ツバメヤロク

ソーシャルVR(VRChat、Cluster)のワールド・イベント等のレビュー・紹介など様々なスタイルで発信するブログ。

【VRChat】伝説のテレビ番組・仮装大賞をVRで実現!「VRC仮想大賞」記憶でレビュー

 

どうも、バーチャルブロガーの燕谷古雅(つばめや こが)だ。

みなさんは「欽ちゃんの仮装大賞」をご存知だろうか?参加者が色んな衣装を着て、大掛かりなパフォーマンスを演出する伝説の番組のことだ。2024年2月12日にはなんと99回目で放送されたんだ。

VRの世界にも、本家の番組を彷彿させる凄い企画がある。それは「VRC仮想大賞」というイベントだ。

このイベントは観客用のインスタンスを設けず、YouTubeの生配信のみで、諸事情によりアーカイブを残すことが出来ないそうだ。だから、今回は動画を見た時の記憶を頼りに「VRC仮想大賞」のレビューをお届けしよう。

 

2月18日追記。YouTubeチャンネル「FM言ノ葉」でアーカイブ配信されました。

ちなみに10日配信時は「ヤタノちゃんねる」で生放送されました。

 

司会と7人の審査員

「VRC仮想大賞」の司会はじむの朔さん(@Books0422)と、がそさん(@gasoko0150)の二人。VRChatの界隈ではよく知られている7人の審査員たちが参加し、その中には様々な仮装を身に纏っていた。特に審査員のNickは無言勢のユーザーで、アバターに仕込まれたものを上手く使い、体を張ってアピールをしていた。この光景はまるで現実世界にある本家の仮装大賞がVRで再現されたかのようで、番組の風景がよく伝わってきます。

 

本家の仮装大賞のリスペクト

「VRC仮想大賞」では、本家の仮装大賞を彷彿させるバニーガール姿のアシスタントたちや、手作りの小道具を使ったパフォーマンスが見どころ。

主催のあるどらさん(@ALDLA14)率いるバニーガールたちも揃っていますが、本人は本家のようなバニーガールをVR空間でやりたかったようです。

トップバッターのaudamanさんは橋のパフォーマンスで肝心のギミックが出せず不発に終わり、その様子は本家の仮装大賞の失敗シーンを思い起こさせました。また、レナス・スケイムさんのサイドテールを使った芸も印象的で、本家の仮装大賞の常連さんを思わせるほど、本家へのリスペクトが感じられるものでした。

 

意外とシビアな評価

「VRC仮想大賞」では普通に「仮装」するのではなく、「仮想」することがコンセプト。アバターに仕込まれたパーティクルや視界をジャックするような、もの凄い演出が見られても、それだけでは合格にはなりません。本家の仮装大賞に近いコンセプトに合わせた演出が必要であり、本家へのリスペクトが評価ポイントとなっています。

本家の仮装大賞に詳しい審査員の中田らりるれろさんは、リスペクトが分かるような評価が印象深く残りました。

 

これぞ、「仮想」大賞!

チーム「心だけ少年探偵団」のパフォーマンスは、まさに「仮想大賞」の本質を的確に表現していました。

野球をテーマにした演出では、VRラッキングを上手く利用して、ボール役の球が飛ぶような演出を実現しました。ボール自体が飛んだだけじゃなく、トラッキングの腰が飛んだと見せられました。この巧みな演出は、審査員からの評価が満点であり、仮想大賞の優勝に輝きました。

彼らはVRでよくあるトラッキングの特性を巧みに活かし、本家の仮装大賞を彷彿させるような演出に成功していました。この演出はまさに「これぞ、『仮想』大賞!」と言える素晴らしい結果でした。

 

何の番組だっけ?

本家の仮装大賞というコンセプトとかけ離れている部分もありました。

笹食いとエージェントSATANのお笑いコンビ「さぬきUDON」は、大かがりな舞台セットにあるタンスを閉まった後、後ろのタンスが出てきたり、頭上にあるタライが落ちたり、最後にはセットごと崩壊するという、ド◯フのコントを思わせる風景が見れました。

「Project V」は走り屋たちの戦いを描く漫画に登場するキャラに扮し、「路上講習のダウンヒラー」という某バラエティ番組の催しものをVRで上手く再現されました。

「さぬきUDON」と「Project V」は両方とも合格しており、同点三位に受賞されました。本当に何の番組なんだろうかと不思議な気持ちですが、これもVRで再現されるということは素晴らしいものでした。

 

最後に感想

子どもの頃から本家の「欽ちゃんの仮装大賞」が好きで、VR空間で再現された「VRC仮想大賞」を見た時は、本当に懐かしく思いました。

あの番組を思い出すような感覚が、VR空間で再現されたこと自体が素晴らしいと思いました。ただパフォーマンスするだけでなく、本家の仮装大賞に対するリスペクトが大事たと感じました。

演者さんのパフォーマンスを見ていると、本家を大事にしているという姿勢が伝わってきます。そうしたリスペクトがあるからこそ、VR空間での再現もより魅力的に感じられる大会になりました。

 

VRC仮想大賞

伝説のテレビ番組を彷彿とさせるイベントがVRで実現。演者による「仮想」のパフォーマンスを競う大会。優勝賞金はAmazonギフト1万円分+α、景品はスポンサーから提供されたもの。

 

司会

 

審査員

 

演者

  • Riria_iris
  • まめつぶタイマー
  • 心だけ少年探偵団
  • ChampagneFox
  • Spooky Girls
  • ぽっちゃま
  • さぬきUDON
  • 月眼(つきのめ)
  • マツゼン組オフィシャルコント部(非公認)
  • いっぱんじん
  • レナス・スケイム
  • ぱーぷるはっぴーましゅまろ
  • オーディン
  • Project V
  • audaman
  • 中田らりるれろ ※飛び入り参加

 

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