやヒーロー、悪魔、天使といったファンタジーなものは「平和的に」生活している。ロボやケモノ、物系だって人外なアバターがいたり、現実世界には普通にいるおじいちゃんやおばあちゃん、赤ちゃんのアバターもいる。

バーチャル世界の世の中、いろんな人がいるんだ。

 

バーチャルはパラレルの世界観のような、何か何でもあるかのような世界。

現実世界から見てはありえないけど、バーチャルの世界は違和感がなく気にせず、普通に暮らしている